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確約された不幸を手折って  作者: 山浪 遼
少年期。愛される者愛されぬ者
23/53

第三話

「リジエラ様、今後のご予定ですが」

「ええ」

 魔術省内部にあるリジエラの執務室は、その権力に対してあまり釣り合いの取れていない、質素なものだった。

 リジエラ自身が壮麗な彫刻や繊細な絵画に興味を持たない人間であり、そして自身の人と比べて遠大な寿命ゆえに、備え付けられた家具や装飾品が華美であればあるほど朽ちた時の落差を如実に感じ取ってしまい、ただ美のみを追求したものを得意に出来なかった。

 それでもある程度の権力を指し示すものとして当代随一と謳われる絵描きの絵画を備えているし、室内で最も値の張る家具を売りに出せば、一般市民一人が十年は遊んで暮らせるほどの金額を賄えてしまう物もあるのだが、それでもリジエラの肩書きからしてみればまだ軽い。天秤は不均衡に傾いており、歴々の王や部下からはもう少し良い物を、と忠告を向けられることもしばしばあった。

 その執務室の中で、リジエラは自身の主席補佐官から今後のスケジュールの確認を受けている。

 それはベラティフィラ魔術中等学校にて祝辞の言葉を述べた後のことだった。


 体面として、リジエラは三人の補佐官を置いているが、その実彼女にとって彼らは余り必要のないものだった。彼ら三人もまた優れた能力の持ち主で、決して愚鈍だということではなかったが、単純な記憶容量だけでリジエラはその補佐官三人全てを合わせたものに勝っている。事実主席補佐官が述べているスケジュールの内容は全てリジエラの脳内に収まっているし、きっと彼が手にしているメモに記載されている期間よりも先のものまでがリジエラの頭の中にはきちんと記憶されている。

 それでも、体裁と部下の円滑な業務活動の為に、この右から左へ聞き流す時間が必要だった。そして、そのことは補佐官自身も気付いていた。故に、真に重要なのはこの形骸化したやり取りを負えたその後のこと。それさえきちんと伝えることが出来れば彼のこの場この時間での仕事は終わりを告げる。

「……七日午後二時からは炎術師昇級試験に参加していただくご予定です。同日午後五時にティスエル公から会談の申し込みが届いております。ご検討を」

「ええ」

「さて、本日の市井についてですが」

「ええ」

「家付の魔術師の死体が一つ、発見されました」

「……そう」

「はい。被害者は腹部を貫かれており、身に纏っていた衣服はやはり焦げた痕が残されていました。現場には仮面(タラフ)も残されており、その手口から二年前から続く魔術師を狙った殺人事件と同一犯だと言われています」

「それで?」

「殺された魔術師はカルバン家付の魔術師、フェルギナ・アマンド。ベルク高等魔術学校を卒業した後、カルバン家に拾われた男です」

「実力は?」

「良く言って中の中。あまり特筆すべき点はない、凡庸な力量の魔術師だったようです。得意とするのは水。アマンドは薬草を主に扱う商家を営んでいる家系らしく、カルバン家とは密接な関係だと噂されております。家付になれたのは、相応の金がこの両家の間で動いたという話もあります」

「つまり」

「はい。これまでの事件と同様に、殺された魔術師は力量に見合わぬ立場の人間だったようです」

「……そう。ありがとう。行っていいわ」

「は! 失礼いたします」

 補佐官は一礼をすると、かくしゃくとした動作で執務室を後にした。

 部屋に一人になったリジエラは、椅子に深く腰掛け、窓から外を眺めた。見える景色は魔術省の敷地内だけだ。魔術師が殺された街中を此処からでは決して窺い知ることができない。

 二年前から続く魔術師殺し。今回の事件で被害者の数は六人目になった。六人全員、殺し方も同じ、現場に残される仮面も、その時々によって形や色は違うが必ず「仮面」は残されている。被害者の間に社会的な繋がりはないが、狙われているのは魔術の腕前に似合わぬ地位を得ている人間だった。そしてその力量も、一流未満の力を持つ魔術師が狙われている。一流の実力を持ってはいるが、未だその地位に立つには腕が及ばぬ人間も少ないながらいるはずなのに、そういった者は今のところ狙われていない。

 ――自身の実力じゃ、流石にそこまでの術者は手に負えないということなのかしら。それに、犯行の動機。実力と釣り合わぬ地位、名声を持った者ばかりを狙った犯行。そういった人間にあるべき権威を奪われた者の怨恨、とか? ……その通りだったら面白いわね。

