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第六話 ミジンコの真の初バトル

ミジンコは、熊乂と別れたあと、一人でアルメンの街の東門に来ていた

JSBOでは、どの街でも東門→南門→西門→北門の順番でモンスターが強くなっていく、

そして、『弱いプレイヤーが間違えて北門に入って瞬殺されてデスペナを受けて苦情が来る』といったしょ〜もない間違いを無くすため、

東門は赤のRed Gate、南門は青のBlue Gate、西門は黄のYellow Gate、北門は緑のGleen Gate、となっている

一度も戦ったことがない(熊乂は論外)ミジンコは、当然、東門のRed Gateに来ていた


「さぁて、level1でどれだけ戦えるかを試してみるとするか!」


両手を強く握り締め門に入った……門を通り過ぎた瞬間、強い日差しに思わず目をつむってしまった。少しの目眩みの後、漸く自分の周りの状況が把握できた。

辺り一面に緑の平原が無限のように広がっている、ふと後ろを見ると、さっきまでいたアルメンが大分遠くに離れていた。今ミジンコがいる場所は、グリム平野という最弱のモンスター達が集まる楽園である。流石にこれぐらいは知ってる。

ふと、知識がないばかりに熊乂にバカにされまくった事を思い出す…


「まぁ…必要になった時に調べれば…いいよ…な?」


と、自信なさげに納得したミジンコは、周りのプレイヤーを見渡し、顔を引き締め、走り出した…

そして……つまずいた


「ぐわばばばばばばばばばあがっ!?!?」


AGI+5という現実の泉啓汰では出すことの出来ないスピードで走り出したミジンコは当然そのスピードに慣れていなかったわけで、すぐ足を絡ませ&地面からポコッと出ている石につまずき、凄まじい勢いで横にガルンガルン回った後、グリム平野の巨木に背中を強打し、

グッタリと項垂れた。


「鬼畜だ…」


そう言い残し、ミジンコはこの世を去った…







ミジンコが石と樹によって殺された後、『死に部屋』と呼ばれる部屋にいた。

何故かというと、単純にデスペナとして五分間ここに監禁されるためである。

そんなことを気にもせず、背中をさすっていた、


「まだあの衝撃の感覚が残ってる…今回の、失敗の原因は…たぶん意識して走らなかったからだろう…現実とは違うってことを容量4ギガの頭のなかに入れておかないと…」



そして、とても短く感じた五分の監禁が終わり、アルメンの塔の根元に復活していた

次こそはスピードをものにしてやる…と、より一層気を引き締め、再び門に向かって歩き始めた

そして、Red Gateに着きグリム平野へとワープした。


「よぉし!今度こそ自分の実力を測ろう!」


ミジンコはグリム平野の丘の先へ向かって走り出した。






同じ失敗は二度繰り返す男ミジンコは、足が絡まり走れなかったので歩いていた


「どうしたら走れるようになるんだろう…大体、補正は無いのか補正は…」


ぶつぶつと自分の慣れの悪さに苛立ち始めたミジンコは愚痴をこぼしていた。


「ふぅ!やっと着いた…もう辛い!…ん ?あれは何だ?」


そして、やっとの事で着いたグリム平野の丘の先では、何やら大きな戦闘が行われていた。

その戦闘とは…


「あれは…ボス戦か?」


何十人ものプレイヤーが凄まじい程の数の敵と互角に殺り合いながら、着実に前へ、前へと進んでいる。そして、そのプレイヤー達の直線の先には、大きな正方形の台の真ん中に巨大な赤い龍が堂々と構えている。そして、その龍の頭の上には「1」という煌びやかに装飾された数字が回転している。


「ボス戦…か…」


ミジンコは、両者一歩も譲らぬ闘いと、その圧倒的な数に言葉が出なくなってしまった



















自身の都合で身勝手にも完結とさせていただきます

中途半端で本当に申し訳ありません

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