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異世界ハーレム飛行~アマゾネスの星ってアリですか?~  作者: 印朱 凜
第14章 サバクオニヤドカリ
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ゼリア

「オカダ君、あのオアシスまで、ちょっとお願い!」


 マリオットちゃんは、かなり広い池のような場所を指差した。


「青くてキレイな水たまりだね。深さも相当ありそう」


 僕は水の補給を考えてオアシスに立ち寄る事にしたのだ。

 近付けば近付くほど、その貯水量と大きさに圧倒される。デコボコの赤茶けた岩石砂漠に突如現れるミニビワ湖といった感じか。

 マリオットちゃんはブリュッケちゃんを誘って、一緒に水浴びしようと提案した。


「もちろん、大賛成だよ。早く行こう」


 水辺に着くとブリュッケちゃんは車外に躍り出て、白いワンピースのファスナーを下ろすと、いきなり脱いだ。上は真っ白なスポーツブラのみで、下にはブルマをはいている。そのまま靴と靴下も脱ぎ、服を畳むとオアシスに向かって嬉しそうに駆けて行ったのだ。


「ワオ! 彼女、意外に大胆」

 

 カクさんを始め、これには査察団も驚いた。


「あれが噂のブルマか! う~んワンダフル。すばらしいデザインや」


 マリオットちゃんがカクさんの両目を手で隠した。


「ちょっと! 無邪気なブリュッケちゃんを変な目で見ないでね」


 カクさんは鼻をヒクヒクさせて彼女に言うのだ。


「マリオットちゃんも早く脱いで、脱いで! ブリュッケちゃんが待ってるよ」


「思春期の女の子は見られると恥ずかしいのよね」


 マリオットちゃんは裸足になると、『とがった石が痛い痛い』などと言いながらブリュッケちゃんの元へと向かった。そして砂浜の上で制服を脱ぐと、純白のキャミソール姿になったのである。

 キャミをできるだけ下に伸ばしてショーツが見えないように努力しているみたいだが、逆に桜の花びら色がチラチラと見えて気になってしまう。


「ぬるいけど、とっても気持ちがいいね! ブリュッケちゃん」

 

 久しぶりの沐浴にテンションMAXで、水をかけ合う・はしゃぐ・笑い転げる。ブリュッケちゃんは白いブラが水に濡れて重くなり、ずれるのも気にしない。しかもマリオットちゃんのキャミソールが透けまくってるぜ、オイ!

 シュレムとアディーは水浴びする二人を羨ましそうに眺めていた。


「私達もオカダ君をパンチで眠らせて、下着姿で泳ごうか?」


「それはいいですね!」


 うをう! 何て事を相談しているのだ、君達は! 本当に実行しそうで怖い。



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