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異世界ハーレム飛行~アマゾネスの星ってアリですか?~  作者: 印朱 凜
第3章 最強スキル発動
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アタランテ

 もう、ふっ切れた。無理に明るく振る舞おう。そうだ、任務を忘れていた。僕のミッションは太陽系外植民惑星の査察じゃなかったのか!


「マコト、念のため訊くが、君は女性なのか、それとも男性なのか?」


 マコトはきょとんとした。何を今更って感じで、僕を不思議そうに大きな目で見つめた。


「え~? 見ての通りAクラスよ。心は女だけど、残念ながら性別は、あなたと一緒」


 改めて事実を伝えられると、結構へこむなぁ……でもケプラー22bに到着してから初めて男に出会った事になるんだな。

 ここにいるオネエ達が皆、男だとすると……やはり女だけの惑星じゃない事は確かだ。ニューハーフ? 以外の男は、どこかにいるのだろうか。


「ところでAクラスって何だ?」


 僕からの矢継ぎ早の質問に、マコトはヒロミと顔を見合わせた。


「Aクラスって言えば、A級よ~。Aクラス・スレイブ。A級奴隷……」


「奴隷!?」


 僕は前に白衣の天使さん、シュレムから一目見るなり奴隷と呼ばれた事を思い出した。頭の回転をフルスロットルで早めてみよう。


「マコトやヒロミが、ここに閉じ込められているのは何で? 皆で揃いも揃って一体何をやらかしたの?」


 トビエビの大群から逃げるだけなら、何も鉄格子付きの部屋に収容されなくてもいいはずである。


「何でって……私達は奴隷だからここにいるんでしょ」


 うっすらと口ひげの生えてきたヒロミは、怪訝そうに僕の顔を見て答えた。あー、何となくシステムが、ぼんやりと分かってきたぞ……。

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