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異世界をゴーレムと共に生き抜きます。  作者: 柊悠
異世界と私とゴーレム
3/23

第3話 能力確認、そして自分の凄さを知る

 ポーチに入っていた地図とコンパスみたいな道具を使って一番近い町へと向かって歩いていく。

だけど流石に歩いてでは一日中には着けなくって、日が沈み始めてきていた。

「今日中に町についておきたかったんだけどなぁ。まぁあんまりこういう所は歩き慣れてないからしょうがないなぁ。」

今日中に着くのは無理そうだけどせめて野宿できる場所まではと思い、歩みを進める。

そうして何とか日が沈みきるまでには開けた場所へとたどり着けたので周りから集めた枯れ木を集めて火魔法で火を点けて焚火を作った。そこに時空魔法の【無限収納】に何故か入っていた家とかに置いてある普通に座る四脚椅子を取りだして座った。

「すみません、アヤノ様にやって貰いたい事があるんです。」

夜になった森の中で篝火の前で椅子に座って休んでいるという可笑しな光景の中で休んでいるとポーチの中で休んでいたレコが突然そんな話をしてきた。

「どうしたの?私に出来る事なら何でも言って。」

「なんでもいいのでゴーレムを作ってもらいたいんです。」

疑問に思ったのでどうしてかと聞いたらどうやらゴーレム神級技師という職業しかりゴーレム関連のスキルを人間で持っているのは今のところは私だけ(私の願いを叶える為に新たに創られたらしい。)なのでいろいろと確認しておきたいそうだ。

「別にいいよ。それでどうすればいいの?」

「最初は魔力を線のようにしてゴーレムの素材にしたいものに伸ばし、魔力を流しながら形をしっかりとイメージして【ゴーレム作成】と唱えれば出来るらしいです。」

さすがはファンタジーだな!と思う制作方法を聞いて、試しにそこら辺に生えて入る木の一つに魔力を伸ばして、体の各部の太い私と同じだけの背丈のゴーレムを頭の中でイメージした。

「ゴーレム作成!」

と少し上ずった詠唱を唱えると木の形がどんどんと変形していき段々と私のイメージしていたゴーレムの形へと変化していった。

「おぉぉぉぉぉ!凄い!凄くかっこいいよ!これ!」

目の前で完成した私のイメージ通りのゴーレムに興奮しているとレコに「次にすることがありますので落ち着いてください。」と諫められて我に返った。

「すいません。つい我を忘れてしまいました。」

「大丈夫です。ゴーレム関連の話に関しては印象が変わると伺っていますから。」

恥ずかしいアフィリアにすらそんな風に思われてたんだ。.....いやいやいや大人はこんな事は長くは引きずらない!.....今の私15歳だったよ。

「では次です。全身に流れる魔力をゴーレムの好きな位置に集中させて固定するとそこに魔力コアが生み出されるのでそこに魔力を貯められるようになって自由に動けるようになります。」

試しにやってみると今さっきまでピクリとも動かなかったゴーレムが少しずつ体を動かし始めた。

何だろう初めて歩き始める赤ちゃんを見る時の気分と凄い似ている気がする。やばい…涙が出てきそう。

泣きそうになっている間にゴーレムは体を自由に動かせる様になっていた。

「試しに何か指示を出してみてください。少し難しくても大丈夫ですから。」

レコのこの話を聞いて疑問に思った事があった。

「このゴーレム、もう私が動かせるの?」

「アヤノ様のスキル《完全契約{ゴーレム}》の効果でゴーレムは全てアヤノ様の指示に従います。」

うん。やっぱしアフィリアのくれたスキルの性能はおかしい。

「じゃあ、この剣を使って森の中で魔獣を狩ってきて。」

そういってアフィリアが持たせてくれた大きめの剣(《詳細鑑定》だとバスタードソードと書かれてた。)を渡したら受け取った後に思った以上の速度で森の中に入っていった。

「ゴーレムって聞いていたから遅いかと思ってたけど早いね。」

「アヤノ様のスキルで強化されていますからね。やはりアヤノ様は素晴らしいですね。」

えっ……いつの間にそんなスキルが……とっとにかく聞いてみよう。知らないとそのスキルの使い方や対策を考えることも出来ないからね。

「そんなスキルあったっけ?」

「《創造主の加護》がそれにあたります。特定の種族のステータスやスキルを強化するスキルです。」

「えっ……そんなスキル持たせるってアフィリアは何考えてるの?」

「まっまぁ、ゴーレムが強化されるのでいいじゃないですか。」

「それもそうね!ゴーレムが強くなるならいいか。」

何かレコにうまい具合に話を逸らされた気がしたけどまぁいいか。

そんな話をしながら待っていると後ろの茂みからガサガサ草木が揺れ動く音ととドスンッドスンッと何かがゆっくりと歩いていく音が聞こえた。

咄嗟に腰に刺さっている剣を抜いて物音がした方向に構えた。

その後、数秒とたたずに木のゴーレムが肩に何かを担いで出てきた。

その後、ゴーレムは肩に担いでいた大きい猪を明かりのために用意してた篝火のそばに置いた。

「これが今回の収穫ね。狩るの大変だったでしょう。」

そうゴーレムに話しながら猪を見ていると人でいう首筋の所に剣で刺されたような跡と体の所々に薄くあざみたいなのが見えた。

何か可笑しいと思ってゴーレムに《詳細鑑定》を使ってみると

ーーーーーーーーーーーー

ウッドゴーレム

所有者 アヤノ ノザキ

レベル 2

魔力  368

攻撃力 241

防御力 386

素早さ 196

知力  217

スキル 身体変化

ユニークスキル 樹木の守り

魔法  土魔法、強化魔法

称号  創造主の守人

加護  創造主の加護{ゴーレム}

ーーーーーーーーーーーー

案の定おかしかった。いくらこの世界に関しては無知な私でもこのステータスはレベル2のものじゃないと思うんだけど!!!!.....はぁはぁはぁはぁ.....突っ込みすぎて疲れた。

多分これがアルフィリアクオリティなんだろうなぁ。

そんな感じで心の中で独り疲れているとゴーレムが

『何か問題がありましたでしょうか?』と私に聞いてきた。

すっ凄い…喋った。.....やばい本当に泣きそう。.....いやいやいや、今はそんなことを考えている時ではない。

「ううん、こんなに大きな猪をこんなに早く狩ってきたことに驚いただけだから気にしないでもいいよ!」

「良かったです。」

うんうん頑張った後輩を悲しませたり褒めないのは上司のやることじゃないからね。

「じゃあさっさとこれを捌いちゃおっか。」

『お手伝いいたします。』

「じゃあ、何かまな板になりそうな物持ってきて。」

「焚き火がもうすぐ消えそうですよ」

「追加で焚き木もお願いね。」

『かしこまりました。』

こうして新しくできた仲間と共に夜が過ぎていく。

少し長くなってしまいましたが今回の話はしっかりと書いておきたかったので大目に見てください。

これからも長い話が上がるかもしれませんが気長に読んでいってください。


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