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脳に寄生虫?

ちょっとよくわからない。

わからなすぎて不安でもあり

自覚症状もないので、現実離れしていて

どこか他人事でもある。


そして、現在、大学病院まで救急車で移送されている。

救急車の中で特に処置をされているわけでもない。

後ろのベッドに腰をかけている状態である。


自分で病院まで行けばよかったのだが、

救急車に乗って見たかったのだ。


ダメ元で救急車で搬送してもらえないか、半分冗談のつもりで聞いてみたら、希望が通ってしまった。


特異体質のおかげで、救急車に乗った事が一度も無い

なので、一度でいいので乗って見たかった。

ただそれだけの我儘であった。


実際乗ってみると、なんだこんなものかという感じ


キィーーー


という音と共に、体が車体の前方に向かって倒れかかる。

救急車が急ブレーキで停まったのだ。


救急車の前方に黒いスーツの男が立ちはだかっている。


救急車の運転手が前方の男に


『どいて下さい! 危ないでしょ!』

と強い口調で窓から半身を乗り出し叫ぶ。


男は運転手の言葉を無視し

ツカツカと救急車に向かって歩く

運転手との距離が近づく


『なんだ、お前は!』と運転手


スーツの男が一言。

『ごめん。機密事項なんだ。』

同時に銃の様なものを首筋に当て

躊躇いなく バシュ!と発射音が聞こえた。


と同時に運転手は気を失い倒れたようだ。


もう1人の救急隊員と自分は絶句した。

そして、殺される!と同時に思った。


するとそんな自分達の考えを察したのか

スーツの男は

『死にはしない、この男も死んでない。

このまま半日ほど寝ていれば、疲労回復しデトックスされて

今まで以上に救命に対し情熱を注げるだろう。

最後は少々グロテスクだがな。』と軽く笑った。


男は続ける。


『君にもこれを打ちにきたんだ。

昨日は打つのを忘れてしまったからな。』


と言いながら

救急車の荷台を開け乗り込んでくる。


『うぉぉぉ』

こえにならない声を上げながら

もう1人の救急隊員が男に組みかかり抵抗する

バシュ


簡単に首筋に運転手と同じように

何かを打たれてしまった。


そして力無く倒れかかるのをスーツの男は

救急車のベッドに寝かせてあげるように振り解く

救急隊員は意識を失ったようだ


そして自分の番だと悟った山田太郎

抵抗しようとするが、軽くいなされ首筋に

バシュ

と撃たれる。


すぐさま気絶する…。

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