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不滅のアトラ  作者: 鉄すらぐ
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さよなら因習

 かつてこの世界「ダムデル」では何よりも契約が重視されていた。

 生まれてくる子供たちはみな、親が交わしたとある魔術契約によって生誕した地域にその身を縛られ、条件を満たさない限り地域外に出ることが出来なかったという。

 しかしそれは、想像するのも億劫になるほど太古の話だ。

 時代が進むにつれて契約が持つ意味はすっかり軽いものになっていき、ダムデルの人々は人生を自由に謳歌する日々を送っていた。


 だが辺境の町「ドレステミル」には、太古の魔術契約によって今もなお地域に縛り続けられている「古代人の生き残り」が存在していた。

 その人物の名はアルトレイシア・ソダム。

 通称、不滅のアトラ。

 これは忌まわしき魔術契約を完了・あるいは破棄して、ドレステミルの外へ出ることにだけ永らく憧れを抱いてきた、肉体が不滅である以外はとても普遍的な女性のお話だ。


――――――


 …本日の活動日誌。


 レベル上げのために町を訪れた新たなパーティと共に、ダンジョン「クセイル窟」踏破。

 ダメ元で身請けを申し出るも、やっぱり断られた。

 ギルドから案内報酬と17780ギア入金、諸費として2250ギア出費。

 特筆事項 なし。

 以上。

 筆者―アルトレイシア・ソダム。


「はぁ~…今日もダメだった」


 もう何億冊目か何兆冊目か冊数を覚えていない日記帳を閉じ、机の染みとぴったり重なるよう突っ伏してグチグチと文句ばかり垂れ流す。


「はぁ…うんざりする事にすらうんざりする…ああ代わり映えしない私の腐った日々…はぁ…」


 本日もため息が止まらないこの私アルトレイシア・ソダムことアトラは、ある日ダンジョンでうっかり触れた遺物によって、老いる権利も死ぬ権利も奪われた不滅の存在である。

 最悪のおまけとして、今じゃ古代文明と呼ばれている大昔のクソ因習を現代にまで引き継いで来てしまった、唯一無二の超古代人だ。

 人々は不滅と聞くと私を心底羨むけど、ハッキリ言ってこの体質になって良かったと思ったことは一瞬たりとも無い。

 ただ死ねない体になっただけで痛覚はあるし、怪我だってするし、病気にもあっさりかかってしまう。

 いっそ完全に心が壊れたり、死んだ方がマシだと思う目にもたくさん遇ってきた。でも不滅がそれを許してはくれなかった。酷いよねほんと。


「はぁ…明日こそは町を出られたらいいなぁ」


 なんて、叶うはずのない願望がいつまでも心に残り続けるのも、きっと不滅のせいなんだろう。

 私は日記帳をそのままにして机のすぐ隣にあるベッドへと倒れ込むと、至上最悪の呪いを怨みながら皮肉なまでに穏やかな眠りについた。


―――――――


 翌朝。

 代わり映えしない石造りの家で、代わり映えしない朝食を済ませて私が向かったのは、ドレステミルの北東に位置する古ぼけた冒険者ギルド。

 ドレステミルに訪れた冒険者に、ギルド登録された人材を斡旋し、指定された目標を達成することで、同行した人材に報酬が与えられる、言わば何でも屋みたいなところだ。

 私もギルドに人材登録しているうちの一人で、累計指名数は全登録者中ぶっちぎりのトップ。何せギルド勃興当初から所属している最古参だから。

 でも人気は指名数と真逆でずっと最下位のままだ。

 というのも冒険者ギルドには、一緒に冒険をして気に入った人材を買い取る「身請け」システムがございまして。

 元は古代の魔術契約を解除するために奉納金を捧げ、他人の子供であっても家族として迎え入れられるちょっとアレな儀式だったんだけど、道徳的観点から廃止され、月日を経て形骸化したものがギルドのシステムに採用されていたのだ。

 昔と同じく人気の高い子ほど早く正式パーティとして迎え入れられ、そうでない者は町のギルドに居残り続ける。私はその後者筆頭ってわけ。

 身請けには料金が発生し、その金額は人材が覚えているスキルや冒険者としてのレベルによって増減するんだけど、高くても一般的にはせいぜい十万ギア程度。

 高難度クエストを一、二回こなしたら誰だって余裕で稼げる額だ。

 ただ私の場合、身請け金額に多大な問題を抱えていて…まぁこの話は、仕事を終えた後にしよう。


「はぁ…アトラ、ただいま参りました」


 私はため息混じりにギルドへ入ると、受け付け前に佇んでいた精悍な顔つきの青年(剣士)、いかにもな魔導師っぽいローブと杖を装備したお爺さん、口数が少ない治癒魔法使いの女の子という、50那由多くらい見たバランス型パーティとディスカッションして、昨日も別のパーティと行ったクセイル窟を案内。

