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黒い兎の冒険譚 勇者の存在しない…この世界で…  作者: 黒うさモフル
第三章 冒険の旅に
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白瑪瑙

王都の学園では、各種族の言語を始め、算術、武芸、魔法は、もちろんのこと、専門分野で、遺跡文字やルーン文字、調合、鍛冶

、医術、文化的なことでは、絵画や陶芸なども師事を得られる…


広い敷地を門の外から眺めると、帰宅するもの、今から町に繰り出すもの、友と何かについて語り合っているもの、様々な種族や人種が見られる…




しまった…


思ったより広い上に、人数が多いここから、ウルマちゃんを捜すのか…


幸いして、敷地内に入る門がここしかないのが何よりだ…


さてと、目と耳を、アンナちゃん共々フル稼働させる…


これは疲れるな…


いっそ校内に入って、捜すか?


いや、アンナちゃんに捜しにいってもらうか?


そんなとき、うさ耳をなびかして歩く白髪の女の子が目に映る。





ウルマちゃん…?


集落に居たときとは、雰囲気が違うのだ…




一言でいえば、あか抜けた感じだ…

都会の力なのか…







ウルマちゃんが気づいた…




手を口に当てて驚いている…


モルちゃん、アンナちゃん…



「生きてたんだ…良かった…ほんとに…」



目に涙を浮かべている…



アンナちゃんが駆け寄ると、ガシッっと手を取る。


「うーちゃん、久しぶりだねー都会の人だねー」


アンナちゃんとウルマちゃんが懐かしさに、会話を弾ませている…


そうだ、伝えないと…危なく伝え忘れるところだった。


「ウルマちゃん、急ぎの要件だ、いきなりで悪いがオニキスに危ない事が起こる…」



「えっ…!?」



んっ?


ウルマちゃんの魔力が伝わってくる…!?



「嘘、モルちゃん、これって…モルちゃんの能力…?これは、ほんとに起きうる事なの?」



驚きだ…

まだ、ボクの能力をウルマちゃんに教えていない…なのに気づかれている…


だとしたら、ウルマちゃんの能力!?


「モルちゃん驚いた?受信記録(メモリレシーバ)っていうの、他の人の能力受信出きるんだよ…記録もできるよ、私の知識は信じられないくらい増えたよ…」



都会であか抜けた感じと思ったが、こっちが本当の理由なのか…

納得がいく…


「で、確定の未来なの?分岐する?介入出来る?」


ウルマちゃんが以前とは違った人に見えてくる…


「介入は出来る…でも、未来を変える力をもってなくちゃいけない…」


真っ直ぐ見つめると、ウルマちゃんが瞳で応える…














   

   大丈夫…私なら未来を変えれる…

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