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黒い兎の冒険譚 勇者の存在しない…この世界で…  作者: 黒うさモフル
第三章 冒険の旅に
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謎の女性

薄い緑がかった髪に同じく薄い緑色の瞳…


異国の文化を思わせる衣装…


水晶が蒸発していくかのように消滅していき、中にいた女性がふわりと床に着地すると、僕とプラムに視線を向け、足の爪先から頭の頂きまで観察するかのように見つめる…


まだ、油断して良い状況ではないのだ、目の前の女性の正体が解らない以上は戦闘だって発生しうるのだ…



「あなたは、何者なんですか…?」



プラムが話し掛けるが、反応が今一つ返ってこない…



謎の女性が次に視線を移したのは、円柱状のモニターだ…


謎の女性の瞳が凄い勢いで、流れる文字を追っていくと、時折うなずいたり、顎に手を当てたりしている…


円柱に手をかざし、右から左に手を振ると、今までの文字の流れが、逆方向に進み始める…


かなりの時間モニターを眺めている…


僕とプラムは、部屋の中を調べて見るがこれといって珍しいものも発見できない…


ちょうど良い机と椅子があったので、腰かけて、休憩させてもらう…


「あの人、何者なんだ…迷宮の主か?」


「いや、主なら戦闘になってもおかしく無いですよ…強いてゆうなら…封印されていた…長きに渡り眠らされていた…」


「なんのために?」


「さあ…」


謎の女性を見ていると、手のひらの上に小さなモニターが出現する。

何かの操作をモニター越しにおこなっている

すると、此方に向かってくると一言ことばを発する。


「迷宮に挑みし者たちよ…現在の暦は…」



「ちょっとまってくれ!その前に、あなたは何者なんだ?」















謎の女性が応える…


「私が生まれたのは西暦2978年・魔導暦にして158年…そこから213年後にこの肉体が構築された…名も無き存在だ…」




「王国暦818年、私達が生まれた時から…更にずっと大昔から西暦や魔導暦は存在していない…」

プラムが応える。















「なるほどな…およそ千年…空白の時代が存在するのか…」



名も無き女性が応えた…




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