 特筆すべき事柄は何も起こらなかったので割愛するが、全員無事に目標達成してギルドへ帰還した。

 冒険者たちの戦果は上々だったらしく、意気揚々とクエスト達成手続きを済ませ、私は案内報酬を受け取る。

 昨日と比べたら楽なわりに実入りのいい仕事だった…なんて考えていると、今日組んだパーティの面々が満面の笑みを浮かべながらこちらにやって来た。


「やあ、噂通り素晴らしいナビゲートだったよ」


「こんなに楽にレアアイテムが手に入るとはのう。遠路遙々来て良かったわい」


 この人たちとパーティを組むのは初めてだけど、冒険者の喜ぶ姿を見ても私の心はもはや微塵も揺らぎはしない。あくまで仕事で付き添っただけの関係として処理され、膨大な記憶の海に埋没していくだけだ。


「どういたしまして」


 表面上は笑顔を繕っておいて、心は凪のまま。

 私がパーティに一礼してこの場を去ろうとした時、受け付けの女性がにこやかに語りだした。


「本日斡旋した人材がお気に召しましたなら、こちらの金額で身請けすることが可能ですが…如何いたしますか?」


 私にとってお馴染みの展開。これさえ無ければ、私の心が無駄に乱されることも無いのに。

 どうせ今日も、身請けなんてされないんだから。

 パーティのリーダーである剣士は僅かに思案する素振りを見せたが、ハナっから身請けするつもりでいるようだった。


「そうだね。とても優秀で品行方正な方だし、迎えられたらこちらとしても…」


 と、受け付けで提示された金額を目にして剣士の動きがピタリと止まる。

 お爺さんと女の子も金額を覗き込んで、同じように動きを止めた。


「えっ、なにこの金額…!?」


「今年度の帝国の国家予算より高いんじゃが…」


「…いくらなんでも、これは無理」


 文字通り桁違いの数字に恐れおののくパーティ。

 彼らは「すまない」とだけ言い残し、足早にギルドから去った。

 …そう、これこそ私が抱える多大な問題…莫大過ぎる身請け金問題だ。

 どういうわけか私の身請け金は、古代の魔術契約解除に必要な奉納金がそのまま計上されているらしい。

 「不滅」という望んでいない付加価値のせいで、元々他に類を見ない金額ではあったんだけれども、時代と共に失われた貴重な知識やスキルを都度蓄えてきたため、意識しないうちに自身の稀少性を極限まで高めてしまったのだ。

 そんなこんなで、やはり私は今日も身請けされないまま、ざらついた感情を残して時間だけがいたずらに過ぎていった。


―――――――――


 数日後。

 いつも通り身支度を整えてギルドへ向かう道中…いつもと変わらないはずのドレステミルが、普段よりもやや活気づいている気がした。

 大通りを行き交う人々の会話はいまいち要領を得ないが、しきりに「王族」「大金」「美人」といった単語が漏れ聞こえてくる。

 額面通り受け取るなら、おおかた美人の王族が片田舎に訪れて散財しているということなんだろうけど…古風で閉鎖的なドレステミルに、王族が欲しがりそうな贅沢品なんて無かったはずだ。

 地図を見る限りドレステミルは、自然豊かな丘陵地帯の窪地を利用して造られた辺境の町。

 攻略しやすいわりに旨味の強いダンジョンがいくつかある以外にこれといった特産品も無く、住人に懐古主義者が多いせいで、町の文明は未だ旧時代と相違無いらしい(町の外から来た冒険者談)。


「私からすれば、これでも太古よりは暮らしやすくなってるんだけど」


 住居は竪穴から石造りの家へ。

 踏み固めただけだった道は舗装されて石畳に。

 個人的に一番嬉しかったのは、地下水汲み上げ機構が導入されて各家庭に綺麗な水が届くようになり、毎日水源まで水汲みに行く重労働から解放されたことだね。

 町の外の人がみんな使ってる「機械」っていう煩い(らしい)物も許可がないとここには持ち込めないから、贅沢をせず静かに暮らしたい人にとっては住めば都かもね。


 なんて思ってるうちにギルドへ到着…したのはいいんだけど、基本閑散としているギルド前に今日は何故か、溢れんばかりの人が押し寄せていた。


「(うーわ、なんだこの人混み…)」


 かつてギルドが実施した斡旋手数料無料キャンペーン期間中でも、ここまでの人は詰めかけなかった。

 ましてや今日は何のキャンペーンも行っていない平日のはず。

 わざわざ懐古主義者たちが芋洗い状態になっているのは何故か?

