22話
( ・´ω・`)忙しい・・・2話更新したいです
賊を滅殺して少しがたった、破綻と終、アボルは1つのテントに集まっていた。
「さて賊は始末しましたが、どうしましょうか」
「そうですね、出来れば一晩明かしてから山を越えたいですね」
「まだ、賊の残りがいるかもしれませんね見張りをたてましょうか」
「兄さん、なら私のサリエルに頼みましょうか?」
「お願いするよ終、ぼくはグラムに頼もうか」
テントを2つたて直し、サリエルとグラムが守りにつき、そして3人は夜を明かす。
朝になり、山を越え昼にはアドルヴァに続く街道についていた。
「ここまでくれば、安全です、ここはアルデァ街道です」
「この先に獣人の国、アドルヴァがあるんですね」
「そうです、賊に襲われましたが、無事なのはハタンさんとオワリさんのおかげです」
そういってアボルは頭を下げる。
「まだ、以来の途中ですよ?お礼を言うのは早いですよ、さぁアドルヴァに向かいましょう」
破綻たちは歩み始めるアドルヴァが少し見えてきたところで、白い軍がアドルヴァに進軍しているのが見えた。
「あれは・・・聖王国白の騎士団・・・」
「聖王国?白の騎士団?」
「ここから少しいったところにある谷を越えるとある国なんです、聖王国はアリアス神をあがめる宗教の大司教が治める国です」
「宗教国家か悪いイメージしかないね」
「彼らの教えは人族以外は認めないんですよ、それが心優しき獣人だとしてもね」
「それで、白の騎士団と言うのはなんです?」
「人外を狩る軍ですね」
「それがアドルヴァに?」
「大変な事になります!アドルヴァは軍を持っていないんです、虐殺になりますよ!」
破綻は白の騎士団を見る。
「アボルさん、時間を頂いてもよろしいですか?」
「え?」
「いえ、いまアドルヴァがなくなるのは非常に面白くないんですよ、なので、あいつら殺してきます」
破綻は終にアボルを守るようにお願いをする。
「終、アボルさんを頼むよ、すぐ帰ってくる」
「分かりました、兄さん」
破綻は頷きミディアンドールのガルムを呼び出し、跨り飛び上がった。
空中から白の騎士団を確認する、その数はおよそ4千、武装は槍か長剣だった。
「計画の邪魔はさせないよ」
破綻はそういってガルムを白の騎士団に上空から突撃させる、ズガァァァン!と轟音を響かせ凄まじい衝撃波と土煙を上げる。
「なんだ!何があった各員報告せよ!」
「1部隊千名無傷であります」
「2部隊約300名が死傷700名は無傷であります」
「3部隊・・・・ほぼ壊滅・・・で・・・・あります・・・・」
「・・・・・・」
白騎士長、アシャロル、ベンデンスは何か黒いものが飛来してきたと思った次の瞬間、衝撃波と轟音に襲われた。
1部隊は無傷、2部隊はまだ軽微の損傷であった、3部隊と4部隊は壊滅で生存者は0であった。
土煙がなくなった後には魔獣と黒いローブを羽織った1人の少年が立っていた。
「どうも白騎士の皆さん、アドルヴァを襲おうとしていましたね?」
「貴様!我が聖王国にあだなすか!人族であるのに!」
「人間であろうと、獣人であろうと僕にとっては同じ物、差別する意味が分かりません、それに貴方がたみたいな宗教国家は胸糞悪くなりますよ」
「貴様!魔族だな、そんな魔獣を連れて!」
「はっはははははは、理解できない者は全て魔族ですか、ガルム戻っていいよ」
破綻はガルムを戻す。
「さて、時間もないですし、死んでください」
そういって破綻は魔術を行使する、地面に黒い文様が描かれるその文様が黒く光ると巨大な黒い柱が立つ。
それは死の柱であるその柱に呑まれた者は、時間の進みが遅くなりその時の中で身体がじわじわと腐り落ちていく、痛覚も腐っていく生々しい感覚も死ぬまで続く。
その地獄が白の騎士団を襲う、そして白の騎士団は誰一人残らず腐肉の塊と成ってしまった、その光景を見た破綻は満足そうに笑いながら終とアボルの元に戻るのだった。
( ・´ω・`)獣人の国重要なんです、遅くなってすいませんでした。