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異世界ハーレム飛行~アマゾネスの星ってアリですか?~  作者: 印朱 凜
第26章 精鋭ザイデルD‐15部隊
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トーラ

 ゴールドマン教授は鼻息も荒く、いつになく興奮気味だった。以前、温泉で会った記憶があるB級奴隷の野郎どもに担がれて意気揚々としているが、何となく危なっかしいな。


「オカダ査察官! ついに決断したか。やっと動いてくれたか。嬉しいぞ! 今日は記念日となるだろう」


「ゴールドマン教授! 一体どこから現れたのですか?」


「警察からとっくに情報は得ておるわ。そんな事よりデュアンを、デュアン総督を押さえろ。総督府の地下はシェルター状になっているので、そこに側近と逃げ込んだはずだ」


 出力をMAXにすればトール・サンダー(自由電子レーザー)で地下まで完全破壊可能だが、周囲への被害が甚大となる。ここは慎重に事を進めていこう。スタリオン高機動車の周囲は革命の同志が占拠して何とか安全地帯となっていた。


「オカダ査察官、ずいぶんと派手にやってくれたな。遠くからでも総督府の崩壊は見物だったぞ。これからが大変になりそうだがな……」


「始まったモノはしょうがない、とことん行くぜ! もう後戻りはできないしな!」


「当然だ。ここまでくるのに私がどれほどの労力と時間を使ったのか、君には想像もできまい! 嬉しさと興奮で両手の震えが止まらんわい」


「これからどのようにコマを進める? 篭城中のデュアン様を天の岩戸から引っ張り出すのかい?」


「革命にはスピード感が肝要だ。短期決戦以外は考えない方がいい。長引くとロクな事がないし、ケプラー22bの開拓移民……つまりは、この惑星の全人類が疲弊してしまうだろう」


「それなら手始めに、この広場の大混乱を鎮静化しなくちゃな」


 僕はスタリオンの屋根から婦警のアディーとチトマスが窮地に陥っているのを確認したのだ。彼女等はB級奴隷達から国家権力の手先と見なされているのだろう。


 

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