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第五話 ミジンコの伝説のプレイヤー9

2/18 小説紹介的なやつを、大きく変えてみました~(笑)

「その後…クライスさんはJSBOから消されたよ…」


「そんな!!疑似プレイヤーに勝ったじゃないか!!」


「あぁ…確かに勝ったが…開発長は、どうやら勝つことは不可能だと思っていたらしく、それに勝ったクライスをチートか何かと勝手な理由をつけて消し去った…

しかし、死ぬことを恐れずβテストのプレイヤー解放に加勢したクライスを目の前でみたプレイヤーたちは当然納得がいかず、非難の声が殺到したらしい…

そのとき!どこで聞き付けたのか84TTY株式会社の株主達が筆頭株主と手を取り合って会社を乗っ取った!!

これがニュースになり、宇佐田はすぐ捕まった…そして、新しく筆頭株主が社長と開発長になり、JSBO永久追放された9人のプレイヤーを再びプレイできるようにしたんだ!

勿論9991名のβテスター達も現実世界に呼び戻され、一気にクライスと八人の疑似プレイヤー挑戦者が知れわたったってわけだ!」


「ずいぶん熱いな…お前…」


「当たり前だ!伝説のプレイヤーの話をしてると、なんかこう…胸の中がミントに侵されてる気分になれるんだ!」


「胸の中がミント…おぇっ」


「そんな事を成し遂げた伝説のプレイヤーのクライスに不満を持つやつらが、少なからずいたんだ…」


「ユニークジョブ…か…………ミント………」


「もうミントはいいだろ!?俺が悪かったよ!!

………そうだ、前開発長が出した

『疑似プレイヤーに勝ったプレイヤーだけにユニークジョブの内容を教える』っていう条件でクライスが得た情報を『独り占めするのはダメだ!!』と言いやがった!

…しかし、流石伝説のプレイヤー、自分があれだけ辛い思いをして手に入れた情報を既に全公開していたんだ!その事を知った批判プレイヤーは、唖然し、クライス信者になったという…

まぁ、JSBO NEWSによるクライスへの取材によると『俺は早くあの監禁世界から出たかっただけです』と、超イケメンコメントを残したらしいけどな」


「そうだったのか…勇者だな…完璧に…」


「あぁ…俺もあんな人になりてぇ~~」


「熊乂…お前じゃ無理だ…」


「…俺の僅かな希望を一刀両断しないで欲しかった…」


「事実を述べただけだ…で、勇者は分かったからそろそろ本題のユニークジョブが何か教えてくれ」


「あぁ…ユニークジョブってのはな、名前から察しがつくと思うが、普通ではなれないんだ…極極稀に出てくる《ユニークジョブ フォース》ってのから、ランダムでなれるらしい…だが、それより極極極極稀に最初の職業選択の時に回避不能で出てくるらしい…ちなみにこれがユニークジョブの一部の一覧だ」


「どれどれ?」


熊乂から送られてきたメッセージを開くと、題名に『ユニークジョブ一覧』と書いてあり、そのしたには職業の名前が書かれていた

『勇者』

…クライスさんか…

『中二病』

…絶対戦えんだろこれ…

『病弱者』

…タンスの角で小指ぶつけたら死んでまうんちゃうか…

『ミジンコ』

…あぁ…あいつ可愛かったな……え!?


「あれぇぇぇぇぇぇ!?!?!?」


「なんじゃぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」


「俺の職業だ…」


「まじか!?何!?何て言う職業!?」


「…ミジンコ…」


「あ…ほんとだ…確かに…ぷっ」


「おい」


「!?…なっなな何でしょうか!?」


「今…笑ったよな?」


「ま…まさかぁそんな訳ないじゃないですかぁ~そんなに僕の心臓を見ないで下さいよぉミジンコさぁん……ごめんなさぃぃぃ!!!!」


「覚悟はいいな?さぁ…防具を外せ」


「ま、待ってくれ!実は俺もユニークジョブもってんだよ!」


「…え…何てやつ?」


「…弓矢…」


「…は?」


「僕は職業選択の時にメインに《戦士》を選んだらサブを選ぶときに《弓矢》しか出てこなかったんだぁぁぁぁ!!」


「俺と一緒じゃん!」


「そうなのか!一人じゃなくてよかった…」


「で、その《弓矢》って一体どんな職業なんだ?」


「俺にもよくわかんねぇんだ…装備画面を開くと武器のとこに適合の特殊武器のみ可って書いてあってな…今のところ弓矢しか使え無いんだ…」


「だからあのとき弓矢を振りかぶってたのか…」


「うぅ…ちくしょう…」


「あぁ…すまない俺が抉ってしまった…」


「大丈夫だ!ユニークジョブにはメリットがあるんだ!」


「おぉ!そのメリットとは??」


「その1、JSBOで、そのユニークジョブは一人しかなれない! その2、めっちゃ強い!」


「おぉぉ!!《弓矢》と《ミジンコ》が強いって言うのは無理があると思うが一応、おぉぉ!!」


「ただ、デメリットが…職業派生が…無いんだよ…普通の職業なら一次職、二次職、とあるが、ユニークジョブはそこでストップ。さきがないんだよぉ…」


「あぁ…薄々感づいてた…」


「だよな…ま、まぁ…その代わりになんか良いことでもあるんだと思うぜ!!…じゃあ、俺晩飯だから落ちるわ~」


「おぅ、また明日な~」


ミジンコに励ましの言葉を送ったあと、謎の魔法陣と共に熊乂は消えていった

黄金糖おいしい♪

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