新兵器
遂に...ロボット出すならこれ出さなきゃ!ってのが出ます。ロマンが...
『はっ!護衛の奴らは少し厄介だが、残りの二機は行けるぜ!』
『いや...手前の奴は気をつけろ!さっきの攻撃がまた来るかもしれねぇ!』
『そんじゃあ...後ろに赤いのからやってやる...ッ⁉︎』戦闘開始早々、通信ダダ漏れの会話で、紅蓮丸が狙われた。しかし...紅蓮丸の装甲の一部が開き、魔導砲改が飛びだした。
「吹っ飛べ!」轟音とともに、敵機へと放たれた弾は、一直線に飛び直撃。
『コイツら...どっちとも厄介じゃねぇか!いや...待て!』
攻撃をした直後、紅蓮丸の装甲が半分に割れた。さらに、細かいパーツに分かれた。この六年間で完成した新たな機構だ。しかも...
『何でだ...コイツは、移動用じゃないのか?』戦闘用では、必ず頭部がくっついている。これは、戦闘をしやすくするためだ。しかし、移動用は頭部をつけない、その代わりに、カメラが機体にいくつか埋め込んである。
賊は、紅蓮丸の武装を移動用がよくつける物だと思っていた。しかし、装甲が開き中から、移動用には無いはずの頭部が露出したものだから賊が焦るのも当然だ。
『ちょっと特殊だからって、調子乗るんじゃねぇ!』ガキン!
ヒューマの弾が直撃した。紅蓮丸は、素早い動きで敵の背後をつき、攻撃をしている。
『このッ野郎がッ』と、紅蓮丸が距離をとった。
「もう終わり!」魔導砲改が、紅く輝いた。そこから放たれた弾は、敵の装甲をあっさり破り、中で爆発した。ソハンサイド残り一機。しかし、その一機が強かった。
「あの機体...やたらと速いし、攻撃手段も多い...戦闘用だから当然かもしれないけれど...」
「ソハン!」敵はメイスのようなもので叩いてくる敵だった。メイスの攻撃を、左右に一本ずつ付いているアームと盾で防ぐ。これは、普段魔導砲を内蔵するときに使っている部分を改造したものだ。
そしてさらに、アームの付け根から新たな武器を出す。これも少し短めのアームの先に付けられた武器で、ガドリングという実弾兵器だ。これは、六年間の冒険の中立ち寄った店で中古装備として販売されていたものだ。
ガドリングが乱射される。ガキキンッと嫌な音が響く。メイスを機体に固定させるための器具へと弾が集中する。十秒くらいすると、メイスが外れて落ちた。そのままガドリングは操縦席があろう部分へと弾を集中させる。しかし、後退し避けてしまう。
メイスの次は、ハンマーのようなものが出てくる。今度も、同じような手で弾き飛ばす。
「あぁ!じれったいなぁ!アレ撃っちゃうよ⁉︎もう!」
「ん〜タイミング合わせて。撃っていいから。」
『ちょ、ソハンさん⁈アレまた撃つんですか?』
「違う違う、魔導弾じゃないですよ!ちょっと見ててください。」この武装は、ある街で整備をしていた時に「男ならこの武器を積め!」と勧められたのをリアンが、いいね!と言って付けた武装だ。
敵に対して一直線になるように機体を操縦する。そして...
「リアン!今だ!」リアンが魔導弾のスイッチの一個上のスイッチをポチッとする。魔導砲が入っている側の装甲が一箇所開き、そこから『パイルバンカー』と呼ばれる凶悪な杭が魔力依存で撃ち出される。
撃ち出された杭は、敵の機体を貫通した。敵の機体には、大穴がぽっかりと空いている。
「こっちは終わりだな。ルカナさん!終わったよ。」少ししてから、
『ええ...こちらも終わりましたよ。けっこうギリギリでしたけど...何ですか最後の武器は...カッコいいじゃないですか!』ルカナさんは、どうやらパイルバンカーの虜になってしまったようだ。そんなにかっこいいのだろうかとソハンは疑問に思ってしまった。
その後、無事に街に入ったソハン達は、賊に襲われなかったか?と聞かれたが、倒したと言うと、街の人々は大喜びしていた。何でも、賊のせいで街に人があまりこなくなっていたという。
その日は、街の久し振りの来客ということもあって、お祭り騒ぎだった。
「賊のせいで影響が出ていたとは知らなかった。」宿の部屋で一人だけ残っていたソハンがポツリと呟いた。
「でもよかったよ!」リアンは、街の人々と踊ったり歌ったりして疲れたらしく、部屋に戻ってきていた。
「ここからだね。」
「遺跡までどれくらいかなぁ...楽しみだね!」
いよいよ遺跡冒険が始まる。まさか、あんな大事件が起きようとは、誰も考えてはなかった。




