16話
( ・´ω・`)短くて申し訳ない
帝国との戦争は帝国軍第3部隊の消失という事で一時終結し、会談が行われる事となった会談の参加者は。
帝国は、皇王、宰相、御付の者、護衛の者。
王国側は国王、宰相、破綻、終、セグレム、王国の城で行われる。
会談は開始される、円卓の席につき話し合う。
「このたびは我が帝国の軍が勝手な事をして、申し訳ない」
そういって皇王グリム・ヴァイス・アルフェイルが頭を下げる。
「アルフェイル王、今回の事は不運な事故としよう、だが王国の民に恐怖を与えた事に対して賠償していただきたい」
国王のアルグは帝国に賠償を請求し皇王が承諾し、国同士のお話は恙無く進み終えた。
「国同士の話は終わりましたか?」
「先ほどから思っていたのだが君と隣の子ははじめて見るな」
「自己紹介がまだでしたね、僕は人神破綻よろしくお願いします」
「私は人神終よろしく」
破綻と終が会話に参加する。
「皇王様、僕らが貴方に求めるのは帝国に自由に入国するための権利ですね」
破綻の言葉に宰相は額に青筋が浮かぶ
「貴様!皇王様に向かって何を言っている!」
「何?賠償ですよ?今回貴方がたの軍隊と戦ったのは僕ら2人なんですよ?」
「ふん!くだらない事で攻めてきたくせに」
破綻は笑みのままで終は宰相を睨みつける。
「そうか・・・それはすまなかったな、しかし聞きたいのだが、我が軍の第3部隊はいったいどうなったのだ?」
「死にましたよ?」
「なに?1万の軍隊がか?」
「一人残らず滅殺しましたよ?僕らを実験台にするとか言ってましたのでね」
その言葉を聴き1人の護衛の女が剣を抜き放ちは単に切りかかる。
「アゼリルを殺したのはお前かぁぁぁっぁぁぁ!アゼリルをかえせぇえぇっぇ!!」
「殺されても仕方ないですよね、ここで剣を抜いた貴女もね」
振り下ろされる剣を避け、女の顔を掴む、そしてそのまま力を強めていく。
「ガァッグゥッアウッ」
女がうめき声を上げる最中、グシュウ!!と何かがつぶれる音がその場に響き液状の何かと肉片が飛び散った、そして女は頭部を失った、厳密には掌サイズに成ったのだった。
「さて、唐突なイベントもありましたがどうしますか?僕らは無理やりにでも貴方がたの国に訪れる事ができるのですよこの子を連れてね」
そういって破綻はアポカリプスを人間サイズで呼び出す、その姿に円卓の席についていた国王、皇王、両国の宰相、護衛の者など全ての者が終焉という言葉を口にし戦慄する。
それは御伽噺の中でしか見た事の無い黒き龍、終焉を運び人類の選定を行うとされている龍そんな者をつれて無理やりに訪れると、その意味は帝国の歴史に、終焉を与えるといっているようなものだった。
「どうします?」
「ハタン殿とオワリ殿に帝国に自由に入国できる権利を与える、宰相いいな?」
「はい!何も問題はありません!」
そのやり取りを見て破綻は満足そうにしていた、だがアルグは本当に勇者でこの悪魔に勝てるのかどうか、思い浮かぶのは絶望しかなかった。
だがそれでも勇者を信じるしか道は無かった。
破綻は自由な入国権をもらい上機嫌で戦争後の会談を終えた。
( ・´ω・`)さぁ次回から獣人の国のお話でいす!すいません明日朝が早いので今日はここまでです。