19話
( ・´ω・`)梅雨はもういやどす、今日は2話更新しまふ
第9騎士団が事実上消失させたあと破綻は王の書斎にてアグルと話していた。
「王様、すみません、第9騎士団を潰してしまいました」
「な・・・なんだと、カロイトの奴には手を出すなと言っておいたのだが・・・」
「潰してしまった謝罪もこめて僕のドール三千とビスクドール1体を騎士団として貸し出しましょう」
破綻は騎士団を潰してしまった事を謝罪しその賠償としてビスクドール1体を頭としたドール三千の軍を貸し出すと申し出た、この申し出は王にとってはかなり有難いものだった。
第9騎士団が無くなり、王国の戦力はかなり落ちてしまう、だがこの軍勢があれば第9騎士団の倍以上の戦力となる。
そして魔族が攻めてきても戦えるし他国と戦うとしてもかなりの戦力になることは間違いないからだ。
「ハタンよそなたの謝罪受け取ろう、これにて第9騎士団の事は水に流すとしよう」
王がそういい、破綻と握手をする、そして破綻は終を連れて、書斎から出る、そして第9騎士団の宿舎前に向かう。
「ドール達おいで」
破綻がそういうと黒い人形が三千体出現する。
「壮観だね」
「ですね」
破綻は終と三千体の黒い人形を見て笑う。
「ビスクドール」
破綻の元に1体のビスクドールが姿を現し跪く
「さて君にはこの三千のドールを率いてこの国に攻めてくるものたちを喰らい尽くしてほしい」
「承りました、主様」
「そうだね、君にも名をあげよう、君はモルスだ」
「名を頂きます、私はモルス、この名に恥じぬよう命を果たします」
モルスの言葉を聞き、破綻は心底楽しそうに笑う、この死の軍勢が巻き起こす死の嵐に思いをはせて。
「じゃぁ頼んだよ、僕らも準備に行こうか」
破綻と終は冒険者ギルドに向かう、アドルヴァに行くついでに護衛の依頼を受けていこうという事になったのだった。
「こんにちわ、受付のお嬢さん」
「ハタンさん、こんにちは今日はどうしたんですか?」
「今日は妹も冒険者の登録をしようと思ってね」
「そちらの方が妹さんですか?」
「私は人神終、よろしく」
「これはどうも、私、受付をやっているエレナと申しますオワリさん、よろしくお願いします」
終は破綻と同じように登録を済ませ破綻と供に掲示板の前まで来る。
「護衛の依頼とかないかなぁ」
そんな破綻に1人の男が話しかけてくる。
「すいません、護衛の仕事をお探しですか?」
「えぇ、アドルヴァに行くので、そこまでの護衛なんですがね」
「おぉ!丁度アドルヴァまでの護衛の依頼なんですよ!」
「へぇ、で?貴方は?」
「これは申し訳ない、私は商人のアボル・ロドロア、ロドロア商会の会長をやらしていただいております、よろしければ護衛の依頼受けて頂けませんか?」
「いいですが僕ら以外の護衛はいますか?」
「いますね、あそこにいる方々が快く受けていただきましたよ」
アボルが指差すほうに居たのは3人の男達、その男達は終を見て下卑た笑みをうかべていた。
「それで、何時出発で、報酬は?」
「出発は明日の昼で、報酬は到着で200万リクですね」
破綻は少し考える、あの男達は完全に黒で盗賊か何かの類だろうと、そしてそちらのほうが何かと都合がいいと思い至る。
「分かりましたアドルヴァまでですがよろしくお願いします」
「受けていただけますか!ありがとうございます!」
「自己紹介がまだでしたね、僕は人神破綻ですよろしくお願いします、アボルさん」
「私は人神終ですよろしくお願いします」
「では明日の昼門の前に集合という事でお願いします」
破綻はアボルの言葉に頷き受付で手続きを済ませアボルと別れ王城へと戻るのだった。
( ・´ω・`)やっとこさ獣人の国に行くことができます次回は出発です!