7話
( ・´ω・`)ふぃ~ てんプレ回ですね、テンプレむずかしす。
破綻は終と別れ1人で城下町を歩いていた、目的は冒険者のギルドである、他の国に訪れる事も考え、ある程度の地位を築いておくのがよいと終と話し合い、そして終は他の国の情報を集めるために別行動中である。
破綻は大き目の建物に入っていく、その中はシンプルに受付と掲示板、待合のためのテーブルやソファーなどが置かれていた、破綻は受付に向かう。
「すいません、ギルドカードを作りたいんですが」
「かしこまりました、まずこの書類に名前をいただけますか?」
渡された書類を読むそこには、ギルドにはランクがあり下からE、D、C、B、A、Sと成っていて、緊急時はCランクから上位の冒険者は応じなければならない、依頼を無断放棄した場合は即カード剥奪、放棄する場合は手続きを踏まなければならない、その場合違約金が発生する、依頼は2つ上のランクまで受けられる、などなど基本的なことが書かれていた、一番下に空欄があり破綻はそこに名前を書く。
「かけましたよ。」
「はい、有り難うございます、次は此方のカードに血を少しいただけますか?」
破綻はカードに血をたらす、カードは血を読み取り文字が浮かぶ、そこにはランクEとあった。
「コレで良いですか?」
「はい、コレで冒険者の仲間入りですね、死なない程度にがんばってくださいね」
受付の女の子は元気良く破綻にいった。
受付を離れ掲示板の前に来ていた、この世界の文字は全て元の世界の文字へと変換されている。
破綻は1つの依頼を見つけ取ろうとした、だが横から来たひげの親父にひょいと取られてしまうが、破綻の足元から黒い液体が伸び奪い返す
「僕のほうが速かったので返していただきますね」
「何言ってやがる、俺のほうが速かったぞ、返しやがれ!」
ひげの親父は破綻から依頼の用紙を奪い取ろうとするが、軽くあしらわれていた。
「いい加減にして頂けませんか、いい加減鬱陶しいんですが?」
破綻はやる気なさそうにひげの親父を見る、周りはひげの親父が子供に良いように遊ばれてるように見え大笑いしていた、ひげの親父は怒りに顔を真っ赤にさせる。
「もう許さん・・・俺様はランクB冒険者死拳のゴスダ、新人だから寛大にしていたがぶっ飛ばしてやる!」
「受付のお嬢さん、これは正当防衛になりますか?」
「そうですね、私が見ていたところハタンさんのほうが速かったですし、横取りしようとしたのはゴスダさんでしたから問題ないかと」
「なっ!お前達グルなんだろ!!ますます許せん!!」
「非はそちらに有るんですからおとなしく引いてくれませんか?でないと・・・」
破綻は口元を歪に綻ばせ「殺しますよ?」と言い放つ。
ゴスダは一瞬でも恐怖に陥った自分を奮い立たせ恐怖をかき消す。
「殺すだと?やってみやがれやぁ!!」
そう叫び拳に紫のオーラを纏わせ殴ってくる、そのオーラは毒だったらしく殴られた破綻の左肩はどんどんと腐っていく。だが破綻はそこに魔力を流し再生させる。
「死拳、腐敗毒を纏わせた拳ですか・・・つまらないですね?」
死拳で攻撃した部分が再生し、死拳の仕組みを見抜かれたゴスダは唖然となっていた。
「さぁ、正当防衛を開始しましょう、おいで」
破綻の足元から黒い液体が湧き出る、その液体は破綻にじゃれ付くように腕に巻きついた。
「君にも名前を付けよう、君はショゴスだ」
ショゴスと名づけられた黒い液体は嬉しそうにくねくねしていた。
「何だお前召喚士だったのか、俺の強さは分かっただろう、パーティーを組んでやってもいいぞ?」
破綻の呼び出したショゴスを見ていやな予感がしたゴスダは勧誘しようと声をかけてくる。
「ショゴス、あれ食べて良いよ」
とゴスダを指差す、ショゴスは何本もの触手を伸ばしゴスダを縛り上げる、そして自身の元まで連れてくるとそのまま触手の力を強めていく
「ア・・・ガアガグガガガガァァァァ、オデガワルガッダガラダズゲデグレェェ」
「あははははは、殺そうとしたのはそちらが先攻撃したのもそちらが先、どちらが悪い?貴方の撒いた種だ大人しく・・・死ね」
破綻は笑うその笑いと同時に周囲に。
ミシミシッ!ボキン!ゴギャッ!ベギッ!メキャッ!グチャッ!
不快な音を撒き散らしながら雑巾のようにゴスダはショゴスに絞られそのままショゴスの腹に収まったのだった、その光景は冒険者達に衝撃を与えた、その場に居たものは破綻に対する恐怖を、植えつけられたのだった。
「ショゴスお疲れさま、もどっていいよ」
と言って破綻はショゴスを影に戻す、そして受付に用紙を渡し依頼を受理する、その依頼は城下町から数十分歩いた場所にある橋をオークたちが、占拠しているからどうにかしてほしいと、書かれていた
破綻はすぐさま向かい橋を見つけるそこには豚が2足歩行している姿だった、破綻は不快なものを見る目をむけそのままショゴスにオークを全て喰らわせた。
そして受付に戻り、報告する。
「すいません報告しに来ました」
「あら、ハタンさんもう終ったんですか?」
「はい、オークが密集してるの見てたら気持ち悪くなってすぐ終らせました」
「まぁ、オツカレサマです、報酬の10万リクです」
「ありがとうございます、また依頼受けに来ますね」
そう言って破綻はお金の入った麻袋を受け取り、冒険者ギルドから出て城へと帰るのだった。
( ・´ω・`)バイバイひげ、ショゴスちゃんかわいいよぉ!クトゥルフは関係ありませぬよ?多分。