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異世界をゴーレムと共に生き抜きます。  作者: 柊悠
異世界と私とゴーレム
16/23

第15話 戦いの終わり、そして反省会?

私の放った火球は見事ゴーレムに当たって燃え広がっていった。

迫ってくるゴーレムに対して放ったからかいつもよりも大きかった為驚きはしたが今の状況では大歓迎だ。

まだ戦闘中なのに少し考え事をしてしまっていた為、急いでゴーレムの方を向いた。

何にしろダメージは受けているとは思うけど今はまだ煙で何も見えないので気は抜けそうにはない。

段々と煙が晴れてきてどんなことになってるかが見えて来た。

そこには黒く焦げた盾の様な形のものだけが佇んでいた。

表面は焦げていながらも傷や亀裂は見られなかった。

その壁が突然上に上がっていった。

その後ろから無傷のウッドゴーレムが現れた。

そして火球を防いだ壁の様なものは段々と縮んでいって元の左腕の形に戻った。

そんなはずはない…………体が木で出来ているウッドゴーレムが火属性の魔法を受けて倒れないはずがない。だが振り向いた時に見たのは煙の中に佇むあるはずがない黒く焦げた壁のようなものだった。

だが目の前のゴーレムはまだ立っていて壁みたいになっていた左腕以外は焦げたり傷ついておらずまだ戦えそうに見える。

ゴーレムはまるで何もなかったかのように大剣を構え直し、瞬く間に私に接近してきた。

ゴーレムは接近してきた勢いをそのままで手に持っていた剣を振り下ろしてきた。

目の前で起きたことで戸惑っていた私は咄嗟に防ごうとしたが余りにも剣の勢いが早すぎたため防ぎきれずに吹き飛ばされて訓練場の床に叩きつけられた。

予め唱えておいた防御魔法のおかげで重い怪我はしてはいないみたいだ。

だが体中

ふとまだ試合途中だと思い出して何とか起き上がろうとはするが体中が痛くて起き上がれそうにない。

意識が薄れゆく中、審判が出てきたのか試合終了の合図が聞こえて試合は終わった。


―彩乃視点―


私はガルダス家の人たちと屋敷へ向かって歩いていた。

戦いの最中は相手の攻撃で体が壊されたりしないかなってとても心配だったけどちゃんと私の教えておいた事をしっかりと戦えていたので一安心した。

取り合えず《剣聖剣術(剣術極級)》で覚えた剣術をゴーレムに教えたけど一晩しか教えていないので力任せなところがあったけどそこそこ戦えていたのでこれからも訓練していこうかな。

そんな事を考えていると一緒に歩いていたメアリーが声をかけてきた。

「凄かったですよね、あのゴーレムさん。流石はアヤノが契約しているゴーレムですね。見習いとはいえ騎士になっていたアンナと戦って勝つなんて普通はないですよ。」

感動が押さえきれなかったのかさっきの試合の話をしようとしていると

「メアリー様その話は今はしないでください。私負けて凄く落ち込んでいるんですから。」

急に自分が負けた話をされたアンナは慌ててメアリーが話するのを止めさせようとしていた。

「まあ、試合までに教えられることは教えておきましたから。」

「それであの火球を防いだのは何ですか?私が見てきたゴーレムはあんな技を使っているのは見た事何のですが。」

なるほど、普通のウッドゴーレムはしない戦い方だったんだね。

「さっきの盾はウッドゴーレムのスキル《身体変化》を使って左腕を盾のような形にすることによって攻撃を防ぐ防御技です。」

私の発言を聞いたアリアスさんやゼルスさんは驚きつつも少しすると理解したらしく、ゼルスさんが質問してきた。

「ですが木の体ではあの火球は防ぎきれないのではないのでしょうか。」

「確かにそうですが《硬質化》というスキルを盾の表面のみに集中的に発動すればウッドゴーレムでも炎なら防ぐことが出来ます。今回の防御強化は成功したので次は体の各部位の強化を試してみたいですね。」

私が考えていた事を話すとまた皆さんに驚かれてしまいました。

「君が魔道具の研究をしているとは聞いてはいたがまさかそこまで考えているとは思わなかったよ。」

アリアスさんにそんな事を言われつつも屋敷に戻っていった。

アンナは最後らへんではだれにも話し掛けられないようにと黙ってついてきていたのでそっとしておいた。

としておいた。

投稿が一か月も空いてしまい申し訳ありません。

これからも時々このような事になるかもしれませんがなるべく短めでも投稿するようにしますので気長に待っていただければ幸いです。

何かおかしな所があれば感想等で教えてくれれば幸いです。

これからもご愛読の程よろしくお願いします。

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