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備前宰相の猫・二巻  作者: 山田忍
12/30

猫の変身

「じゃあ、行って来る」

「留守番、頼んだぞ。エリンギ」

 バカ猫とボンボンは高槻市のラッパーの茶会に誘われて、二人で茶会に行く様だ。

「ふにゃ~あぁ」

 退屈だ。こういう時は、猫らしく寝るか!

「ンニャンニャ……ん?」

 何かの気配を感じて見ると、目の前には見慣れぬ男が!

 和と洋が混ざったような軽そうな男。だが、確か……。

「大人しく寝ていればいいのにさ~。何で起きるの?」

「ふー‼」

「とにかく、捕まえるよ~」

 俺を捕まえる気か。そうはさせない。

 ここでサイコキネシスを使えばいいが、何かを壊したら面倒だ。

 ここはひとまず、

「ふにゃあ(逃げるぞ)!」

「あっ‼ 待て~!」

 逃げて、アレを使う。

 それから少しして、あの男が来た。

「どこだ~?」

「……」

 ふっ! 気付かなかったか。

 スマホにあるアプリ『ちぇんじ』で猫の姿からイケメンの人間の姿になっただけだ。

 ただ、効果は一時間程度だがな。

「さて、逃げるか」

 俺が悠々と逃げようとすると、向こうから可愛い女の子が……。

「ん? 待てよ?」

 この姿なら‼

「ねー‼ 君ー‼」

「きゃああああああ‼」

 可愛い女の子は逃げ出した。

「あれ?」

 この青い猫耳、尻尾付きパーカーとジーンズがいけなかったのか? 何が悪かったんだ顔もイケメンなのに……。

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