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異世界ハーレム飛行~アマゾネスの星ってアリですか?~  作者: 印朱 凜
第26章 精鋭ザイデルD‐15部隊
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バティスティーナ

  第二十六章 精鋭ザイデルD‐15部隊


 静寂と漆黒の闇が支配する宇宙空間。衛星軌道上を運行する宇宙揚陸艦インディペンデンス号の電磁カタパルトは、長いレール状でハニカム構造を成している。貨物ブロックのコンテナ用ハッチが音もなく開き、大気圏内に左右の電磁カタパルトからエントリーカプセルが2機射出された。デルタ形の流星は滑るように大気を駆け抜ける。

 1機は電神こと無人戦闘攻撃機(UCAV)・秋水で、墜落した電神ヴィマナの代わりとなるものだ。他方は大きさがまるで違う。その暴徒鎮圧用ユニット・ケンネルのパラシュートが美しく開いた。そのままケプラー22bが持つ僅かばかりの陸地、その中でも更にピンポイントでオーミタカシマ市郊外に正確に着地した。それは大型バス程の大きさのカプセルで、まだ大気との摩擦熱により薄い煙を上げている。

 見た事もない物体が上空から飛来した! 僻地にある街の男女は伝播した掴み合いのケンカ闘争を中断し、しばらく仲良く事の成り行きを見守った。

 気密ドアが開く音がすると、白っぽい気体が吐き出され、視界が霞む……。

 中から人ならざる物が二体飛び出し、カプセルの上を螺旋状に駆け抜け、颯爽と登った。それは黒いジャガーと白いオオカミのアニマロイドだった。


「おお~……!」


 人々は動揺して後ずさりを始める……一体何が始まろうとしているのだ?


 一方総督府の前では、男女入り乱れて大混戦の状況。デュアン総督側の女性陣と取り巻きの男達、それに対するはゴールドマン教授を中心とする革命勢力のちょっと薄汚い……よく言えばワイルドな男達が一進一退の戦いを繰り広げている最中だった。

 

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