表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
旧・鋼の国    作者: Rafu/
第二章 遺跡探索編
18/37

遺跡の中

今日の話...内容薄いかも...

  「空中ッ‼︎なんで空から...」次の瞬間、空から奇襲してきた機体から筒状のものが発射され、鋼鉄丸と紅蓮丸は爆撃を受けた。

  その爆発は、鋼鉄丸の魔導弾にも匹敵する威力だった。鋼鉄丸と紅蓮丸は、空からの奇襲に何も出来ずに、あっさりとやられてしまったように見えた。実際、爆撃を仕掛けた側もそう思っていた。しかし...

「そう簡単には、やられたりしないの!」リアンの咄嗟の判断で展開されたシールドファングが、鋼鉄丸と紅蓮丸を最低限の範囲で防御していた。

『今のうちに入るよ!』ヒューマが叫んだ。爆発の煙に紛れて二機は、遺跡の入り口に入っていった。それを追うようにリアンの操縦するシールドファングも入っていった。シールドファングの最後の一機を入れた瞬間、扉が開いた時と比べ物にならない速度で閉まった。

 

  閉まった扉の前に爆撃を仕掛けた機体が降りて来る。パイロットが出てきて何かを確認した後、無線で何処かへ連絡を入れる。そのパイロットが着ていた服には、紋章が縫い付けてあった。それと同じ紋章が機体にも数カ所刻まれていた。......そして、返信を少し待った後飛び去って行った。



  ソハン達は暗闇の中にいた。

「暗いな...」

「うん...さっきのアレは何だったんだろ...」

「まぁ...今は置いておこう。こっちに集中しないと。」

『あ、魔光石を出して灯りにしよう。う〜......機体に傷がたくさん付いてる...』この後の整備のことを考えてヒューマが嘆いている。

  機体の外に組み込んだ魔光石に、魔導核から魔力を注ぎ込む。一定量に達すると一直線に光が伸びて、数メートル先まではっきりと見えるようになった。

「よし。機体で行けるところまで行こう。」機体の出力を通常の半分に設定して、前に進む。周りは、ゴツゴツとした岩に囲まれている通路だ。そして何故か地面だけがきちんと整備をしてある。

「...走りにくいと思ってたけど...」

『うん。めっちゃ綺麗な道だね...』

  とてもスムーズに機体は前に進んで行った。

  走ること、一時間弱。突然通路がひらけた場所に変わった。

「広いな...」そこは円形状に広がった、とても大きな場所だった。天井もドーム状でとても大きい。

「あれ?行き止まりなんじゃないかな...ここ。」リアンが気付く。

『あ。ほんとだ。通路が見当たらないね...』魔光石で照らせる範囲で照らしても通路らしき部分は見つからない。

  その場所のサイズは、機体でも容易に入れる場所だったので、ちょうど中心に当たるところまで機体で入り込む。

「一旦、降りて壁沿いに歩いてみるか?そしたら何か分かるかも。」

『それだったら、機体を壁際に寄せてぐるっと回った方がいいんじゃない?』

「じゃあ、そうするか。」

  機体を壁際寄せ、ゆっくり走らせる。

「何も無いね〜」

「何も無い。」もう少しで、一周してしまう。何も無いのか...諦め掛けていた時だった。やはりこういうのはリアンが気付く。

「ねぇ。あそこの壁、一ヶ所だけ傷がついてる...」周りの壁は、綺麗に磨かれ美しい絵が描いてあるのだが...

「たしかに...あそこだけ、横線がいっぱいついてるな...」

  その部分に機体を近づけて、降りる。長方形の形をした切れ目があった。

「こんなところに...」わりかし入口の近くにあったことにヒューマが、さっきのぐるっと一周したのは何だったのかとため息をつく。

  傷が付いている壁のあたりをペタペタ触っていく。

「あっ!ここに取っ手が...」ソハンが取っ手を見つけて、それを引いた。

  取っ手を引いた直後、横に扉がスライドし、新たな通路が現れた。

「もしかしてこれ以上開かないのかな...」ヒューマがボソッと言った。

「みたいだね...」ここから先は、やはり徒歩のようだった。

投稿する曜日を毎週末にします。土曜日か日曜日のどちらかに投稿をしようと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