表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒い兎の冒険譚 勇者の存在しない…この世界で…  作者: 黒うさモフル
第二章 王国
22/117

遺伝子情報

目に入る物は見たことの無い物ばかりだ…


検査に使う魔導機器の類いだろうか?壁際の棚には薬品だろうか?いかにも薬品といった独特の匂いをはなっている…



至るところに理解出来なさそうな本がたくさんある…遺伝子…?

遺伝子ってなんだろう…?




「来ましたか体調はどうですか?」


検査機器を準備をしながらアルカさんが聞いてくる…


「アルカさんのおかげで嘘と思える程快調ですよ」


腕を振り回したりしてみる。



「それは良かったわ、よしとっ、じゃあこの診察台に仰向けに、昨日みたいに寝転んでくれますか?」


クリスタルのボードを操作しながら、アルカが指示する。


指示通り仰向けに寝転ぶと、発光するオーブが自分の上をくるくる回り時折光を照射する…




アルカさんのほうを見てみると、クリスタルのモニターを眺めているようだ…


モニターには、おそらく僕の身体の輪郭?が表示され、凄い勢いで文字が表示されては、流れて行く…




アルカさんが言うには、僕の身体の設計図から情報を引き出してるらしく、遺伝子情報と言うらしい…説明してくれたが、今の僕では理解出来るか怪しかった…




そういえば、さっきの本が遺伝子学だったな…




何千年も昔の時代に解明された技術が形を変えて今に至るという…






そういう失われた技術(ロストテクノロジー)が世界のいろいろな所で役にたっているらしい…




「オニキスお疲れ様、終わったわよ!」



アルカが一枚の紙を持ってきて説明する。



「オニキス、君は宝石色(ジュエルカラー)らしいが、瑪瑙(めのう)系の遺伝子情報と黒色の普通色(ノーマルカラー)の割合が90:10で確認された、ここに【黒瑪瑙(くろめのう)】と称しよう、特異能力だが、ウルマの特異能力とほぼ一致する能力が確認された、サンプルベースと照らし合わせると似たような能力が存在しているな、【伝心】と【表裏】だ、二人には何らかの関連があると見ている、二人から読み取れた特異能力を【陰】と【陽】と名付けることにする」





アルカさんは楽しそうに、読み取れた情報について考察を述べていたのだった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