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破綻者の異世界録  作者: モゴモゴ
14/50

13話

( ・´ω・`)戦争開始ですね、今日はもう1話更新しようと思います頑張るます



セドゥ河をこえた先にある平原に王国第1から第5騎士団は展開し整列しているその数は1万ほどだった。

騎士たちは緊張している、戦争が始まるのだ、じゃれあいとはいえ人と人が殺しあう、殺されたくないし出来れば殺したくない、それが騎士達の本心だろう。

そんな戦場にまったくといって良いほど似合わない、2人が立っていた破綻と終である、2人は騎士達の目の前に立っていた。


「騎士の皆様今回の大役をさせていただく事になった、人神破綻ですよろしくお願いします」


「人神終ですよろしく」


「貴方達が前線を押さえている間に僕らが打撃を与え帝国を追い返す手はずになっています、なので出来るだけ進軍しないようにお願いします、巻き込まれますので」


破綻は楽しそうに言った、味方が巻き込まれたとしても気にしないと、だから忠告する、好戦的な騎士が突っ走り、魔術などに巻き込まれても知らないと。

そしてセグレムが開戦の言葉を述べる。


「王国騎士達よ!時が来た自らを奮い立たせ、王国を守るのだ!進軍せよ!!」


騎士たちは『おぉ!!』っと雄たけびをあげ馬を走らせる。

破綻と終は駆ける騎士たちを見送り、3メートルほどの大きさになったシロナに跨る。


「シロナ、走って」


終のその言葉でシロナは走り出す、その速さは馬を凌駕する先に出発した騎士たちを追い抜き、一瞬で

姿が見えないほどになってしまった。


「シロナは速いね」


破綻はそう言いながらシロナの体を優しく撫でるシロナは嬉しそうに「グルゥ」と鳴く。

そうしている間に帝国軍が見えてくる、破綻は楽しそうにドールに言伝を頼む、セグレムの元に居るドールとリンクする。


「セグレムさん、すいませんが進軍を止めてください」


「ぬぅ?ハタン殿かいかがした?」


「作戦変更です、僕ら2人で撃滅します、進軍しすぎると巻き込まれますのでご注意を」


「なッ・・・待ってくれ!いったい・・・」


セグレムの声は破綻に届かなかった、セグレムは破綻の言葉に大人しく従う。

そして進軍のスピードを落とし帝国軍が見えるところで軍を止め様子を見る事にする。


「終、此処からは別行動だよ」


「はい、兄さん私は正面から行きます」


「お願いするよ、僕は後ろから奇襲をかけるよ、じゃぁ、いってくるよ」


そう言って破綻は亀裂を生じさせその中に入っていった。

そして終は帝国軍に向けてシロナと供に歩みを進める。


「シロナいきましょう」


「グルルゥ」


1人と1匹はゆっくりと帝国軍の前に現れる。


「そこの女止まれ!我らアルフェイル帝国軍第3部隊、我らの進路を邪魔するなら容赦はしないぞ!」


「無価値なゴミが群れて何を言ってるの?」


終は帝国兵を挑発する。


「ゴミだと?我ら帝国軍をゴミだと・・・戦闘態勢をとれ!この女と化け物を敵と見なし粛清する!!」


その言葉で帝国兵達は武器を構え魔術を準備し始める。


「帝国軍を敵に回したことを悔いるがいい!!」


帝国兵は終に進軍するその光景を見た終は口元を歪ませる。


「やっとやる気になりましたか、シロナ少し下がって、巻き込まれると危ないからね」


終はシロナが下がるのを見て、力を行使する、終の背後に今までより大きな亀裂が走る。

その光景を見た帝国兵は終が異世界人だと気づく、この女を連れて帰れば多大な報酬と地位が約束される。そんな甘い考えがよぎっていた。


「さぁ、舞って下さいね」


終の言葉が引き金となり亀裂から純白の巨人の上半身だけが姿を現した、巨人は終に向かってくる帝国兵を腕を一薙ぎし吹き飛ばす。


「なんだ・・・なんなんだあれは・・・」


巨人は魔力を集め魔術を行使する、それはとても綺麗だった。

綺麗な光の柱が降って来たのだ、そして光の柱の降った場所には生は一切無かった。

光の柱は一瞬にして全てのものを焼き尽くし灰も残さない、その光景を見た帝国兵達は恐怖し逃げ惑う、後続にもその様子が確認され何が起きているのかわからず混乱していた。


「た、たすけてくれー!」


「死にたくないぃぃぃぃ!」


「あは、あはははは・・・いやだぁ・・・・」


そんな帝国兵を見て終は汚物を見るような冷たい視線を送る。


「もっともっと、舞ってくださいね」


巨人が再び魔力を集めるだがさきほどとは比べ物に成らないほどの魔力を集め、魔術を行使する。

それはとても綺麗でとてつもない惨劇である数多の光の柱が降り注ぎ帝国兵を焼き尽くしていく。

そして再び光の柱が降り注ぎ、1万いた帝国軍第3部隊は終の純白の巨人により6千ほどまでに数を減らされていた。


「後は兄さんの物ね、貴方もありがとうね」


終は純白の巨人にお礼を言う、巨人は何を言うでもなく亀裂に戻っていった。


その光景を遠目で見ていた王国騎士達は恐怖する、たった一人の女の子がたった十数分で4千もの敵を滅殺したことを、それだけの人間を殺しても顔色一つ変えず、平然としていられる事を。


( ・´ω・`)終さんの戦闘はこれで終わりですね、シロナちゃんは時速120キロぐらいで走り続けられます!すごいね。

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