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SF作品

水溜まり


「このままでは死んでしまう。


獲物が来ない。


水もドンドン少なくなっている。


あ! 足音が聞こえる。


獲物だ」


乾燥化が進む平原を肉食恐竜が水を求めて歩んでいた。


前方に大きな水溜まりを見つけ駆け寄り水に口を近づける。


と、水溜まりから肉食両生類が顔を覗かせ威嚇し久しぶりの獲物に飛び掛かった。


2頭の肉食生物は生存を掛けて戦う。


乾燥化が始まる前の世界に君臨していた両生類は、乾燥化が進む世界に適合し次の世界の覇者となるべく進化した恐竜に敗れ、その肉を喰われた。


恐竜は水溜まりの支配者だった両生類の肉で腹を満たし水で喉を潤す。


腹と喉の要求を満たした恐竜は次の獲物を求めて乾燥化が進む平原の向こうに駆け去った。


「助かったぁー!


これで生き延びられる」


水と共に恐竜の身体に取り込まれた病原菌は歓喜の声を上げるのだった。



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