キャラメイク
(さて、、、
どうしたこれ?)
マッタリしている。
ソファーにくつろぎながらニーナの淹れた紅茶を飲みながらマッタリしている。
ソファー周辺はぼんやり明るくて落ち着く雰囲気を醸している。
まあニーナが再始動してくれないと始まらないのに休憩を勧めた自分が悪いのはわかってはいるのだけど…
「ニーナさんや」
『はい♪』
ご機嫌である……
「ニーナさんや」
『なんでしょう?』
「紅茶は美味しいのだけど、この格好は如何なもんかな?」
半裸である。
『ん〜…』
『仕方ありません! 内緒ですよー!』
そう言うと腰の辺りをゴソゴソする。
『はい!』
「ん?」インナーかな?
ハイネックのTシャツだ。
カラダにピッタリなタイプのシャツだった。
「下は?パンツのままなん?」
『え"〜』
「美人の前でパンツのまま紅茶って『はい!』…ぁ…ありがと」
スパッツゲットである。
こいつニマニマしてやがる…
美人呼びが嬉しいのかニマニマ笑顔で『本当はダメなんですから本当に内緒ですよ〜♪』
ともあれパン一の変態ティータイムから難を逃れた!
『お陰さまでひと心地つきましたし、キャラメイクを始めましょう♪』
クッキーをつまみながらご機嫌なニーナの説明を、クッキーを紅茶で流し込みながらマッタリ雰囲気でキャラメイクの思案を始めた。
『先ず種族を決めますよ〜!』
「先ずって事は、種族を決めたら次は?」
『ジョブです!』
「それって種族とも相性とかありそうだけど?」
『凄いですね! そうですよ、でもジョブはメインジョブ2つ選べますから何とかなるし、それにジョブを選んでからでも種族選び直せますから!』
(こいつサラッと大事な事を…)
「じゃあさ、一旦種族の特性聞いてからジョブを見て成りたいジョブと相性の良い種族を選ぶのが良いかな?」
『ん〜ジョブは種族が違って選べないジョブでも、その種族なりの似たジョブが有ったりして何となく全く同じでは無くても似通った事は出来るようになりますけど、種族って違うと全く違うものですから重要だと思うんですよ〜』
「なるほど、今のアドバイス凄く良いアドバイスだね。」
『えっ!本当ですか!』
『ちょっとマジで嬉しいかも!』
「じゃあ種族を教えて。」
『ますはヒューマンから、ヒューマンは、いわゆる人間種です。
様々な人種が有りますが、素体と同じにするのがベターと言われます。
勿論変える事も出来ますが人種が変わると若干体型や身体バランスが変わりますから。』
「素体?」
『はい、素体は今の善斗さんの身体、キャラメイク前のゲームログイン時点のスキャニングされた元々の身体から出来たアバターです。ステータスと言ってみて下さい。』
「ステータス」
視線の先の半透明な青味を帯びた平面に自分のステータスが表示される。