再会。そして...
間に合った!変換ミスがあるかもしれません。発見した方は、是非とも教えてください!
無事にウェイク遺跡で、昔のアイテムを手に入れることができた三人は、バンダーへと戻ることにした。
あのカプセルは、失くしたりしないうちに使っておくことになった。なので、鋼鉄丸たちに乗った後、三人共カプセルを使ってみた。
カプセルを使ってから約三十秒後。三人は、その場に倒れた。ただ、意識を失うタイミングのズレはあった。
倒れた数分後に、リアンが目覚めた。その少し後にヒューマとソハンが同時に目覚めた。
ソハン達は、自分が手に入れたアイテムの難しさによって起きるタイミングに違いがあったのだろうという結論を出した。
ちなみに、意識を失っている間三人がどんな感じで、作り方を覚えていたかというと...
リアン曰く、
「料理を教えられている感じだった。」
ヒューマ曰く、
「師匠が出てきて、教えてくれた。」
ソハン曰く、
「若い人とか歳をとった人達が教えてくれた。」
という感じだった。
三人とも作り方は、それぞれが覚えやすい形で記憶の中に溶け込んでいた。
さて、三人は帰り道は何事も無く、バンダーまで帰還をした。
街に着き機体を停めれる宿に向かったのだが、ボルカニカのメンバーと偶然出会ったので、そのまま一緒に街を歩いていた。
「偶然って凄いっすね!ほんと。」
「まぁ...そうだね。」
ソハンと話している少年は、ボルカニカの中でも一番若いメンバーだ。年齢は、ソハンよりも二歳程歳下だ。
「どこに冒険しに行ってたんです?」
ソハンはその言葉で大事な事を思い出した。
「あ!そうだ!ルカナさんに言っておかないと!ルカナさんは、今どこに?」
遺跡ことについてざっと伝えておこうという考えだった。
「ルカナさん...団長なら、多分あそこかな...」
少年に案内された場所は、商店街のような場所だった。その中の一店舗に入って行く。
そこは、まだ営業していない...開業の準備中の店だった。
「団長!ソハンさん達が帰ってきましたよ!」
入るなり、大声で少年がルカナを呼ぶ。すると、奥の方からドタバタ聞こえ、ルカナが飛び出てきた。
「ソハンさん!こないだぶりです!」
「どうも。...お店、開くんですか?」
話をしていると奥から人が何人か出てきた。
「いや...こいつらが、何か安定した商売をしたいって言うものですから、ボルカニカの事前受付所でも開こうかな〜と。」
奥から出てきたのはこないだ、ボコボコにされた賊だった。
そこから、店のシステムや料金の相談にのったり、情報の交換をしたりと色々話をしていた。
ちょうど話が終わり、解散しようとしていたタイミングだった。
「団長ッ!空から何か来るッ!」
ボルカニカのメンバーの一人が、駆け込んできた。
「空だって?まさか...さっき言ってたあの機体か?」
ソハン達がウェイク遺跡に入る前、襲撃を受けた話もバッチリ伝えてある。
「どんな形だった?」
ソハンが、慌てて聞く。
「こう...直方体みたいな形で...六つくらい降ってきています。」
「こないだの奴じゃない...?」
その形は、あの機体の形とは全く違った。
「とりあえず、機体を出せるようにしておかないと...!」
ヒューマが、焦っている。それは、ライツのようにここも襲撃されてしまうのではないかという不安からきていた。
「よし!ボルカニカの機体も全て出すぞ!」
ボルカニカのメンバーと元賊達は、自分達の機体を置いている場所へと向かっていく。
「俺たちも行くぞ!」
そのソハンの言葉に強く頷き、三人も機体を停めた宿に向かう。
飛来してきた物体は、バンダーの街の門があるあたりに突っ込んできた。乱雑に突っ込んできたので、周りの地面はボコボコになり、飛来物もあちこちから火花を散らしていた。
乱暴な着陸から数秒で、物体の側面の一箇所が開いた。
そこから出てきたのは、体のパーツが欠けていたり、何か刺さっていたりするロボット達だった。原型を留めているロボットは、一体もいない。
「あれは...」
宿に向かう途中、三人のいる通りにそのロボットは現れた。
「ウェイク遺跡で見たロボットみたいな奴だな...でも、少しサイズが大きいな...」
ソハンはボソッとそう呟いた。
そのロボット達は、足を引きずりながらゆっくりと近づいて来る。
「ねぇソハン。これ戻ってたら間に合わないんじゃ...」
リアンが不安そうに言う。
次の瞬間、ロボットの一体が禍々しい弾を放ってきた。
「やっば...逃げるぞ!」
ソハンが、大声で周りにいた何人かの人に向かって叫ぶ。
着弾したエリアは、魔力が漂っていた。
ソハン達、三人は宿に向かって走っている。既に街のあちこちで爆発や、火災が起きていた。
後ろからは、何体かのロボットがふらつきながら追って来る。
「こいつらしつこいな!」
宿に無事に着き、急いで機体の準備をする。相手のサイズは、鋼鉄丸の身長の半分くらいだ。
ロボットが宿の目の前まで来た。ソハン達がいる方へとゆっくりと向きを変える。そして、何体かのロボットのうち数体が、あの禍々しい弾を放つ。しかし...
その弾は、弾かれる。シールドファングによって。
「さて...反撃開始だ。」
目の前にいたロボット達は、全てシールドファングによって切り刻まれる。
しかし、惨劇はここからだった。
次回の投稿は、来週の予定です!
PS ...明日は誕生日♪




