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異世界ハーレム飛行~アマゾネスの星ってアリですか?~  作者: 印朱 凜
第6章 ハーレムな冒険
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エウリノメ

 成り行きではあるが、バケモノを狩る危険な旅に出発する。

 デュアン総督に地球からの補給物資を届けるのはいいとして、この星で人間としてまっとうに生きてゆくためには、男として別格の強さをアマゾネス達に認めてもらうしかない。

 ミューラー市長を通じて、デュアン総督からの使者があったとのこと。


【北の砂漠に赴き、サバクオニヤドカリを倒し、その目玉を証拠に持ち帰ること】

 

 武器として貰った物は、旧世紀のM4アサルトカービン銃を数丁とわずかな弾薬。あとはクレイモア、なぜか日本刀、長槍、マチェットなど。これじゃ無理だろう、後は自前で用意しろと?

 鬼が島に出発する桃太郎の気持ちが少し分かったような気がした。

 お供には、いつも僕の心配をしてくれる姉御肌ジャガーのスケさん。チキン野郎を返上した、いざという時とても頼りになる変態性欲オオカミのカクさん。それに今回お目付け役として、あの看護師のシュレムが総督からの特別指名を受けて仲間に加わった。

 やったね! 辛い旅も何だか楽しくなりそう。指令書に目を通した後、小さくガッツポーズした。旅を終える頃には彼女との距離を今以上、更に縮められるのかな?

 何はともあれ市民病院までスタリオンでお迎えにあがる。


「オカダ君、気持ちは分かるけど、はしゃぎ過ぎよ」


「修学旅行じゃあ、ないんだぜ。……女風呂を覗きに行ったのはいい思い出」


「カクさん! お前、本当に何者なんだ?」


 十二階建ての病院のガラスは割れたまま、テープで補強されているようだ。 駐車場近辺も件の乱闘騒ぎでガタガタになったまま放置されている始末。壊した本人が行くと、非常に気まずいな。


「長い休暇になりそうね……私の本業は看護師なのに、何であなた達と一緒に砂漠まで行かなきゃならないのかしら」

 

 外部でもワンピース白衣姿のままのシュレムが愚痴をこぼす。職業を示す服を常時着用することが、この世界では義務付けられているらしい。長期計画を練ることが必要な、病棟の患者を他の人に任せっきりにしてきたので非常に不機嫌だ。

 夜勤や準夜勤もこなしているので睡眠不足のはずだが、ナチュラルメイクのお肌はツヤツヤ。本日も白衣の天使は全身チャームポイント状態で、手に負えない魅力を放っているなぁ。


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