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黒い兎の冒険譚 勇者の存在しない…この世界で…  作者: 黒うさモフル
第三章 冒険の旅に
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魔王国防衛戦2

月が姿を表し、沈みかけの夕陽が眩しい…


自由に羽ばたく野鳥の群れも棲みかに帰るのだろうか…


上空から地上を見渡すと行軍する魔物共がアリの群れに等しい……


たかだか一万の魔物など攻撃範囲面積にして2000㎡もあれば充分である。


人間であれば部隊を分け戦略的行動に出る分、相手の行動を読まなければいけないが、魔物の単純行動であれば初撃の戦術魔法を放てば、恐慌状態に陥り逃走する魔物も出てくるだろう…


厄介なのは強固体と群れを操る魔物だ。


それにしても、よく1万も集めたものだ、お陰で魔境の魔物が根こそぎ、居なくなったではないか…



地上の魔物8000


滞空する魔物2000




さてっ


マントを翻し両手の親指と人差し指で、鉤括弧(かぎかっこ)をつくり魔物の群れを捉えると無詠唱で魔法を完成させる。




流星群(ミーティア)!」




月明かりが照らす星空一面に数えきれないほどの七芒星(セプタグラム)魔方陣が出現し召喚された流星群が魔物に軍勢の頭上に降りかかる…



敵にも魔法に通ずるものが、いるのだろう幾つかの場所で防御魔法(シールド)が展開される。



地上に降り注ぐ隕石群は地形を変えるくらいの衝撃と熱量を発揮し魔物どもが予想通りの恐慌状態陥る。






砦に降り立ったプルメリアが砦城壁より攻撃と指揮とに移る。


魔力を使いすぎたか…


少し足元がふらつくが大丈夫だ…



息を吸い込むと、凛とする声で命令を出す。



先手(イニシアチブ)は、こちらだ!魔物どもは混乱しているっ!勇敢なる我が兵士達よ!一匹残らず掃討せよ…!」




「おおっ!」

兵士達が出陣してゆく…


「さて、ガラクタの処理をするとするか…」


今回防衛のために、色々持ち込んだのだ。




最初に手にしたのはかなり古い…




「これから使って見るか、ほお、これは古代魔法王国後期、サザーランド銘か!?」


ヴィンテージワインを楽しむかの如く、魔法の杖使用する…


杖の周りに小さな鉄球が幾億個出現し、振りかざすと魔物に飛んでいき蜂の巣にしていく



浮遊する魔法の大剣がふわふわ浮いて指示を待ってる。


「強い個体を切り伏せてこい!」




プルメリアは即座に指示をだすと理解したかの如く魔法の大剣は見つけた強い個体に、対し向かって行く。


有事に対し召集できた魔王国兵士は2000人

に対し魔物の群れ残り約6000戦…


初撃の混乱から魔物達は回復の兆しをみせている…



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