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『ハンドメイド』  作者: ノラ*ノア
2/6

【過去】

秋華 紫 お嬢様の、過去の出来事。。。

人間とは何て不思議な生き物なのでしょう。

お金持ちのお嬢様その実体はただの箱入り娘じゃない。

初めて解決した事件それは彼女がまだ10歳の時だ…

彼女の両親はよく仕事で家にいなかった代わりに彼女と遊んでくれたり面倒を見てくれたのは召し使いたちと母親の弟夫婦だ。夫は刑事、嫁は弁護士で色々な簡単な事件などをいつも聞いていた。


ある日夜遅くに喉が渇きキッチンへ向かう紫、キッチンの扉から少し光が漏れているのに気付いた。

誰かいるのかと扉にソッと耳を澄ました。すると弟夫婦が話しているのが聞こえた内容はもちろんなんらかの事件。だが今回のは幼い紫が聞くべきじゃない内容だった。

きっと二人は簡単な謎解きみたいな感じで紫と一緒に話していたのだろう。紫は喉が渇いていた事など忘れて扉の近くで体育座りしながら事件内容をずっと聞いていた。


二人が詳細まで全て話し合っても解決出来ずに悩んでいたその瞬間紫が立ち上がりキッチンのドアを開ける。


「…?!紫ちゃん…?どうしたの…??」


突然真夜中に紫が来て驚いている二人。


スタスタと二人が話し合っていた机に向かい机の上に置かれた資料の一文を指差し言う。


「この文章明らかにおかしい…これは絶対にありえないのに…信じる意味…わかんない…」


「え…?」


突然入って来た紫がおかしいと指摘する。その光景に二人はあっけらかんと少し固まってしまう。


「あああああ!!そう言うことか!」

「あ!!そう言うことね…!!」


数秒が経過しようやく口を広げる二人は同時にほぼ同じセリフを口にする。

そんな光景をみてとても楽しそうに笑う紫


「あはは!同じこと言ってるーー!」


「ありがとう紫ちゃん!やっと事件解決出来たわ!なんでこんな簡単なことに気付かなかったのかしら…!」


「あぁ…全く持ってそのとうりだ…!紫ちゃん本当ありがとう…!」


紫はこの時胸の高鳴りを初めて感じた。自分で喜んでくれる人がいる。自分の発言でこんなにも感謝してくれる人がいる…そう初めて自覚した。


「ね、ねぇ…他にも何かこう言うの…ない…ですか…?」


少し照れ臭そうに何故か敬語になりながら二人に問いかける。


「え?紫ちゃん手伝ってくれるの?ありがとー!でも今日は今の事件が最後なの…今度また分からないことがあったら聞きに来てみるわ!」


「それにしても助かったよ。今度もお願いしていいかい?」


とても満足そうに答える二人

その幸せそうな顔にニッコリと笑い


「うんっ!」


っと最高の笑顔で誰もが愛おしくなるような無邪気さで言う紫。


その一週間後くらいに二人から手伝って欲しいと言われ話を聞いていた。

その事件も最もたやすく解決する紫。

そんな紫を見て二人はよく紫に仕事を手伝ってもらうように頼んでいた。


そうして3年ほどの月日が流れた。

もう200件以上の事件を解決して来た紫、今では日常的に紫と仕事をするのが当たり前になっていた。

今日もまた二人は紫と事件を解決しありがとうと感謝をしていた。


その帰り道、奥さんが違和感を感じる。

「ね、ねぇ…私達だけで解決した事件って最近は何があったかしら……?」


「え?んー?覚えてないなぁ…まぁいいじゃないか。紫ちゃんに全て任せれば…!」


夫のその言葉を聞いて違和感の正体に気がつく、今までやって来た物をもう自分からやろうと思わなくなっていた夫の姿に絶望した。


「…で……?」


「ん??」


「なんで……?」


「は?何がだよ??」


「あなたはそんな人じゃなかったはずじゃない…!あなたは自分から事件を解決して全てを丸く収めて

かっこよくて、優しくて

自信に溢れていたじゃない…!それなのにどうしてもう自分から何もやろうと思わないの…?!」


「はぁ?いやだって紫ちゃんがいるし……」


「……」


「とりあえず帰ろう?な?」


その日は普通に家に帰宅した。

だが日に日に妻が鬱になっていった。もう3ヶ月くらいになった。

俺も、もう紫ちゃんに頼るのはよくないと思い自分達だけで解決しようとするが全く頭が回らない。

俺たちは今まで積み上げて来た苦労、努力、それら全てを壊してしまっている事に気付いた。

だがそれを取り戻すにはもう遅すぎたらしい。妻が部屋から出てこなくなった。真っ暗な部屋の隅で何かをブツブツと言っている。最近ではほとんど会話をしなくなっていた。


そんなある日妻が部屋から出て来た。


「…!おはよう!どうだ?今日はどこかに出かけないか??」


っと俺は必死に外に出ようと誘う。

妻は髪がボサボサで腕に引っかき傷がついて爪がボロボロだった。

その目を覗き込んだ、そこに感情と言う光が見えなかった…


「外…?いいわね…行きましょう?」


ほとんど放心状態の妻、だが俺はそんな妻でも言葉を交わしてくれる事がとても嬉しかった。


「あぁ!行こう!どこか行きたい場所とかあるか?俺は久しぶりにピクニックにでも行きたいと思うんだが…?」


「…紫ちゃんの所に行きたい…」


妻がそう言った瞬間俺の脳内は一時停止した。

妻がこうなった原因は元々、俺が紫ちゃんに頼りすぎたからだ…それなのにその張本人に会いたいなんて…嫌な予感しかしない。だが…俺は思う、きっと妻が紫ちゃんに会う事で何かが変わるのではないかと…だから俺はこう言う


「あぁ…そうだな!久しぶりに会いに行くか…!」


この時俺は何故妻を紫ちゃんに合わせてしまったのだろう…?

こんな事をしなければよかったって…後悔しても遅すぎた…

こんこん~閲覧?ありがとうございます!ピクシブにも載せていますが。。。。何でこの回を二つに分けてしまったんだああああああああああ!!!!!

よろしくお願いします!!!

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