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旧・鋼の国    作者: Rafu/
第二章 遺跡探索編
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光の道

飛行機の中で書きましたので、誤字脱字が多いかもしれません。

  ソハン達は鋼鉄丸、紅蓮丸の整備を終え、別の準備に入っていた。携帯用の武器の入手だ。

  遺跡では、もしかしたら鋼鉄丸や紅蓮丸で入れないような部分が存在しているかもしれない。徒歩での移動に備えて、携帯食料と軽量で頑丈なカバンを買っておく。携帯用の武器には、ハンドガンと呼ばれる銃器とその弾丸を少し多めに買っておいた。他にも、危ないところにピッタリという売り文句の、罠発見器や、ハイテクな暗視ゴーグルなどを買った。そして、一日と少したち、準備万端になったので街の出口へと行く。このバンダーの街は、他の街では必ずある検問所が無い。検問所を建設して、他の街にあるような検知器を設置しても、持ち込むものの半分が近くの鉱山からの鉱石だったりする。なので、仮に設置しても、ほとんどが引っ掛かる。ちなみに犯罪率は、とんでもなく低い。街のあちこちに火気厳禁エリアがある。殺人や盗みを行なっても、高級で希少なキセン鉱という豆粒のような鉱物に、魔力を事件のことを考えながら、注ぎ込むと犯人のビジョンが浮かび上がる。バレないように、殺人をする前にキセン鉱を盗もうとして捕まる人が犯罪率のほとんどを占めている。そんなバンダーの外に出る。

  バンダー平原を、ぐるっと走りそのまま海がある方向へと機体を走らせる。ここからだと一時間もしないうちに海が見えてくるはずだ。

「ヒューマが調べた情報だと、夕方あたりまで待たないとダメだ。しかしなぁ...夕方まで結構時間があるからな。」今、太陽はちょうどてっぺん辺りだ。

「いいんじゃない?ゆっくり行こうよ。」リアンが、あくびしながらそう言った。

『リアンに賛成!』ヒューマが言う。

  そういうわけで、いい天気の中、ノンビリとトロトロと走る。ノンビリ行くこと、数時間。海が見えてきた。

「よし。くの字の部分、探すぞ!」機体をあっちに。あれ?崖だ。今度はこっちに。あれ?こっちも崖だ。んん?

「「「どこ⁉︎」」」三人が同時に叫んだ。



「もしかすると...別のとこの海?」

「え?嘘でしょ。」

『ありえる......ん?』何かに気がついたヒューマ。

『ここってさ...もしかして海の底なんじゃ...地面が...』下を見ると、砂浜が。内陸から扇状に広がっている。さっき見つけた崖も同様に。すると...

「何の音?」ザザァ〜と海の方向から聞こえてくる。

「何の音だろ?」内陸にずっと住んでいたので、すぐには分からなかった三人。

「あれ?なんか水が凄い勢いで...たくさん...」リアンが、音の発生源を見つける。それは、海水が勢いよく流れ込んでくる音だった。

『急いで!海水に浸かると機体がダメになっちゃう!』ヒューマの言葉にハッとなり、急いでその場から逃げる鋼鉄丸。紅蓮丸も、真っ直ぐに全速で走る。逃げ続け、崖が途切れ坂道のようになっている部分へと入る。そのまま、崖の上に行き、さっきまでいた部分を見る。

「くの字だ...」

「くの字だね...」二人がボソッと言う。

「「「なんだ...こういうことか...」」」


  そこには、海水が荒れ狂う海へとなった部分が。そして、くの字になった海が現れた。夕方まで、あと一時間程度しかない。

「急ぐぞ!くの字の根元まで行こう!」ソハンの言葉にハッとなり、全速で根元まで向かう。


  三十分くらいで根元までたどり着いた。太陽が地平線へとゆっくり向かって行く。

「もうすぐだ。」太陽が地平線に触れた瞬間、地平線が波打った。そして、ゆっくりと太陽から光が走って来る。くの字の根元まで来ると今度は崖沿いに走って行く。崖の先端まで行くと、光がドクンッドクンッと輝き始め、地中から巨大な箱が生えてきた。その箱が開いた。

「すごい綺麗だった...」

「そうだな...」

『二人共!早く入ろう!閉まるかもよ!』

  ヒューマに急かされ、ハッとなった二人。機体ごと入れそうな箱だったので、機体ごと入る。...入ろうとしたその瞬間だった。

  機体の警報機が急速接近中の機体を捕捉する。しかも...

「空中ッ‼︎なんで空から...」



  次の瞬間、鋼鉄丸と紅蓮丸は爆撃を受けた。

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