王都防衛3
上位悪魔に致命的な一撃が入ると周囲で武器を構え取り囲んでいた、騎士、傭兵らから大きな歓声があがる!
「シアかっ!?」
体勢を立て直し起き上がったハルが声を上げる。
その瞬間、シアがいた場所に上位悪魔が致命傷など物ともせず立っていた…
隙を見せていたわけでわない、上位悪魔の前蹴りがシアを蹴り飛ばす!上位悪魔の身体能力が格段に、我々を上回っているのだ……
魔力を体に流し、呼吸をととのえる…
私とて紫水晶の宝石色だ…
今は対悪魔用の魔剣【悪魔殺し】を借り受けている…
この魔剣の効果が高いのか低いものなのかはわからないが、今はやるしかない…
切断したのは右腕だ、その上、巨体だ死角を攻めれば勝機はある!
ハルは上位悪魔との距離を一刀足まで詰め牽制の一振りを見舞う…
上位悪魔は左腕で爪の一撃を繰り出し、牽制の一振りを弾く…
読み通りにハルは爪を受け流すと上位悪魔の切断された右腕側に回り込み、太股の太い血管目掛けて突きを放つ!
上位悪魔は、おびただしい量の血を噴き出すが、筋肉に力をいれると出血が止まる…
魔剣を引き抜くハルに隙が出来ると上位悪魔が膝の一撃を放つ!
「がぁっ!」
咄嗟に身体強化を一段階上げて備えたが、重い一撃を貰い数メートル飛ばされる…
上位悪魔は切断された腕まで歩いて行き、左手で槍を引き抜き切断された右腕をくっつける…
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シアは近くに、飛ばされてきたハルの声で意識を取り戻す……
「痛ってぇ…」
視界に地面に飛ばされるハルが入ってくる…
「やっぱりハルかっ!」
上位悪魔に視線を移す、切断された腕をくっ付け槍を携えこちらに向かってくる…
「ハル起きろっ……!」
シアが声を上げて起こす!
「さっきまで、寝ていた奴が、何を言っている……!」
ハルが魔剣を地面に突き立てて起き上がる。
「決着を着けるぞ…!」
口元から出た血を手で拭い、口中の血を吐き出し、呼吸を整え魔剣を構え直す……
初めてで、下手な作品ですが読んでくださりありがとうございます_(._.)_
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