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旧・鋼の国    作者: Rafu/
第二章 遺跡探索編
11/37

新たな冒険

時間軸を結構飛ばしました。

  人生で初めての戦闘に参加し、勝利を見事におさめてから、約六年後。ソハンたちは計画通り隣の大陸に渡っていた。


  「ソハン〜!」ヒューマがいつになく元気な声をあげて帰ってきた。あれから、三人でずっと一緒に旅をしている。もし、母親が見れば「大きくなったねぇ...」とか言いそうなくらい成長していた。この六年間は、一つの国を拠点にしあっちこっちの街に行って冒険をしていた。ここ一ヶ月は、久しぶりに国の中でゆっくりと休みをとっていた。

  ヒューマとリアンは、二人でどこかへと走って行き、自分は鋼鉄丸二式と紅蓮丸の整備をしていた。ちなみに紅蓮丸は、武装丸出しだったので、カモフラージュのために装甲を被せて、コンテナを載せている。鋼鉄丸二式は、コンテナを外してあの武装をつけているので、コンテナは超小型のものをつけている。もう少し機体を軽くさせたいというのが自分とヒューマの考えだった。


 しかし、今日ヒューマとリアンが持って帰ってきた情報(噂?)は、とんでもなく欲しいと思えるアイテムだった。それは...

「は?無限に物を収納できるアイテム?なんじゃこりゃ。今の自分たちに必要すぎるものじゃんか。」アイテムに名前は...ついていない。なんでも古い遺跡から最近よく出土しているということだ。

「古い遺跡って...何?」リアンが聞いてきた。

「んー昔の大戦時代の建物とか、それより前の物とか、かな?ヒューマ、コレ...まだ出てない分あると思うか?」

「遠くの遺跡とかはまだ手付かずだと思うの。もしくは、伝承だけで未発見の遺跡とか...まぁないと思うけどね...」

「次の冒険の時に、ついでで探してみるか...」一週間後に、出発することになった。それまでに、必要なものを全て買い揃えることになった。滅多に使わない金も大型兵器討伐計画の時に山のように手に入れていた。そのおかげで、大量にものを買っても問題ないのだ。

 

  ソハンは、保存食と調理器具を。ヒューマとリアンは、旅用の服と予備パーツをなるべく多く。色々買って詰め込んで行くうち、六日が立っていた。

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