3話
( ・´ω・`)短いかな?日をまたいじゃった
アリシュ、アルグは身体が本能が警鐘を鳴らしている、この破綻者を敵に回してはいけないと、敵に回したら国が滅ぶと、そしてこの世界に災禍の津波を起こすと、だから出来る限り彼の者の味方で居ようと2人は考えていた。
「勇者様とほかの方々ももう今日はお疲れでしょうお休みいただけるよう客室を用意しておりますのでそちらに案内させていただきます」
アリシュがそう言うと従者達がクラスメイト達を連れて広場から出て行く、破綻と終はそれを眺めていた。
そしてアルグが2人に近づいて来ていた。
「すまないが御二人には少し、話したい事があるのだがよろしいか?」
「ええ、大丈夫ですよ」
そして2人はアルグ王の書斎に招かれ、破綻、終、アリシュ、アルグの4人で話し合いが始まる。
「それで、何の話でしょうか?」
「御2人は自由以外で何かお望みの物はあるでしょうか?」
「あはははは、僕らのご機嫌取りをして僕の狂気を、自分達の方に向けないでくれって事なのかな?」
「そうだ、そなたの力は全く持って未知数、それにそなたは自身の狂気的な考えが大好きと、言ったのでな。国を民の命全てを預かる者として、滅ぼされぬように最良の判断を下したまでだ」
「正直なのは良いですね、好感が持てますよ」
破綻は王の正直な考えに本当に好感を持っていた。
「まぁ、ここは僕らの拠点となる場所なので、何か事を起こすとかは、しないと思いますよ其方が何もしてこなければね?」
そう言って破綻は無邪気に微笑む、それを見た王は分からなくなる。先ほど、自身の知人を殺し狂気を振りまいていた者と同一人物とは、思えなかったのだ。
「そう言って貰えると有難い、この関係が末永く続く事を我は望んでいるよ、困った事があればアリシュに言うと良い力になるだろう」
「何かあれば私にお伝えください、できる限り力を尽くさせていただきます」
そういってアリシュは深々とお辞儀をした。
その姿を見て終はあきれたように口を開く。
「はぁ、あなた方はあわよくば他国との戦争や何か出来事が起こったときに兄さんの力を借りれるのではと思っているんじゃないんですか?」
その言葉に2人は少しどもる。
「まぁ良いんじゃないかな、面白い事が起きれば首は突っ込むだろうし、拠点の国が侵略されて無くなるのもなんか嫌だしね?」
破綻のその言葉に2人の顔は明るくなる。
「でも条件があるよ?」
「どんな条件でしょうか?」
「そう、あなた方のお願いを僕らが聞くたびに、この国で1つ僕らが行う事に口を出さない邪魔をしないだね、それで良いなら良いですよ?」
破綻は悪魔のように微笑んでいる、これは悪魔との契約である王はそう確信する圧倒的な力を借りる事ができるが、その代償は目の前の悪魔達がこの国で起こす事に、一切口出しも手出しもできないという事だ、それでも見返りは大きいと王は考えていた、仮にも拠点が衰退するような事はしないだろうと、王は彼の悪魔が破綻者である事を軽く見ていた、それにいざとなれば勇者様が居る彼女を鍛え圧倒的な強さを持たせれば彼の悪魔も押さえつけられるだろうと、だがその甘い考えのつけはいつか自分達に返ってくるという事に気づかない。
「良いだろう、その条件をのもう」
「では契約成立ということで、よろしくお願いします、早速お願いがあるのですが明日で良いのでこの世界の服を頂けますか?」
「あぁ、明日の朝、部屋に届けさせよう」
「お願いします」
「では御2人を部屋に案内いたします」
破綻と終はアリシュにつれられて王の書斎から出て客室に案内されるのだった。
( ・´ω・`)書斎に有るソファーに座っているのです、王女様メイドみたいな扱いになっちゃった・・・