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第四話 ミジンコの伝説のプレイヤー

残酷描写をタグに追加しました(苦笑)

「わ、悪かったよ…少しからかいすぎた…それより!!ユニークジョブって知らないか??」


「はぁ…知らね~よ…INして数分でお前に絡まれたんだから知ってる知らない以前の問題だと思うけどな…」


「そ…そうだったのか…悪かったな」


「あ~あ~謝るなよ、お陰で俺はPVPの恐ろしさを知ることができたからな」


「そうか…そうだよな!ありがとうな!分からんことがあったら全部俺に聞いてくれ!恐怖でもって絶対答えてやるぅ!」


「それはやめてくれ…で、早速だがユニークジョブって何だ?」


「うん、ユニークジョブってのは、今作JSBOで導入された新システムでな…なんでも、JSBO開発長自らが制作に取り組んでるらしいんだけどな…ちょっと問題があってな…」


「ん?問題って?」


「実は…制作に取り組んでいるのは…JSBO開発長だけなんだよ!!」


「うん…それで?…問題っていうのは?」


「いや…あの…これが問題なんだけど…」


「何故?」


「その言葉を待ってましたァ!!《ユニークジョブを作るのは開発長=ユニークジョブの内容は開発長しか知らない=俺らプレイヤーはその実態を知ることができない》のだ!!」


「確かに…ユニークジョブの内容は開発長しか分からないってのは問題だな…ん?待てよ?じゃあ何でお前が知ってるんだ!?まさか熊乂…お前が開発長!?!?」


「…弓矢を振りかぶって猛ダッシュするやつが開発長だと思うかい?」


「やめろ…自分の傷口を抉るのはやめろ…」


「とまぁ分かって頂いた所で、何故、俺がユニークジョブの内容を知っているかって聞いたよな?それは…ある伝説のプレイヤーの活躍によってしれわたったんだ…」


「ん?伝説のプレイヤー?…まさか…」


「…このゲームにβテストがあったの…知ってるか?」


「ん?…あ、あぁ…確か制限人数が1万人の…」


「そうそう、そのβテストに運良く当選した男がいた…それが」


「後に伝説のプレイヤーと呼ばれる「クライス」…だよな?」


「お、なんだ知ってるじゃねえか」


「うん…まぁリアルの友達に教えて貰ったんだけどな…続けてくれ」


「おぅ…で、そのβテスト中で全てのβテスターにある一通の通知が届いた…その内容は

『βテスターの皆さんどうもはじめまして私はJSBO開発長の宇佐田です。

突然ですが、私が独自に開発している《ユニークジョブ》という物があります

これは今後のJSBOを大きく左右する新システムです。

そのユニークジョブの内容をお教えしたいのですが、ただ伝えるだけじゃ面白く無いので、私の作ったユニークジョブを取得させた疑似プレイヤーに勝つことが出来ればそのプレイヤーだけに、お教えしましょう…

しかし!!もし負けた場合は…この作品の製品版のプレイを禁止させて頂きます…尚、このゲームをクリア出来るまでログアウトはできません…では…挑戦者を楽しみにしています…』

って内容だったんだ…その通知が届いた数分後、第一の街アルメンの塔の根本に転移ワープの紋章が浮き出てきたんだ…

その後、解放のために勇気を出して挑んだ8人の挑戦者がいたが、疑似プレイヤーに破れてしまいJSBOから永久追放となった…誰もが、知りたくても決して知り得ない情報だと思っていた…

しかし!!そこに名乗り出たのが、当時全く名の知られていなかったクライスだったんだ…」



何故…今までクライスが知られていなかったのかと思うほど、クライスの剣捌きは凄かった…

開始早々ダッシュで距離を一気に詰めβテスト限定の種類の武器の勇剣で一気に切り上げ貫いた…全てのプレイヤーが終わったと思った…

しかし、疑似プレイヤーはそんなに甘くはなかった…

疑似プレイヤーの職業は、《メイン 阿修羅》のみだった…にも関わらず、阿修羅は…生きていた

正直、クライスは、なめていた…簡単に勝てると思っていた…しかし、目の前の阿修羅は貫かれたままこちらを向き、9本の剣を構えていた

とっさに剣を引き抜きクライスはステップで下がる


「まさかここまで強いとは…弱りましたね…やはり、あれを使うしか無いのでしょうか…」


迷うクライスを凝視する阿修羅は、9本の剣を構え一気に斬りつけた


「くそっ!迷ってる暇なんて無いじゃないですか!!…《リミッター解除》!!あぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


斬りかかってきた阿修羅を超スピードで右旋回し、避けた後、一気に阿修羅の腕を9本まとめて切り落とした。

阿修羅はよろめき倒れた…しかし、リミッター解除の反動でクライスの体は無惨な体になっていた…腕は二本とも吹き飛んでいて、体は深い傷だらけ…それでもクライスはまだ少し残っている阿修羅のHPを消し去るため、勇剣を口で持ち上げ阿修羅にとどめの一撃を刺して…倒れた

クライスが頭上の『YOU WIN』の文字を見ることは…なかった




「成る程な…βテストでそんな酷いことが起きてたなんてミジンも知らなかったよ…」


「知らないのは、JSBOの中でもお前だけじゃないかってくらい有名な話だぞ?」


「まじでか…で、そのあと…どうなった?」


投稿時間を設定してみました~

毎回19時に(仮)します!!

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