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異世界ハーレム飛行~アマゾネスの星ってアリですか?~  作者: 印朱 凜
第1章 査察団の到着
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メティス

 ケプラー22bは辺境惑星らしく軌道エレベーターが未整備なので、宙港埠頭からの入港が不可能だ。当然ながらシャトルに乗り換えての厄介な大気圏突入を計画せねばならない。

 だが厄介だったのは昔の話。地上とインディペンデンス号を結ぶシャトルは、ほぼ全て自動操縦のコンピュータ制御になっている。

 今の時代、両眼に脳介機装置ブレイン・マシン・インターフェイスであるナノテク・コンタクトレンズをはめているだけで、インディペンデンス号のコンピュータに直アクセスでき、指一本触れずに操縦から通信に至るまで全てこなすことができる。 

 目の前にある、こだわりの木製コンソールに並んでいる複雑雑多なスイッチ類も緊急事態のマニュアル入力用で、正直ほとんどの操作方法を忘れてしまった。

 実を言うと、スケさん・カクさんとも何も面倒な肉声で会話しなくても、コンタクトレンズを中継して脳内で通話(テレコミュニケーション)できてしまうのだ。


 しかしながらカクさんから


「とてつもない巨乳」


「夏色ブラジャー」


「はみ出した尻肉」


「そしてパンストとは、どこまでがパンティーで、どこからがストッキングなのか?」

 

 ……などという哲学的にエロい脳内通話を、寝る前に大量受信するに至って、原則コンタクトレンズ通話は緊急時以外の使用を禁止してしまっている。

 

 キャプテンシートに座ったまま、僕は現場監督の他にやることもなく、周囲を見回して欠伸をした。モニターいっぱいに映し出される翡翠色の惑星。実に、ほれぼれするほどの美しさを秘めている。このまま、ぼうっとしていてはトップとしての職務怠慢……あまりに無責任なので、念のため二頭と大気圏突入に向けてのブリーフィングを行うのだ。


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