 私は一旦思考を放棄して、人混みをかき分けつつ入り口へと向かった。

 そこで私は、自身の永い人生の中で一度も記憶に無い、人混みを作り出したとされる不思議な物体を目の当たりにした。


「え…なんだろ、これ」

 

 シルエットは横長の流線型で、陽に当たると宝石よりも下品な紅の輝きを放つ。

 前後の下部に太めの車輪がひとつずつついており、上部中央とやや後方に椅子…?と、前方に水牛の角の先が枝分かれしたみたいな取っ手…かな。が生えている。

 ざっと見た感じの感想:なんだこれ。

 よく分からないが、この町に元々存在した物じゃないのは確かだ。

 となると必然的に、誰かが町の外から持ち込んだ物…


「あら。皆さんわたくしの「バイク」に寄って集って、いかがなさいましたの?」


 それは決して大きく張られた声ではなかった。が、突如として辺りに響き渡った涼やかな女性の声音によって、私の思考と共に住人たちのざわめきが掻き消された。

 同時に一同の視線は声がした方向、ギルド入り口へ向けられる。

 私も一拍遅れて顔を向けてみた。

 視線が集中する先には、軒先の不思議な物体にも似た、紅のボディに金色のラインで豪奢に彩られた鎧マントを身に纏い、優雅に佇む端整な顔立ちの女性の姿があった。

 腰まで伸びた細い金の巻き髪を風に靡かせ、ほのかに切れ長の目で群衆に一瞥くれると、形のいい鼻をフッと鳴らし、胸の前で腕組みする。

 身長は私より頭ひとつ分高く、高圧的な態度でもないのに見下されているような気がした。


「ああ、ドレステミルの皆さんにとってバイクは珍しい代物でしたわね。これは町の外に流通している、乗り物の一種ですの」


 バイク。それがこの物体の普通名詞らしい。

 うん、言われてみれば「バイク!」って感じがする。知らんけど。


「馬よりも速く、遠くまで移動出来る優れものなんですのよ」


 ほのかに桃色掛かった丈の短いコルセットワンピースから伸びる、紅いニーハイソックスに包まれた肉感のある足を交差させ、小さく首をもたげる。

 この女性、いかにも王族です、みたいな気品を全身から醸し出しているなぁ。

 表情は自信に満ち溢れていながらもどこか慈愛を讃えていて、人の上に立つべくして生まれたひと握りの存在にしか見受けられない。

 …怖いくらい不自然なまでに。


「このバイク、本来ならドレステミルの規定によって町内に持ち込むことは出来ないのですが…わたくしの足そのものと言っても過言では無い大切な物なので、今回に限り特別に持ち込みを許可して頂いたんですのよ」


 女性は踵が尖った靴をコツコツと鳴らしながら私のすぐそばを通り抜けて、バイクの腹辺りを恭しく撫でた。

 物語の中では、王族は馬車で移動する描写しか無かった気がするけど、外の世界じゃバイクで移動するのが普通なんだなぁ。

 …外の常識を知らないから定かじゃないが、何となく腑に落ちない感じがする。

 私が具体的な違和感に気付けないまま、女性は穏やかかつ強かに話を進めていく。


「皆さん、バイクが実際に動くところ…見てみたいですの?」


 そういえば女性に気をとられて忘れていたが、バイクは最初から沈黙したままだった。

 懐古主義で排他的だったはずの住人たちも、心のどこかでドレステミルでの生活に退屈していたらしい…この物体がどのようにして動くのか、未知の期待に胸を踊らせ、次々と「見たい」という声が上がり始めた。

