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バッタさんとアリさん

作者: 眠った犬


コンコン


バッタさんが家の中で本を読んでいると扉を叩く音が聞こえてきました。バッタさんは扉を叩く音を聞くと本を閉じてテーブルの上に置いた。そして椅子から立ち上がると扉の方に向かって行った。

「はーい、どちら様ですか〜?」

バッタさんはそう言いながら扉を開けた。するとそこにはバッタさんの友達のアリさんが立っていました。

「こんにちは、バッタさん」

「こんにちは、アリさん。今日はどうしたんですか?」

バッタさんはアリさんにそう尋ねた。するとアリさんは微笑みながら答えた。

「今日はちょっとお願いがあって来たんだ」

「お願いですか?何でしょうか?」

「実はね、今私の住んでいるところで困っていることがあって……。だからバッタさんに助けてもらいたいんだよ」

アリさんがそう言うと、バッタさんは首を傾げた。

「困っていることってなんですか?」

「実は最近引っ越した私の家の周りで虫がいなくなることがあるんだ。それで困っているんだよ」

「なるほど、虫たちがいなくなるんですね」

「そうなんだ。そこでバッタさんに助けてもらいたいんだけど、手伝ってくれるかな?」

アリさんがそう言うと、バッタさんは少し考え込んだ。そしてしばらく悩んだ後、決心したように言った。

「もちろんです!困っている友達を助けるのは当然のことですよ!」

「ありがとう、バッタさん!」

アリさんは嬉しそうに笑顔で言った。そして二人は協力し合って問題を解決することに決めた。

「では早速行きましょう!まずは情報収集ですね」

「そうだね、まずは情報を集めないとね」

二人はそう言うと一緒に部屋を出ていった。彼らは協力して失踪した虫たちを探し出すことにしたのだった。

バッタさんが歩いていると、突然声をかけられた。

「こんにちは、バッタさん!」

「おや?あなたは……」

バッタさんが振り返るとそこには一匹の蝶さんがいました。蝶さんは優雅に翅を動かしながら近づいてきました。

「お久しぶりですね、バッタさんにアリさん」

「はい、お久しぶりです」

「こんにちは、蝶さん」

バッタさんとアリさんは挨拶をすると、蝶さんは微笑みました。

「お二人は何をしていらっしゃるんですか?」

「実は私たち、今虫たちがいなくなった原因を探してるんですよ」

バッタさんが説明すると、蝶さんは首を傾げました。

「虫たちが消えた原因ですか?」

「はい、実は……」

バッタさんはこれまでの経緯を説明しました。すると蝶さんは納得したように頷きました。

「なるほど、そういうことでしたか」

「はい。それで何か心当たりはありませんか?」

アリさんが尋ねると、蝶さんは少し考え込んでから答えました。

「はい、一つあります」

「本当ですか!?」

アリさんとバッタさんは興味津々の目で見つめました。

「はい、実は最近森の虫たちの間で噂になっていることがあるんです」

「噂?」


「はい、どうやら森の奥にとても美しい花が咲いたという噂があるみたいです」

「なるほど、その花が原因で虫たちがいなくなっているかもしれないんですね」

アリさんは納得したように頷きました。そして次の質問をしました。


「その花について何か知っていますか?」

「はい、実はその花には恐ろしい逸話があるんです」

「恐ろしい逸話?」

アリさんは首を傾げました。すると蝶さんは真剣な顔で語り始めました。

「はい、実はその花はからできる実は一見普通なんですが、その実を食べた虫たちは洗脳されてしまい、自分の意志を失ってしまうのです」

「なるほど、それは怖いですね」

アリさんがそう言うと、バッタさんも頷きました。そして次の質問をしました。

「その植物はどこにあるのか分かりますか?」

「はい、森の奥の方にあるそうです」

「なるほど、それならすぐに行けるね」

アリさんとバッタさんは決心したように頷きました。そして蝶さんに感謝の言葉を伝えました。

「蝶さん、ありがとうございました!では早速行ってみます!」

「はい、お気をつけて!」

こうしてバッタさんとアリさんは噂の花を探しに行くことにしました。彼らは森の奥深くへと進んでいきました。

「バッタさん、本当にこの先に花があるのかな?」

「分かりません。でも、進むしかないですね!」

アリさんとバッタさんは不安になりながらも前に進みました。そしてついに噂の花を見つけました。

「あ!あれじゃない?」

「本当だ!あれが噂の花だ!」

二人は興奮して叫びました。しかしその時でした。

「おい!お前たち何をしているんだ!?」

突然背後から声がしました。振り返るとそこにはリスさんがいました。

「リスさん、こんにちは!」

「こんにちは、リスさん。実は……」

バッタさんとアリさんは事情を説明しました。するとリスさんは少し考えた後、言いました。

「なるほど……お前たちの話は分かったよ」

「はい、この花の実を食べた虫たちは洗脳されて……」

「いや、それなんだが……」

リスさんは途中で言葉を遮りました。そして言いました。

「実はその失踪した虫たちは俺が食べたんだ」

「え?」

「どういうことですか?」

アリさんとバッタさんは驚きました。するとリスさんが説明を続けました。

「あの虫たちは俺様の食糧を盗んだんだ。だから捕まえて食べたんだよ」

「そうだったんですね……」

アリさんは恐怖で顔が真っ黒になりました。するとリスさんがニヤリと笑いました。

「そうだぜ、だからお前たちは安心して良い」

「よかった……!」

アリさんとバッタさんは安心しました。そして二人はリスさんに別れを告げると森から帰って行きました。

その後、バッタさんとアリさんの活躍により、虫たちの失踪事件は解決しました。


「バッタさん、本当にありがとう!君の協力のおかげで事件は解決したよ!」

「いえ、私は何もしていませんよ。ただ一緒に行動していただけですから」

「それでも君がいたおかげで助かったんだ。本当に感謝してるよ!」

アリさんは笑顔で言いました。するとバッタさんも笑顔になりました。

「そう言っていただけると嬉しいです!また何か困ったことがあればいつでも呼んでくださいね」

「うん、もちろんだよ!」

こうして二人は別れました。しかし彼らはこれからもずっと友達であり続けるのでした。


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