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サンタクロースパイ  作者: COLK
43/64

43.喫茶店でお茶会

「そうだ!!私のおじいちゃんとおばあちゃんさ、小さいけど、

喫茶店持ってるの!!

最近は、身体が言う事を聞かないせいで

やってないんだけど。窓河君も、コーヒー淹れるの上手だから、

今度来てよ!!そこで、この前みたいに、

皆で一緒にお茶しようよ!!パーティみたいに!!」

「急に良くそんな事考えるな・・・(笑)」

「良いじゃん!!この前、窓河君が来た時、家族全員、

凄く喜んでたし、〝また気軽に来て欲しい〟って言ってたわよ。

それに、窓河君、いつも一生懸命頑張ってて疲れてて、

大変そうだもん。気分転換も大事だよ!!」

「そうだったんだ!!ありがとう!!」



数日後、彼女の言った通り、そうやって皆で集まって、

パーティのようにお茶会をした。



〝ワイワイガヤガヤ〟



「ねぇ窓河君、このお菓子作るの手伝って~!!」

「は~い」

「はいコレ」

「ウッス」

「はい」



窓河は、見事な手さばきで、綺麗にお菓子作りをこなしていく。



「凄~い!!カッコ良い~っ!!窓河君、

コーヒー淹れるのが上手いのはこの前から

知ってたけど、お菓子を作るのも、凄く上手なんだね!!」



窓河は少し照れて・・・



「そ、そうかな・・・?」

「うん!!!」

「経験あるの?」

「まぁね。昔、俺のばあちゃんが、お菓子作るのが好きで、

良く手伝ってた。料理もだけど」

「へ~!良いね~!!」



その日、その喫茶店は、家族ぐるみで

凄く賑わった・・・・・・



彼女の祖父は、窓河と共同作業をしている

彼女を見て・・・・・・



「大きくなったな。昔はあんなに世話の焼ける子だったのに・・・・・・」

祖母は、「そうね~。とっても優しくて思いやりのある、良い子に育ったわ。もう子じゃなくて大人だけど(笑)」

祖父は、「全くだよ」と言った。



〝ワイワイガヤガヤ〟



その日、凄く盛り上がり、凄く賑わった。

それから、たまに、その日したようなお茶会と同じようなパーティを何度も何度もした。

だが、その後、彼女は「これからは、身体が言う事を聞かない祖父母を含め、家族を大切にしていきたい」という理由で退職した。

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