 それは机上の空論が偶々的中したことに対する愉快さ、それ以上でもそれ以外でもなかった。

 如何に魔術方面に関して実力主義の国と言われていても、やはり人間が運営し、其処に権力や人間関係と言った複雑怪奇な要因を加えてしまえば、例外は生まれる。

 リジエラの手の届く範囲ならば正しい序列に、それに見合った正しい能力者が嵌め込まれていくが、しかし彼女の神ならざる手には、それがどれだけ規格外の伸長さがあろうと限界は存在する。リジエラの掌から零れ落ちた存在を一々見て回り、それを拾い上げるほど彼女は暇ではなかったし、見ず知らずの相手に其処までの愛情を注げるほど人間を無条件に愛してはいなかった。

 ――あとは……可能性としてあるのは、魔術師の権力偏重が気に入らない他業種かしら。

 文字通り肉の壁として敵戦列を食い止める戦士や騎士といった前線職、その中でも若く、青く、己の実力に対して過剰な自信を持つ者は、安全圏から一方的な火力で蹂躙する――それもその安全圏は己が生み出したもの――魔術師という存在の在り方に不快感を示すことがある。往々にしてその手の青い者は、そのまま大成することなく潰されることが多いが。

 しかし、こちらの可能性は極めて低い。今まで殺されてきた魔術師、全てに共通するその死因。身体に開けられた大穴がその可能性を殺している。六人が六人とも余りに大きすぎる穴を身体に開けられており、開いた穴の直径から見るに、それは人が扱うには余りにも不都合な大きさの獲物を用いなければ生み出せないサイズだ。

「それこそ、騎士公が振るう突撃槍(ランス)

 リジエラが小さく呟く。そう、報告された風穴の大きさから推測するに、騎士公アルゴルが持つ人並み外れた長大さを誇る突撃槍、それくらいの獲物の大きさが必要で、あれを縦横無尽自由自在に振るうことが出来る人間は、この国には……いや、優れた騎士戦士が在籍する帝国であっても存在はしないだろう。

「そういえば、あの子にも予想を聞けばよかったかしら」

 リジエラは用が済めば直ぐに追い出した補佐官の姿を思い出した。上司を前にして、貴族の家付が殺されたという事件に対して余り滅多な言葉は吐けないだろうが、それでも暇潰しの種くらいにはなったはずだとリジエラは考える。

 そう、暇潰し。この思考運動はリジエラにとって単なる暇潰しだ。彼女が前線指揮を執り、犯人を捜すということはなく、犯人を血眼になりながら躍起になって捜すのは殺された魔術師の血縁、雇い主で面子が潰された貴族連中たちだ。魔術省からも数人が出向し魔術的観点から犯人の捜査に協力はするが、リジエラの息がかかるのは精々そこまで。

『たかが有象無象六人』

 言葉にするには余りに浅慮で、冷血なものだが、しかしその言葉はどこまでも正しくて。リジエラという存在は『たかが有象無象六人』が死んだ程度では動けない。……いや、『動かない』。

 国家宰相たるリジエラに、この一件に対する痛切はない。議会にて敵対貴族からどう思うかと問われればこう答えよう。『非常に痛ましい事件』

 どう対処し、どう解決へと導くかと問われればこう答えよう。『犯人究明に全力を挙げるよう下知し、一刻も早く人々の平穏を取り戻す』

 そう、答える。

 そう、それが『答え』だ。前もって用意しておいた聞き触りよく、飲み込むのに棘のない解答。しかしそれではリジエラが本心から応じた『応え』ではなく、問われた言葉に対する『回答』ではなかった。

 



「ああ嫌だ嫌だ物騒な事件だ。さっさと捕まってくれよ」

 入学式一日明けて、翌日の午前十二時を少し過ぎた頃、学内の食堂でディギトスは昼食のパスタを無駄に多く巻きながら悲嘆に暮れていた。彼の面前に座るのは同室のフェイトではなく、学友であるアルレフトという男子学生だった。内向的な性格で、人見知りをしやすい人間だったが、座学と実技の平均ではクレア・ティスエルに次ぐ学年次席の秀才だ。

 ディギトスと同じパスタを頼んだアルレフトは、ちまちまとパスタを口に運びながらディギトスへ尋ねた。

「……じ、じ、事件て、な、な、何さ」」

「聞いてくれるかアルレフト。家付が殺された例の事件だ。全くもって物騒極まりない。一早い解決を望むね、心底」

 先端にパスタを巻き付けたフォークをアルレフトに差し向けて、ディギトスは陰鬱な表情を隠そうともせず声を上げた。

「あ、ああ。あ、あ、あれね、確か、こ、こ、今回で六人目……だっけ」

 差し向けられたフォークから、……正しくはそこに巻き付いているパスタから、それに絡み付いているトマトソースがアルレフトの頬に一滴飛び出し降りかかったが、アルレフトはそれに対して文句も言わず、ローブの裾で汚れを擦り落としている。

