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異世界をゴーレムと共に生き抜きます。  作者: 柊悠
異世界と私とゴーレム
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第21話 オッサン達の再来

最近、小説を書くのが大変になってきましたがなるべく間を開けないようにしたいですね

何でこの手の人間達は学習能力が無いんだろう。こんなことしても意味がないどころが状況が悪化するだけなのにね‥‥‥というか知らなかったとはいえ既に伯爵家の令嬢に手を出した時点でもう引けない所までは来てしまってますね。

「貴方達!今、自分が何をしているのかわかっているんですか。」

アンナさんがオッサンたちを思いとどまらせる為に語り掛けますがまるで聞く耳を持ちません。まぁ、今更思いとどまっても罰が下るのは相手も分かっている上で襲ってきているのだと思うのでそう簡単に心変わりとは行かないよね。

そんな私の考えを肯定するかのようにオッサン達は口々にアンナさんの提案を断っていた。

「女子供が下っ端倒した程度で俺たち『牙獣団』をなめてんじゃねぇぞ!」

頭にバンダナを巻いている頭らしきオッサンが私の方に斧を向けながら大きな声で私たちにそんな事を告げてきた。

元々下っ端のオッサン達がメアリーや私に喧嘩を売って来たのが始まりなのに随分とひどい言い草だと思うのですが彼らがすれば知らない間に警備兵に目を付けられたのだから、訳が分からないといったところでしょうか。まぁ、同情の余地はないですが‥‥‥

いけません!気づいたら考え事をしていました。相手の様子や言動から戦いを回避するのは無理そうなので《無限収納》からアリアスさんから貰った地の杖(地属性の魔法杖を短くして)を取り出して背中に隠しておく。長さが私の伸ばしきった腕と同じ長さだからローブを着ているのもあるけど背中に隠せるのだ。

それから少し睨み合っていると周りが騒がしくなってきた。時々聞こえる会話の内容から警備兵が近づいて来ているみたいで後数分もすると到着するらしい。

あちらにも会話が聞こえてきたらしく悔しがるように歯を噛みしめると「行くぞ!野郎どもぉぉぉぉぉぉぉ!」と大声を上げて私目がけ接近してきた。それに続いて数人のオッサン達が各々の武器を構えて襲ってきた。

それを見て「クラウスさんは安全な所まで下がってください。」とだけ言って隠していた杖を1m程手前へと突き出して予め準備していた魔法を発動した。

大地の城壁(ランド・ウォール)

そう魔法の名前を呟いた途端に目の前に高さと幅が3mはある頑丈そうな岩の壁が地面からせりあがって来て私達とオッサン達を分断した。

「クッソッ。ガキが魔法使ってんじゃねーよ!」

壁の向こうからそんな声と共に壁に何かがぶつかる様な音が聞こえたが壁には、特に変化は見当たらなかった。今は問題は無さそうだけどいつまで持つのか分からないから私は相手が壁を破壊する前に次の手を打つことにした。

壁へと近づき手を触れて一度使った魔法である《大地の剣》を唱える。だけど今回の相手は魔物ではなく人間で一体ではなく複数人居るので前のまま発動すると二人ほどにしか当たらない可能性があるので純粋に攻撃の数を増やすことにした。少しだけ魔法の術式を変えて発動する。

大地の剣卓ランド・ソードラウンド

壁のせいで様子は見えないが肉に何かが刺さるような音と苦痛の声が聞こえる。

私が何をしたのかというと大地の剣の一発を複数に分けて壁全体から細い針のようにして出しただけなのだ。それでも多対一にはこちらの方が効果的でそのお陰か壁の向こうのぶつかる様な音がほとんど聞こえなくなっていた。

その様子を見て案山子みたいに動かなくなっていたアンナさんも我に戻ったのかただ握っていた剣を構え直して壁の前へと走っていきました。危ないと思って私やメアリーも続きます。

ですがその先で見たのは沢山のおじさんが体のいたる所から血を流して倒れていた。まさしく地獄絵図といった様子で危うく人前で吐いてしまいそうになりました。ふと隣を見るとメアリーも両手を口元に持ってきて気分が悪そうにしていた。

ごめんね、メアリー。悪気があったわけじゃないんだよ。

心の中でメアリーに謝っていると頭のオッサンが片手で肩の傷を押さえてもう片方の手で斧を手にして立ち上がって来た。

「小娘がぁぁぁぁぁ!よくも俺をコケにしてくれたなぁぁぁぁぁぁ!」

どうやら子供相手にボロクソにやられているからか相当切れているようです。大人しくお縄についておけばこんな事にはならなかったのに‥‥‥まぁ、殆ど私のせいだから何とも言えないんだけどね。

さてどうしようかなと思ってもう一度オッサンの方を見ると気づかない間に接近していたアンナさんが丁度振り下ろしを外したオッサンの空いていた鳩尾に一撃与えて気をうしなわせたところだった。

「ふぅ、やっと騎士らしいことが出来ました。」

「ご、ごめんね。出番取っちゃって私もテンションが上がっちゃってたみたい。」

「っ、きっ聞いていたんですか。べっ別にそんなつもりで言ったわけではないですから謝らなくても大丈夫ですから。」

そうして私達は警備兵が来るまでお互いに謝りあってそれを見たメアリーに笑われてました。


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