42話
( ・´ω・`)昨日はごめんなさい、最近忙しさがやばくなってまいりました。
破綻は帝国の城に来ていた、インビジブルの能力を使い自身と終を透明にし堂々と帝国の城内を歩く。
帝国の城内は魔族が徘徊し、城内はボロボロになっていた、破綻と終は謁見の間へと向かって歩く、謁見の間から凄まじい力の波動を感じた破綻は興味を持ってしまったのだった。
「面白そうな力を感じてきてみたけど、魔族ばかりで辟易してくるね」
「そうですね、ここを焼き払えたらどれほど綺麗になるでしょうか」
「まぁ、勇者のために殺さないようにね」
「分かっていますよ、兄さん」
2人はそんな話をしていると謁見の間の前に着き、そのまま扉をすり抜ける。
「これが、力の原因か」
そこには紫色のオーラを纏う大きな銀色の九尾が居た。
「何だ貴様ら、余に何か用かえ?」
九尾はインビジブルを使っている破綻と終の存在を認識した、その事に破綻は笑みを浮かべインビジブルの力を解く。
「僕は人神破綻、異世界人です」
「余はクオン、神魔の1柱なり」
「魔王ではないのですか?」
「神魔の力の余波より生まれ出る魔王と神魔そのものの余を一緒にするでない」
「すいません、この世界の事はそれほど知らないもので」
「で、余を暗殺にでも来たのか?」
「いえ、大きな力を感じたもので、気になっただけですよ」
破綻がそういうとクオンは破綻を見据え目を細めた。
「ふむ、余の目であっても見えぬ不可視の力か、面白い試してやろう」
クオンは体を起し黒い雷を破綻に向けて放つ、雷は破綻の腹を貫き内臓を焼く、破綻は瞬時に再生させる。
「凄いですね、今まで戦ったゴミの方とは格が違いますね」
破綻はどす黒いオーラを撒き散らす、クオンは再び黒い雷を放つだが、そのオーラに触れると雷は霧散してしまった。
「フム、余の雷を纏うオーラだけで防ぐとは・・・」
破綻はゆっくりと近づき指先でクオンの額に触れる、その瞬間クオンの全身の毛が逆立ちそして恐怖が駆け巡った。
自身が何をしようとも殺せない存在、触れられただけで力の差を思い知らされる、そしてクオンは自身の神魔の力の根源のようなものを破綻から感じ、クオンは破綻に頭を垂れ、地面にひれ伏したのだった。
「クオンさん、僕は貴女が気に入りました、僕の手伝いをしていただけますか?」
「余の力を貴方に捧げます」
「これからよろしくね、クオンさん」
そういいながら、破綻はクオンの頭を撫でる。
「最初のお願いをしよう魔王を1体作ってくれるかい?」
クオンは頷き1体の魔族を作り出した、その魔族は他の魔族とは違い額に紋様が刻まれていた。
「ありがとう、その魔王をここに残して、クオンは僕らと一緒にアドルヴァに行こうか」
「分かりました」
破綻は亀裂を作り出し、魔王だけその場に残しクオンと終を連れて亀裂の中へと消えて行ったのだった。
( ・´ω・`)神魔は全部で5体いますが全部はでてきませぬクオンさんペット枠かもしれませぬ