「二年前から始まってまーだ続いてる。さっさと犯人捕まえてくれないかね。出来ることなら今年中に。マジで、切実な願い」

「ふ、フフ。そ、それ、ディギトスが来年家付になるから……だ、だよね」

「そう、その通り。俺が来年卒業して、ガイラルディア侯爵家の家付になったら、多分まず真っ先に殺されそうなんだよ。肉親だから家付になれるわけだし。其処は俺も否定しねえよ? アルレフトやフェイトみたいに俺は才能に満ち溢れてるわけじゃないから。だがしかし、それとこれとは話は別。コネで侯爵家の家付になったからといってそれで殺されることを良しとするはずねえじゃねえですか」

「べ、べ、別にディギトスが才能ないって、わ、わ、わけじゃないと思うけど」

「……うーん、慰めてくれるのは有難いんだけどなぁ。……ま、兎に角俺は死にたくないの。犯人にはさっさと捕まって欲しいの」

 そこまで言うと、ディギトスは残っていたパスタを貴族の子弟らしからぬ粗雑さで一息に口へ掻き込み、喉に詰まったのか胸元をどんどんと叩いていた。そんなディギトスを見ながら、アルレフトは半笑いで未だ口をつけていなかった自身の水を手渡した。

「そ、そ、そういえば、フ、フ、フェイトはいないの」

「んぐっ、んぐっ、んぐっ、ぷはぁっ! いや助かったアルレフト。フェイト? あいつは午前終わって直ぐにギルド行くっつって外」

「ま、ま、また、本、も、も、持って?」

「多分な。学外持ち出し禁止なのに、毎回毎回どうやって監視の目を掻い潜ってんだか」

 渡された水を飲み、一心地つきながらディギトスが和んでいると、食堂の扉を開き放ち、姦しく一団が入ってきた。

「……あいつらは常時群れてないと死ぬのか?」

 誰にも聞こえない声量でディギトスが呟いた。彼の視線の先にはやはり、クレア・ティスエルを筆頭とした集団がいた。周囲を見回すクレアとディギトスの視線が不意にぶつかり、まさか今の言葉を聴かれたのかとディギトスが冷や汗を浮かべる。ディギトスを認めたクレアは従える集団にたおやかな笑顔を浮かべ一言断ると、反して肉食獣が浮かべるような獰猛な笑みを浮かべ、他を圧する気配を存分に振り巻きながらディギトスへ向けて歩みを進めた。

「じゃ、じゃあ、ぼ、ぼ、僕はこれで。じゃ、じゃ、邪魔に、な、な、なりそうだから」

 いやパスタ食いかけだしゆっくりしていけよ。そう口から漏れそうなのをディギトスは噛み殺し、「おう、それじゃあな」とヒクついた笑みを浮かべ、なんとかアルレフトが逃げ出すのを見送った。

 アルレフトと入れ替わりにやってきたクレアが、ディギトスに掛かる日差しを遮り、彼の視界を暗くした。

「こちら、よろしくて?」

 美しい笑みだ。心奪われ思わず見惚れてしまってもおかしくない、美貌の笑みだ。……ただしそれが犬歯を剥き出しにし、米神に青筋立った捕食者の笑みでなければ、だが。

「……どうぞ」

 ディギトスに相席を拒む動機も、負け犬根性も存在しなかった。

「別に彼が避ける必要は」

「アルレフト」

「……失礼。アルレフトさんが避ける必要はなかったのだけれど」

 間髪入れずディギトスが訂正すると、クレアは咳払いを挟んでそれを正す。

「彼は学年三席の成績」

「次席」

「……そうでしたかしら? 兎角、首席と次席の場に居合わせて、去らなければいけないのはどちらかと言えば貴方でしたでしょうに。ねえ?」

 クレアがアルレフトの名前を覚えていなかったのは素だが、順位を間違えたのはわざとだった。彼女にとって次席にあるべきはアルレフトではなく、他の人物が其処にいるべきだと考えていたし、彼女の中で順位はそうなっている。

 そしてディギトスはクレアの挨拶代わりの嫌味を受けて、深々と溜め息を吐いた。気分ではないし、やる気もあまりないが、乗らざるを得ない。そう分かっているからこそ吐き出した遣る瀬無さ。

「それで? お山の大将が落ちこぼれにいったい何の御用で? よろしければ首席と次席、エリート同士で語りあいになっては? 落ちこぼれ(おれ)不良生徒(フェイト)と語るのが似合いのようだ」

