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異世界ハーレム飛行~アマゾネスの星ってアリですか?~  作者: 印朱 凜
第4章 オーミモリヤマ市
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ヴァージニア

 カクさんが小声で呟いた。


「ちっ……クンクンだけじゃなくペロペロしておけばよかったぜ」


「え? 何か言った?」


 シュレムはカクさんの鼻の穴にガーゼを詰めながら訊き返す。


「いえ、何でもありませんことよ!」


 カクさんは鼻声で答え、オオカミ流の愛想笑いをした後、僕の横のポジションにさっと戻った。


「お前なあ、レディーに対して失礼な事をするなよ。我々の品格が疑われるじゃないか」

 

「えらいすんまへんなぁ……かんにんや」


「……そういう口調がダメだというのだ」


 再び二人と二頭で歩き始めた時、カクさんからナノテク・コンタクトレンズを中継した脳内通話(テレコミュ)が僕に限定で届いた。


『彼女、あの歳でまだ処女だぜ……間違いなく男を知らないニオイだった……』


「……げほっ!」


 僕は何も飲み食いしていないのにイキナリむせた。

 シュレムが黒目がちの目で不思議そうに訊いてきた。


「んー? 急にどうしたの?」


 僕の視線は、いけないと思いながらも、ついつい彼女の体の方に下がっていった。

 ケプラー22bの重力をモノともしない弾力のありそうな胸。それに締まったウエストと適度な太さの長い脚……。この色気で、男と付き合った事がないなんて地球ではありえないな。

 女尊男卑のアマゾネス世界では、彼氏と付き合うって概念がないのだろうか。男はオカマのA級奴隷か、それより低い階級のB級奴隷しかいない訳だし。

 ……だったら、どうやって結婚して人口を増やしてるんだ。まさか総督府の完全管理下で人工授精し、計画的に人口を調節しているのか? 地球から引っ越して100年も経っていないのに、そんなSFみたいな世界になるのかなあ。


「……私の白衣がそんなに珍しいの? 地球とそんなに変わらないはずだけど」


 シュレムは僕の視線に気付き、自分の格好や体が変なのか気がかりのようだ。自分の体を見回して、下着が透けたりしてないかチェックしている。

 カクさんみたいに頭をどつかれないように気をつけねば……。



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