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異世界をゴーレムと共に生き抜きます。  作者: 柊悠
異世界と私とゴーレム
17/23

第16話 今日の予定、そして街でお買い物

遅くなって申し訳ございません。

今回から少しずつ更新していきます。




「にしてもほんとに凄い動きでしたね。騎士に勝てるほどの実力を持っているなんて。」

というゼラスさんの呟きを聞いたけど、どうやら一号の戦い方が衝撃的だったみたいだ。

「そんなに一号の戦い方が珍しいですか?」

疑問に思い皆さんに聞いてみると

「普通のゴーレムはあんな事はできません!」

「前に戦ったウッドゴーレムはあんな動きは出来なかったですよ!」

とメアリーとアンナさんが詰め寄りながらそう言った。

「そっそんなに凄い事なんですか。私はただ戦い方を教えただけなので大したことはしていないのですが…」

「二人とも落ち着きなさい。アヤノが困ってるじゃないですか。」

私が二人の反応に戸惑っているとレフィシアさんが止めに入ってくれた。

「ありがとうございます。レフィシアさん」

「気にしなくてもいいのよ。この子たちはたまにこうなっちゃうから。」

「いえ、私もその気持ち、わかりますから。」

うっ私自身そんな感じだからあまり深く突っ込めないんですよ。

「それよりもこれから街を見て回りたいのですがいいでしょうか。」

歩きながら楽しく話をしていたのですが今日の予定を思い出して。今からでもいいかと聞いてみる事にした。

「私は大丈夫ですよ。早く行ってアヤノにこの街のいい所を教えてあげます。」

「そういえばそうだったな。夜前には帰ってこないといけないからな。早く行ってきなさい。」

メアリーとアリアスさんの話で問題が無さそうみたいなので今から馬車に乗っていってみる事になった。


「申し訳ございません、アヤノ様。私が決闘を申し込まなければ早く行けたはずなのに。」

女性の御者の方が運転する馬車に乗っているとメアリーと一緒の席に座っていたアンナが頭を下げながらそんな事を言ってきた。

「何の問題もないよ。一号がどこまで戦えるかわかったしね。気にしなくてもいいよ。」

「ですが!」

「ですがも何もない!私がいいって言っているんだからもうこの話はおしまい!いいね!」

「わっ分かりました。」

アンナはどうやら私の思っていた騎士像にぴったり合う生真面目な性格みたいで、さっきから昨日からの言動などを何回も謝ってきていた。

「お嬢様そしてアヤノ様、アルサス商会に着きました。」

アンナを説得?していると気づかない間に着いていたらしく御者の方が教えてくれていた。

「もう着いたみたい。行こうアヤノ!アンナ、護衛はお願いね。」

「畏まりました。」

私と同じく着いたことに今気づいたらしいメアリーに連れられ馬車を降りた。

すると目の前にはガルダス邸に引けを取らないほどの大きさの二階建ての建物が建っていた。

「凄く大きい建物だね。ここがアリアスさんが言っていた商会何だね。」

まさかこの世界に来て数日でこんなに大きな建物を見る事が出来るとは思わなかったからつい驚いてしまった。

「凄いでしょ。この商会は色んな物を売ってるから家の物は殆どここで買ってるんだよ。」

そんな話をしながら中に入るとさらに驚かされた。

中には本やら食器やら家具やらと沢山売られていた。

視界を色んな所に向けるけど綺麗に並べられた商品しか見えないと思うぐらい壮観だった。

「それで何を買うの。」

同じく辺りを見回しながらメアリーが聞いてくる。

「そうだなぁ、取り合えず石と鉄、出来れば魔石を買いたいかな。」

私が買いたい物に上げた魔石とは、この世界にいるゴブリンやボブゴブリンなどの特別な力を持った生き物、魔物の心臓のような物でよく魔力を貯めこむので魔道具などにも使われている素材らしい。

「成程、確かに魔道具の研究や製作には必要な素材ですね。」

アンナさんが意見を言って賛同してくれるけど私がやりたいのはちょっと違う。

「ですが魔物を倒して手に入れた方がいいんじゃないんですか?」

「そうだけどこういう所にはいい掘り出し物があるんだよ。それを狙いにいく!」

そう、魔物の魔石はどれが強いのかわかりにくいのだ。特に他のとの違いが薄いと見つけるのが大変なのだ!

例えるなら百円ばっかの貯金箱から五十円を見つけるぐらいに‥…

えっ簡単そう?私はなかなか見つけられなかったな。

そんな事を考えながら素材売り場まで歩いていると

「おいちょっと待てや!そこのガキ!」

声をかけられて後ろを向くとガラの悪そうなおっさんが四人私たちを半円状に囲むように立っていた。

「ちょっと話があるんだがいいかぁ。なぁガキ。」

これってまさしくテンプレじゃないですか!

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