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異世界ハーレム飛行~アマゾネスの星ってアリですか?~  作者: 印朱 凜
第10章 数%の可能性
130/580

ネメシス

 

  第十章 数%の可能性



「よう! オカダ君」


「うわ! カクさん、屋根にいたのか。ビックリさせるなよ」


「スケさんなら、回転ふな寿司を食べに、どこかに歩いて行ったよ」


「お前は何をしているのだ」


「俺は魚が苦手だから、ここでハムサラダパンを食ってたのさ」


「この惑星に魚がいたなんて初耳だ」


「そりゃあ、これだけ海が広けりゃ……魚ぐらいいるさ。地球のとちょっと違うけどな」


「なになに、甲冑魚だって?」


「そんなことより! オカダ君、いいのかい? アマゾネス達がスーパー銭湯に行ったぜ」


「ん? 何が?」


「しらばっくれるなよ、俺はここでスーパー銭湯の見取り図を入手し、女湯のレイアウトを頭の中に叩き込んでいるんだよ」


「それで?」


「衛星軌道上のインディペンデンス号からの情報によると、露天風呂はこの位置に存在する。この3D衛星写真の拡大図を見てくれ」


「うげ! オババ様ばかりやんか!」


「衛星写真を分析した結果、最も侵入しやすい場所は、ここのサウナ室の裏手の茂みということになる」


「お前、一体何をするつもりだ……」


「オカダ君も協力してくれ……千載一遇のチャンスやで。バレそうになったらスタリオンのスモークディスチャージャーから煙幕を張って逃げるんや」


「誰の仕業か丸わかりやんか!」


「俺は……オイラは真実が知りたいんだ。地球外の天体で人類は代を重ねる事によって、いかに環境に適した肉体に進化してきたのかを。どうしても、この目で確かめてみたい!」


「嘘をつけ! ただ単に女湯を覗きたいだけだろう」


「いいや……4人の内、誰が一番胸が大きいのかを調査する事なんて二の次だ」


「そんな事は服の上からでも大体分かるだろう……アディーだ」


「いやだぁ! いやらしい!」


「お前が一番いやらしいわ!」


「……とにかく太陽系外植民惑星査察官として人類の身体の環境的変化及び適応能力それに乳首の色を記録する事は重要な任務である」


「そうか、宇宙生物学の発展のためならば仕方ないかな」


「がんばれ! オカダ君。ケプラー22bの……現代のダーウィンを目指すんだ」


 時々関西弁になるのは奴の影響かな? うまく乗せられてしまったような気がしなくもないが。

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