 すると女性は妖しく口角をつり上げ、バイクにもたれかかる。


「見せて差し上げてもよろしいのですが…ひとつ条件がありますの」


 女はハリのある足を組み、鎧の胸元から一枚の紙切れを取り出し、高々と掲げた。


「コレになんと書かれているのか、理解出来る者を連れてきて頂きたいのですわ」


 ちょうど目の前に居た私には、紙面に綴られた文字のかすれ具合まではっきりと見えた。…見えてしまった。

 群衆は我先にと紙面を覗くも、みな首を傾げて黙ってしまう。

 そんななか、いの一番に口を開いたのは、他でもない私だった。


「これ、大昔にちょっとの間だけ使われてた共用語だ。「不滅は私」…って」


 読み解き方が現存しないであろうドマイナーな文字を読み上げた直後、女性は翡翠色の瞳を煌めかせたかと思うや否や、私の手首をひっ掴んだ。


「ようやく見つけましたわ。あなたが「不滅」のアトラ…ですのね?」


 顔をずいっと寄せられ、つい目線を外してしまう。陰キャは至近距離で見つめられんのキッツ…うわめっちゃいい香りする。

 …ともあれ私の顔と名はドレステミル中の人に知られてるし、女性にも既に隠し立て出来る雰囲気じゃなさそうだった。

 だから早々に観念した。


「えーと、はい、私がアトラです。不滅です…」


 不滅、と聞いて一際強く女性の瞳が輝く。いわゆる目がシイタケ状態。


「ついに…ついに出会えましたわ」


「えっと、一人で盛り上がってるところ悪いんだけど…あなたは?」


 女性はハッと我に返り、私の手首から手を離した。

 そしてスカートの片側をつまんで軽く持ち上げ、深々と会釈して見せた。


「申し遅れましたが、わたくしはクインナート=Tf=ラピスマイン。気軽に「イス」とお呼びくださいませ」


「はあ…わかりました、イスさん」


 …他人の名前を呼ぶのは何年ぶりだろうか。なんだか気恥ずかしい。

 私の心境なんて知る由もない女性、改めイスは再度私の左手を取り、群衆には目もくれず半ば強引にギルドへと連れ込んだ。あまりに早足だったためか、私たちの後を追ってくるような物好きは居なかったらしい。

 イスはその足で受け付けまで直進し、私とは縁の無かった、身請け申請専用カウンター前で立ち止まった。

 流石の私も、お馴染みの受付嬢と一緒に目を丸くしてしまう。


「え、あの、ここは…」


「わたくしがドレステミルくんだりに来たのは、他でもないアトラ。あなたをわたくしのモノにするためですわ」


 イスは私の戸惑いすら無視して、マントの裏側から僅かに発光する手のひら大の薄い板を取り出した。


「受付けさん。アトラの身請け金額は先ほど呈示して頂いた額でよろしいのですわよね?」


 イスは薄い板を指先でなぞり、何やら数字を操っているようだった。

 一方受付嬢は、町外の冒険者たちが現金を持ち歩かないケースが増えたため渋々導入したという、電子ギア…なんちゃら機(よくわからないけどこれでお金のやり取りが出来るらしい)を、おっかなびっくり用意していた。


「は、はい…ですが、本当に支払うおつもりですか?もしパーティを解散しても、返金は致しかねますが…」


「わたくしをナメないでくださいませ。こんな端金を返せだなんて、野暮なこと申したりしませんわ」


 この人はさっきから何を言っているのだろう。

 ものの五分くらいで超展開が連続発生していて、全く理解が追い付かない。

 頭の中を整理する隙も与えられないまま、イスは躊躇無く薄い板を受付の機械に近付けた。


「むしろあなた方こそ「わたくしの」アトラを、返せだなんて言わないでくださいまし?」


 ピーッ。

 受付の機械が甲高い音を発して、薄い板に「送金完了」の文字が浮かび上がった。

 同時に、私の両肩に永らくのし掛かっていた何かが、あっけなく消滅していくのを感じた。湯水に雪を浸けるように、情緒も余韻も残さないままで。


「(こんな感覚は初めて…かも)」


 ちらりと横目にイスを眺めてみる。彼女は薄い板をマントにしまいながら、繋いだままの左手を自分の胸に優しく引き寄せた。


「さあアトラ。心の準備はよろしくて?」


「こ、心の準備って…?」


 イスは無邪気に笑い、私の腰に腕を回すと、軽々と持ち上げて歩きだした。


「決まっているでしょう。約束通り、バイクが動くところを「特等席」で見せて差し上げますわ」


「え、ちょ…」


 自分と比べたら年端もいかない女の子に抱えられて、ギルドの外へ出た。すると当然ながら、群衆の視線が一身に突き刺さる。


「さあ皆さんごろうじろ。不滅のアトラ、町外に向けての凱旋パレードですわよ!」


 イスは私をバイクの後ろに座らせ、わざわざ注目を集めるように群衆を煽り始めた。

 あれ。なんか、これまで受けてきたどの苦行よりも辛いんだが。

 …ってか、目先の羞恥心に惑わされて、危うく重大な情報を聞き流すところだった。


「んっ、町外に向けて?私が?」


「何をすっとぼけていますの。あなたをこの町に縛りつけていた身請け金なら、先ほどわたくしが全額支払ったでしょう?」


「………ん?」


「ですからあなたはもう、自由に町の外へ出られるんですのよ」


 改めてイスの口から説明がなされて、三分後くらいにようやく全容を理解した。

 いつかこんな日が来ることを心底望んでいたはずなのに、ドラマチックさもロマンチックさも画的な派手さも足りないままあっさり終わってしまった事へのショックが大き過ぎて、私は初めてバイクが動くところを記憶出来ないほど酷く落ち込んだ。


 …こんな感じで出だしは最悪だったけど、永らく止まっていた私の人生は、この後も続くイスとの冒険によって、再び彩りを取り戻していくのだった。


続く。

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