プロローグ
なろう初作品です生暖かい目でお願いいたします。
何時もどおりの日常、高校へ行き、ただただ時間を消費することしかしない。
夕方になり、すべての授業が終わり、教室が茜色に染まり、ホームルームを始めるために教師が入ってくる。
「はぁ、つまらない」
「兄さん・・・」
その言葉が発された瞬間、教室が真っ白な光に包まれる。
そして光が収まると教室に居た人間だけが大理石でできた広場のような場所に立っていた。
「なに・・・これ?」
「ここどこ?」
「え・・・えっ?」
クラスメイト達は、何が起こったかわからずにざわつき始める、その光景を見て1人口元を、凶悪に歪ませている生徒が居た。
その生徒は人神破綻、黒髪の男子生徒。
そして横には人神終、黒髪ロングヘアーの女子生徒。
「終、何が起こったか分かる?」
「分からないですが、別の場所に全員移動されたみたいですね。」
「だろうね、まぁあそこよりは面白いかな」
そんな会話をしていると威圧感の有る初老の男と、美しい女の子とその従者であろう者達が姿を見せた。
「勇者様方このたびの無礼をお許しください」
「勇者・・・?」
クラスメイト達は美少女の謝罪と勇者という言葉で沈黙する。
「いきなりで申し訳ありませんが世界のために魔王を倒すお力をお貸しください、そのための補助や装備などは全て此方で用意いたしますので、そして魔王を倒して頂いたあかつきには、元の世界へお返しいたします、どうかお願いいたします。」
美少女はそう言うと深々と頭を下げお辞儀をする、その姿はまさに美そのものだった。
その姿にほとんどの生徒が目を奪われていた、だが破綻がその美少女に声をかける
「僕は人神破綻と申します、失礼ですがあなたのお名前は?」
「失礼いたしました、私はアリシュ・ヴァン・エルシリア、このエルシリア国の第1王女ですそして」
アリシュの言葉をさえぎるように初老の男が口を開く
「我がこのエルシリア国の王、アルグ・ヴァン・エルシリアだ勇者殿たちよ、よろしく頼む」
アルグ王は頭を下げたそのことに従者達がざわつき始める
「王様ですか、頭を上げてください、ほかの人たちは知りませんが僕は、いや僕達は手を貸す気はありませんから」
破綻は飄々と言い放つ、その言葉にアルグとアリシュは眉を顰め従者達は剣の柄に手をかける
「脅しですか・・・」
破綻の後ろに居た終がつぶやく
「ははは、分かり易くて良いですね、ですが僕ら2人だけですよ?」
破綻の背後の空間に亀裂が入る、その光景を見たアリシュが
「あなた方どちらかが勇者の称号を持っていなければ自由を認めましょう、良いですねお父様?」
「あぁ・・・」
アリシュの剣幕に押されアルグは了承した。
そしてアリシュ達は称号やステータスの確認をすると言い用意し始めたのだった。
長いかも知れませんがプロローグです変なとこで終わってしまった、1話に続きます。
クラスメイトと教師はかなり物分りがいい感じですし、姫様に魅了されておりますね。
※少し改変いたしました。