「情に訴え威を借る貴方にとって都合のいい話をお持ちしたのですけれど。……今回(わたくし)の家も巷を騒がせる魔術師殺しの捕縛に参加することとなりましたわ」

「……ああ、何処かで聞いたことがあると思ったら、カルバン家はティスエル家(おたく)の飼い犬だったか」

 ばちりと、二人の間に火花が散った。

「……これ以上『被害』を拡大させないための決断ですわ」

 『被害』の所でクレアはディギトスを指差して。

「成る程それはありがたい。それで? ティスエル家が動くことと君が動くことは違うだろう?」

「いいえ、私も為すべき事を為すつもりですわ」

「へえ、未だに現実が見えずに白馬の王子様を信じている姫君は随分能動的にお動きなさるものだ。それでご両親に認めて貰おうとでも? 涙ぐましい努力だな」

「現実を知ったふうな顔をして己を磨くことを止めた愚か者に比べると随分素晴らしい生き方ではなくて? 間接的に救いを求めて気付いて貰おうと足掻く様は見ていていっそ滑稽ですわ。正面からぶつかることも出来ずに友情を語るなんて、とんだ恥知らずですわね」

 二人の間の空気が零度まで冷え込んだ。軋む音を立てて食堂内の雰囲気が沈み始める。

「精々私に救われるように祈っていらした方がよくてよ? 算盤を弾きながら友愛を勘案していなさい。時が来るまで部屋の隅で丸くなって、怯えながら。……それでは御機嫌よう」

「白馬の王子様を引きずりだしたいんだろうけれど、何事も思いのままに動くなんて思わないほうがいい。現実はお前が思うよりも不条理だぞお姫様」

 席を立ち、食堂を後にしようとするクレアの背中に、ディギトスは言葉をぶつける。

 彼女は最後に、素直な笑顔を浮かべながら、「存じていますわ」と返して、待たせていた群れに戻っていた。ディギトスは、その群集からの敵意を受け流して、面白くなさそうに鼻を鳴らした。




 当然、今回の殺人事件は一年ほど前から被害者の家族や雇い主の貴族を依頼主として各ギルドへ通達が流れていたが、その依頼をまともに取り合うチームは今の所存在しなかった。犯人の正体が既に明らかにされており、逃亡犯として捕まえるのならともかく、未だ正体不明である犯人を捕らえるとなると、手間と時間が掛かりすぎる。費やす労力と費用対効果が割りにあわないと敬遠するばかりだった。第一、在野の冒険者連中が犯罪者を明らかにするなど、求められる案件に対して余りに与えられる権限と信用が低すぎる。

 もしも冒険者連中がその依頼を受けたとして、まず王都にいる数千、数万の容疑者から犯人を捜し出さなければならない。当然捜査に動いている貴族連中、王国は、その本質として無頼に近い彼らに集めた情報を快く開示はしないだろう。何一つ情報がない状態から足を使って地道に情報を得る。それでよしんば犯人を見つけ出すことが出来たとしよう。まさかそれで終わりだというわけではない。ギルドから提示されている条件は犯人の生け捕りであって、一鞘当てることが必須になる。

 それに付随して、言い逃れようのない絶対的な証拠の用意が必要だ。まさに人を殺そうとしているその瞬間、あるいは、その一部始終をその目で見、そしてそれを立証してくれる無辜の第三者がいなければならない。その証明が出来ないのならば、潔白の人間を陥れる行動と取られる可能性は、少なくない。

 故に、その依頼書は有名無名の区別なく、ありとあらゆる層の冒険者から存在を無視されてきた。一年前からギルドの同じ場所同じ位置にずれることなく変わることなく貼られている。いや、放置されていると言った方が語弊はないか。日に焼けて、端は擦り切れて、最早誰一人としてそれに興味を向ける者はいなくなった。時折物珍しさから目を留める者もいないことはなかったが……。

「……」

 一人の少年が、その依頼書の表紙を撫でる。変色したそれは、酷くがさついた手触りで。

「ようフェイトぉ。なぁに見てんだ?」

 そんな少年の肩を馴れ馴れしく抱き寄せて、にやついた笑みはからかいが混じったそれだ。

「ああん? ……ああ、例の人殺しのアレか。なんだ? これ受けてえのか?」

「いえ、割りに合いませんし、時間の無駄」

「へっへ、バッサリ言うねえ。……もっとお前の本質として善性が先に来ると思ってけど、変わったか?」

「善性が根本だと評されるのはありがたいですけれど、まさかこんな一言でそれが疑われるとは思いもしませんでしたよ」

「違いねえ。人の本質なんて生きてる間に見ることが出来るかどうか。見れたってそれがいいことかどうか分からねえもんだ」

「……行きましょうか、クロッカスさん。他の人ももう来たんでしょう?」

「おう、そうだよフェイト。全員揃ったんだ。次に請ける仕事決めんぞ」

 剣と賢(ナイツアンドワイズ)。フェイト・カーミラと、七、八年ぶりに再会したクロッカス・アジャルタ今現在所属するギルドチームの名が、それだった。

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