第二話 ミジンコのツッコミ
さっそくお気に入り登録してくださった方々本当にありがとうございます!!
できればコメントも…贅沢言っちゃダメですね、はい
……接続しない……
あれ?ログイン時のパスワードに指定なんてあったっけ??
「やばい…メッチャ恥ずかしい…」
周りに誰かが居るわけでもないのに啓汰は密かに笑われているような気がして顔が真っ赤になった
「くっ…もう一回!OPEN THE GATE!……DIRECT IN!! SUPER LINK!! GALACTIC VICTORYぃぃぃぃぃぃ!!!!」
「はぁはぁ…くっそぉ…
あ、そうだパッケージを見ればいいんじゃないか??」
お分かり頂けただろうか、泉 啓汰は馬鹿である。
それも、数学のテストの時に、
「あ、これ楽勝♪」
と問題をすっ飛ばし、式に移ってしまうくらい馬鹿なのである。
そんな啓汰がパッケージを見るという行動に移る。
「ん~何々?『本作は、小さなお子様が勝手にIN出来ないようにパスワードが設定されております。
パスワードは、同梱されている説明書に記載されていますのでそちらをご覧になってください』か…」
啓汰は箱の中から説明書を見つけ出しパスワードを探す…
すると、右上に小さめの文字で『LINK IN』と書いてあった
啓汰は説明書を放り投げ、再びVR専用機を頭に装着し、
「ったく…英語が読めるお子様がいたらどうすんだよ…」
と、先程の恥ずかしさから愚痴をこぼし、一言
『LINK IN!!』
一瞬、妙な浮遊感に包まれ啓汰は現実世界から意識を落とした
「うぉぉ…すげぇ…」
仮想世界に入った啓汰は、全面ガラス張りの空間に一人いた
突然目の前にウィンドウが現れ、
『キャラクターネームを設定してください』
と出てきた、
「なんでじゃ!!このゲームに引き継ぎ機能はないのか?…あ…そうだ俺…新型のVR機に変えたんだった…
どうしようかなぁ…前のキャラクターネームは『世宇子』でメッチャ中二ってたもんなぁ…」
と、中ーの時の自分を悔やみつつ、新しいキャラクターネームを考えていると、
ふとJSBOのパッケージの裏に付いてあった小瓶の中身を思い出す
「ミジンコかぁ…他に思い付かないしそれでいいかな??…あいつ可愛かったし…」
八割方、ノリでキャラクターネームの欄に『ミジンコ』と入力し決定した
『キャラクターネーム“ミジンコ”でよろしいですか?』
「よろしいです!」
『では、メイン職業とサブ職業を選択して下さい』
「メインとサブがあるのか…ん~どれにしようかなぁ…職業=人生みたいなもんだから真面目に選ばないとな…」
そう呟きながら職業一覧を操作して気になる職業の詳細を見ていく
「ん~迷うねぇ~ん?なにこれ?」
ふと目に留まったのは、『体術使い』の文字
『メイン職業ーー“体術使い”で宜しいですか?』
「面白そう…楽しそう!…俺に合わなそう!!ヒャッフゥゥ!!
メイン職業はこれにしよう!決まりだ!後はサブ職業だけど……あれ?」
メイン職業を100%キチガイテンションで決定しサブ職業を選ぼうとサブ職業欄を閲覧したときに啓汰の目に飛び込んで来たのはたったひとつの職業『ミジンコ』
「…………いや…はぁ!?ふざけてるだろこんなの?何だよサブ職業ミジンコって…おかしいだろ?そもそも一択ってなんだよ?バグか?それともあれか?一種の新手の嫌がらせか?それにしても酷すぎねぇか?…くっそ…一旦戻って…って…戻れない!職業ミジンコを選ぶしかない!」
と、最悪の状況になり混乱と動揺からハイテンションでツッコミを連発する
「………もういいよ…分かったよ…選べばいいんだろ?選べば?」
何とか落ち着きを取り戻し、ヤケクソになって折れた
『サブ職業ーー“ミジンコ”でよろしいですか?』
「このウィンドウ破壊したいぃぃぃぃ!!!!……ふぅ……はい」
『次に武器と防具を選択してください』
「…そうか…体術使いと……ミジンコ……だから武器が要らないのか…まぁ…その分考えなくて便利だよな!!うん!!そうそう!!何事もポジティブにならなきゃね!!」
サブ職業にミジンコを背負い、かなりの不満を抱えながらもポジティブに心を切り替え進めていく
「防具か…そうだ!職業の特徴を見ておかないとな!えっとぉ…“体術使い”『体全体を使って素早い動きで敵を翻弄し、殴り蹴りを浴びせる』か…これって暴r…ゴホンッ…体を使っての素早い動きか…フムフム…
……で、“ミジンコ”『ミジンコの特徴を知ろう』……は??いやいや…職業の詳細になってないだろ!?…はぁ…ツッコミを入れるのもめんどくさいわ…」
溜まった疲労を顔に出し防具の選択に移る
「やっぱり職業柄、速さが必要だから、頭、胴、腕、腰、足の装備にAGIが+1ずつ付いている【風の装備シリーズ】でいこう!!」
『武器 なし 防具 【風の装備シリーズ】で宜しいですか?』
「はい!!」
『最後にSkillを3つまで選択してもらいます上級化する物もありますのでよく考えて選んでください』
「よし…体術といえば的なやつを選べばいいんだなぁ?…っしゃ!これとこれとこれだぁぁぁ!!!」
【キック】
【パンチ】
【体当たり】
「………俺…超弱くないか??」
投稿間隔は、未定です。
決まればお知らせします。