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旧・鋼の国    作者: Rafu/
第二章 遺跡探索編
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ウェイク遺跡

 壁が開き現れた通路は、徒歩でしか行けない道だった。そこで、機体の中から事前に用意して置いた道具を取り、すぐに使えるように準備をする。

 ちなみに機体には、盗難防止用の本人認証システムと旧型光学迷彩を起動している。

「よし。罠があるかもしれないから、ゆっくり行こう。」

 ソハンの言葉にコクコクと頷きあい、魔光石を出し罠探知機も起動させ、ゆっくりと通路を進んでいく。一時すると...

「しかし...道が綺麗にしてあるなぁ...」

「だね。不思議な模様も刻まれてるし...」

 通路には、規則的な模様かと思っていたら、全く違う感じの模様が出てきたりと不思議な場所だった。

「しかも、罠探知機に全く反応が無い。」

 ソハンが、手元を見ながら言う。

「案外罠、無いかもよ?」

 ヒューマの言葉に「確かに」と頷きながら、どんどん進む。その間、リアンはずっと黙っていた。



 それから数分後...

「二人があんなこと言うから!」

 リアンが、絶叫しながら走っていた。

「「...ごめんなさぁぁい!」」

 三人は、探知機に反応があった瞬間に起動した罠に追いかけられていた。その罠は、古代の魔導システムで動いており、解除がなかなかできないものだった。その罠は、巨大な岩が転がってくる罠だ。さらに、ボールの中から色々な刃物が飛び出て引っ込んで行くという恐ろしいボールだ。

「前方に小部屋らしき場所が!」

 ヒューマが叫ぶ。

「そこ入ろう!」

「待て!一応チェックしてから...」

「「そんな時間無い!」」

 ソハンの提案は、あっさりと切り捨てられた。

 そして、その部屋に入り込む。ソハンはすぐに罠探知機を確認した。

「ここに罠は無い。」

 三人は、はぁーとため息をつき座り込んだ。

「一旦休憩ー......」

「...リアン?」

「寝てる。ソハンも休んだら?」

「そうだな...ちょっと寝る。」

「はい。」

 ソハンは眠りについた。




 一時間後。

「ソハン〜起きて〜」

 リアンが完全回復していた。ソハンはまだ眠いが、リアンが凄くゆさゆさしてくるので、渋々起きた。

「ん...どうした?」

「あ、起きた。よし行こう!」

 テンションが、上がっていっている。またすぐに疲れたりしないだろうか?と思いながら、出発の準備をする。

 先ほどの罠は、なぜか入口側から転がって来たので、あの罠のおかげでかなり進んでいる。それどころか、小部屋を出て進むべき方向を照らして見ると...

「なんか目の前に扉があるんだけど...」

「コレも罠か...?」

 ソハンが罠探知機をかざす。

「反応なし。」

「開けてみよう!」

 リアンが、思いっきり扉を開け放った。中には、一体何があるのだろうか?ワクワクしていた。




 開け放つと同時に...

『ようこそ!』

 唐突な音声。女の人の声だ。

『ここは、ウェイク遺跡。ここまでの道のり何も無かったでしょう?あ、石ころがあったくらい?』

 ソハン達は思った。石ころ...?と。

『あの石ころを攻略したあなた達には...この中から好きなものを一人一個ずつ持っていっていいわ!』

 唐突な説明。しかも大雑把。石ころ?を攻略できたのはあそこに小部屋が用意されていたからで...何か特別なことをしたわけでは無い。

 声が消えると同時に、部屋の中が明るくなった。そして規則的に並べられた大量の何か。

『コレは全て過去の遺物。今の技術では再現できないもの。好きなものを一つ選んでいいけど...それを使いこなせるようになってもらわないと困るわ。そうじゃ無いと宝の持ち腐れ...でしょ?だから、好きなものを選んだら、使いこなせるようにそれに見合った試練を与えるから...頑張ってね。』

 どうやら、すごく面倒くさい場所についてしまったようだ。




 ソハン達は、今一人一人自分の好きなアイテムを探している。ソハンは、収納箱的なものを探していた。

「コレは?」

『敵を中から爆発させるアイテム。』

 アイテムは、一つ一つちゃんと説明が付いていた。アイテムを指差しながら、質問すれば自動で答えが返ってくる。

 ソハンは、今、収納箱に近いものが置いてあるというエリアに来ている。欲しいものの内容を言えば、それに近いエリアまで案内してくれた。

「これは?」

『物を収納するアイテム。』

「...それじゃあこれで。」

 次の瞬間、ソハンが消えた。




 リアンは、特に欲しいものは無かったが、一つ外見が気になるアイテムがあった。

「...ねぇ。これって...」

 それは、日本人でありアニメ好きでもあった鏡香からすれば、見覚えのあるアイテムだった。

『任意の場所にテレポートするアイテム。』

「えっと...これでお願い。」

 リアンも消えた。




 ヒューマも、特に欲しいものは無かった。ただ片っ端から、見て回っていた。

「これは?」

『付けたら物をすり抜けられるアイテム。』

「へぇ...これにしよう。」

 ヒューマも消えた。




『さぁ始めよっか!』

 誰もいなくなった部屋に、開始の合図が木霊する。

『鋼の国』に登場しているアイテムの元ネタ集。


ドラえもんの四次元ポケット

トランスフォーマーのスペースブリッジ

トランスフォーマープライムのすり抜けるアイテム

トランスフォーマープライムのオプティマスの武装

鉄血のオルフェンズのパイルバンカー

初代ガンダムからガンタンク

映画バトルシップの敵の武装

ガンダム00Fからアブルホール

以上元ネタでした。


次回から一話ずつ試練を書いていきます!ではまた来週〜

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