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黒い兎の冒険譚 勇者の存在しない…この世界で…  作者: 黒うさモフル
第三章 冒険の旅に
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迷宮決着…

固い石の感触…


所々背中が暖かい…そうか…崩れた天井が乗っているのか…


ははっ、僕まで守ってくれたのか…


魔剣の柄を握り引き寄せる…折れてはいないようだな…


プラムは大丈夫かな…早く探さないと…


無理ばっかりして…無理さしてしまって…


自分の弱さに嫌気が差す…


小鬼将(ゴブリンジェネラル)戦で負った肩の傷が痛む…


上位悪魔は…どうなった…?


いけるか…?魔剣に魔力を流すと、回りの床が盛り上がる…


辺りを見渡すと崩れた天井がいたるところに広がっている…


上位悪魔が目に入る。

プラムの攻撃を数度くらっていた…


頭を始め数ヶ所抉れ致命傷を負っている。

再生が何かの力によって阻害されている…!?


崩れた天井に埋まって思うように動けないみたいだ…


僕は魔剣を握りしめ逆手持ちで大きく振りかぶると止めを刺す。



プラムは直ぐに見つけた、盛り上がった岩が社を作り守られていた。


駆け寄り、呼吸と脈をみると大丈夫だった…

外傷を探すが傷は無さそうだ…


吐血したということは、内臓に傷があるのか…


バックパックに低級の回復薬があるはずだ…

プラムを抱き起こすと飲ませる…


次に水袋と布を取り出し、水で布を湿らせ吐血した痕を拭く…



プラムが休める場所を確保し寝かし直すと、

プラムの近くに落ちていた槍を手に取り拾い上げる。



神聖な魔力が伝わってくる…



神槍だったのか…



プラムの近くに丁寧に置く…


見た目は普通の女の子なのに…神槍に選らばれたのか…


包帯を取り出して、自分の肩の傷の処置を行う…


さて、どうしようか…


プラムの横に腰掛けると、戦闘での緊張感が、一気にとかれ疲労感が襲ってくる…


迷宮の中で寝てしまうことが危険だとわかっているが、何故か今は大丈夫な気がした…


壁に持たれかかると、抗えない睡魔が襲ってき意識を手放した…



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