第二話:「生まれて一年」
この世界に転生してから、1年がたった。
ベビーライフを楽しみつつも、
この世界についての知識だいぶがついた。
なので、その知識を少し紹介しようと思う。
まず、この世界には大きく3つの種族が存在している。
1つ目は、魔法族。名前の通り、魔法を操る種族。
2つ目は、騎士族。これもまた名前の通り、騎士として剣を操る種族。
最後は、幻獣族。彼らは獣のような野生の感や本能、
身体能力を取り合わせた種族。
そして各種族にはそれぞらが生まれ育つ国が存在する。
魔法族は「魔法帝国 マジール」
騎士族は「騎士王国 シュウェーツ」
幻獣族は「幻獣族共和国 ファントミティア」
このような国が存在する。
付け足しだが、魔法族などの3種族と言っても、
種族のなかで全員が人間というわけではない。
例えば、魔法族では人間が5割、獣姿の人達3割、その他2割のようになる。
そして俺は魔法帝国マジールの人間に転生した。
非常に都合がいい。
ちなみに、この話は母のアレイナから聞いた。
書斎から持ってきた本をいつも読み聞かせてくれる。
ここで疑問に思った人もいるかもしれない。
「なんでお前は1歳で言葉分かるんだ」、と。
最初は俺も疑問に思ったが、たぶん転生すると同時に、
この世界の言語や言葉を何らかの力によって習得したのだろう。
だから俺はこの年で言葉が分かる。
(このことをクリフとアレイナに知られると、
色々な問題が起きそうだから彼らには秘密にしている)
だったらなぜまだ魔法を習得しないと思うかもしれない。
俺だってすぐに魔法を習得したい。
だができない。
それにはちゃんと理由がある。
それは、体がやりたいことについてこれないということだ。
俺は前世の記憶が残っているからそれと転生してからの1年をあわせて、
実際の精神年齢は18歳ほどだろう。
だが、もちろん体は1歳の体だ。
まだ腕とか足がぷにぷにしてる可愛い赤ちゃんの体だ。
だから頭で妄想を広げたり、両親の話を聞くことぐらいしかできる事がない。
恐らくあともう半年たつと、体にある程度の自由が与えられる。
あと半年の辛抱だぞ、俺。
あと、この世界には10歳から自分の好きな職業を選べるらしい。
正確には、選択肢を与えられて、その中から選ぶらしい。
10歳になると「イーベネ」と言われる魔道具で自分の能力値測定を行い、
その測定結果に応じて職業の選択肢が与えられる。
まぁ、俺はどんな選択肢を与えられても「魔法使い」を選ぶけどね!
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