第1章ー1話 ダンジョンと冒険者
1日遅れてしまいました。
今更のことだが。俺は今、恥ずかしい思いをしている。異世界の地を踏んでから初めて出会った少女。
フミウ・スバー、この時、正式に名前を聞いたのに俺は名前を間違えて呼んでしまった。 昔から人の名前を自分にとって都合のいい言い方をしてしまう癖がある。ちなみに、父親譲りだ。
「あのー今気がついたんですけど、俺フミウをフウミと呼んでしまいました。すみませんでした。」
中学時代からの経験から悪いと思った事は素直に謝る事が大事だ。特にフミウのような美人から好意的な印象を示したかった。
「別に気にしなくて良いよ。好きなように呼んで」俺はちょっと考えた。それでこれからもフウミと呼ぶことにした。
「時間がないからもう行きたいけどいい?」近くにある村か町に行くのに同行することになったことを忘れかけていた。
「あ、分かった」そう言って、ところで歩きで行くとどれだけの時間がかかるのかと尋ねようとした時、彼女の胸辺りが光だし、何かの魔法を唱えるかのように何か喋っていた。それは今まで俺の知っている言語ではなかった。
すると、気がつけば俺達二人がいるところは綺麗な草原ではなく何もかもが白い空間だった。
「これは、どうゆうじょとですか」驚いている俺とは違い、フウミは落ち着いていた。
「今私達がいるのは、私自身で作った世界だよ」
「世界?」世界を創造できる能力なんてあるのか、この異世界には。
「正確に言うと、『キリア』で創られた世界だよ」また聞いたことがない単語が出てきた。マリューブの時は予想がついたけど、キリアなんて予想すらつかない。疑問を解決したかったので聞いてみた。
「キリアって何ですか?」
「この世界の能力で発見されていて、活用されている力は大きく分けて三つ存在している。キリアは戦闘向けではないものの日頃の生活では役に立つのよ。しかしキリアも知らないなんて、あなたどこの国の人?」
やばい、他世界者だとバレそうになる。しかし戦闘向けの魔法があるのか?あったら、ぜひ使いたい。バレそうになるので話を逸らそうとした。
「残り二つの魔法は戦闘で使うんですか?」うまく、そらせたかドキドキしていた。
「魔法ではないはキリアとかは、ヒークと言うのよ」色々あるんだな
「そろそろ行きませんか?」つい話込んでしまい、結構時間が経ってしまった。
「もう移動しているよ」え、と思わず口に出してしまった。どうゆうことだ。
「言ったでしょ。キリアは生活に役立つもの。今は移動しているキリアを発動しているのよ。多分、あなたには動いているとは感じないけど外から見れば目では捉えられないほどの速さで移動している。後数分で目的地に到着すると思うよ」
「そうだったのか」
「ところで、フウミさんは目的地に何の用があるんですか?」
「私はダンジョンに行くために冒険者登録をしに行くのによ」やっぱりあるのか。自分の思っているのと違かったら大変だから一応聞いておこう。
「ダンジョンって何ですか?」
「質問が多いねー。ダンジョンには悪者キャラ、通称WMKと呼ばれる者達が数多く存在する。元々この世界はWMKが支配していた。しかし伝説の勇者達が支配を抑えて世界の4割は平和になったわ。けど、まだ世界の大半はダンジョンになっている。今も冒険者達が挑んでいる。そして今から行こうとしているのは『始まりの町』だよ。そこから冒険者登録を済ませるの」
「俺にも冒険者登録は出来るんですか?」異世界には定番の冒険。
「もちろん、出来るよ」よっしゃ
「じゃ、俺も冒険者登録をします」
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