【人助け?】
現代ではネクロマンサーとして働く人が増え死者と共存できるのは当たり前の世界で人々は死と言う概念の存在すら忘れてしまうのであった。
そんな世界である事件が起きる。
生きている人々、まだ死んでいない人たちが続々と行方不明になっていった。
そんな事件に巻き込まれていく少女と青年たちのミステリーホラー小説です。
「早くきなさい!置いて行くわよ!」
フリルが多めの長いスカートを両手で持ちながら全速力で街を走る黒髪ロングで紫薔薇の髪飾りを付けた可愛い少女。
その後ろで少女を追いかける2人の青年達。
「おい翠!早くしろ!お嬢に置いてかれるぞ!!」
走りながら後ろを笑顔で振り向く少し服が汚れた赤髪の青年。
「待ってください!僕運動だけは本当に苦手なんですから!!」
本や紙などを抱えながら必死に2人に追いつこうとする銀髪の青年。
僕の名前は神風 翠。今時珍しい超お金持ちお嬢様の従者をしております。今はそのいたずら好きで厄介な天才お嬢様 秋華 紫様に街中を引きずり回されている最中です。
そしてもう1人僕と一緒に紫お嬢様を追いかけているのは同じ従者の
一条 海斗 彼は頭はいいとは言えないものの、脳k…ゴホンッ…体力と身体能力は底が知れません。紫お嬢様のボディーガード的存在です。
僕達が紫お嬢様に街中を引きずり回される事になったのは約2時間前…
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「あぁ〜もう!勉強もレッスンももうこりごりだわ!私だって女の子ですもの!かわいい服を着て街に行ってお買い物とかおしゃれなカフェとかでお茶したりしたいのよ!翠!海斗!街へ行くわよ!!」
ガタンッと机を叩き立ち上がり大声で言う紫。
「よっしゃ!やっぱお嬢はそうでなくっちゃな!もちろん翠もついて行くよな!?」
まるでこうなるのを待っていたのかと思わせるように海斗が翠に目を輝かせながら言う。
「はぁ、つい先週街に行ったばっかりじゃないですか…それに今日の予定もまだ半分ほど残っております。せめて予定を早めに終わらせてから街に行きましょう…外出する許可は僕が予め取っておくので、それで勘弁してくださいね?」
少し面倒くさそうにため息まじりに言う翠。
「えぇ〜翠〜またかよぉ〜俺だって力仕事やりっぱなしは疲れるんだぞぉ〜……?お嬢ー…パパ〜っと終わらせてくださいよぉ〜」
「わ、わかったわよ!やればいいんでしょう、やれば!!もう!翠は頑固なんだから!!」
少しふてくされながらも早めに終わらせようとする紫。
「はいはい、頑張ってください、終わればいくらでも買い物に付き合ってあげますから…」
紫お嬢様は一度やると言ったら必ずやるお方だ、まぁやることが勉強とかならそれに越した事はないのですが…仕方ありません。これも彼女の魅力と言うものなのでしょう……まぁ、なんだかんだ僕も甘いですね……
そんな事を思いながらテキパキと仕事をこなす翠、その横でとてつもなく残念そうに翠に言われた力仕事(本棚整理)を渋々やる海斗。
「ちくしょおおお!!」by海斗
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まぁ…こんな感じで紫お嬢様が言い出した事のせいで今があるわけですが…
いや…それにしても…
「疲れました…!って言うかそろそろ帰りましょう…?!」
「情けないわよ、翠あなたそれでも私の従者ですの?!」
カフェで一休みしながら紅茶を味わい言う紫、その横で大荷物を床に置きゼーゼーっと息を切らしながら帰ることを訴える翠。
「あぁーやっぱ街はおもしれーな!!特に街にいるときのお嬢と翠はマジで最高www」
グラスに入った水を飲み干し氷をガリガリと食べながら紫と翠をみて笑う海斗。すると…
ガシャンッ!!
水の入ったグラスが破れ、溢れた音がした。
「どうか!どうかこの子を見かけたら…!お願いします!どうが…!」
音がした方を一斉に振り向く。
そこにはすでに死んで蘇った老婆が少女の写真を片手に涙しながらウェイターにしがみついてる姿があった。
「おいおい…ばーさんどうしたんだ?!」
「大丈夫ですか?!」
とっさに海斗が老婆の手を持ち何があったのかと尋ねる。海斗が老婆の相手をしている間に翠がウェイターに怪我がない事を確認しながら破れたグラスを片付けるための箒などを持ってくる。
老婆は片手に持った写真を握り締め涙を流しながら少しの間固まってしまう。
ちょうど翠がグラスをウェイターと片付け終わった頃老婆が喋り出す。
「あぁ…あああああああああ!」
老婆が発した奇声に皆驚くがそこにスタスタと紫が近づき老婆の肩をグッと抑えながら言う。
「落ち着きなさい!大丈夫、見つかればいいのよ!きっと近くにいるわ!
たとえ亡くなっていたとしてもいなくなるわけないじゃない!落ち着いて?」
老婆にそう訴える紫。その言葉を聞いて老婆は少し落ち着いたように尋ねる。
「っ…こっ…この子を…見かけませんでした…か…?…どうか…どうか見つけたら…連絡…っ…お願いします…!っ…!」
涙で顔がグチャグチャになりながら片手に持っていた写真を広げる。
「やっぱり、あなたも身内がいなくなっちゃったのね…きっと見つかるわ…信じて?」
「最近こう言った事件が多いようですが…一体どうなっているのでしょう…」
「お嬢…翠……何かあったのか?」
「いや気付いてないの?!街中行方不明者を探すチラシとかいっぱい貼ってあるじゃない!」
「え?あれって全部いなくなった人たちなのか?!?!」
「ええそうよ!何なのよ今更!!」
紫が流石に呆れ顔になりながら言う。もちろん紫の言った通り街中行方不明者捜索のチラシなので埋め尽くされている。逆に気付かないのが一番おかしい。
「何か手がかりとか居なくなった人達の共通点などは無いのでしょうか…?」
「んー…私が知っている事と言えば、行方不明者達は必ず朝になると居くなっていた…つまり夜中にどこかへ行った、または夜中に拐われた…とかね…」
「お嬢なんだかんだ結構知ってるじゃん……」
海斗のボソッとしたツッコミを気にもせず話を続ける翠と紫。
「…他に何か無いのでしょうか?例えば行方不明者 本人達が自分からどこかへ行ったとか…」
「だとしてもずっと帰ってこないのも不自然だわ、行方不明者の年齢は9~35歳あたりと幅が広いもの…みんな同じ場所にいるとも考えずらいわ…
」
「…とにかく今は情報が少なすぎます…一度屋敷に戻り調べる事にしましょう…」
「ええそうね…この事件少し興味が湧いて来たわ…」
少し妖艶にクスッと笑いドアへスタスタ歩いて行く紫
「本当お前らこう言うの好きなのな……」
初めまして!ノラ*ノアこと、ノアです!
この小説はもともとは「クトゥルフ用シナリオ」でした。
シナリオを作ってるとき、「これ、小説行けんじゃね?!」思ったのがこの小説を書き始めたきっかけでした。思い切っていろんなサイトに載せていますが。。。誤字、脱字を指摘してくれるコメントがぁ。。。。。これからもがんばります!!
この作品はhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8420334にも掲載しています。
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