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プロローグ
プロローグ
その日の夕焼けは、私の涙を光らせた。 一人だけの公園と、切ない君の後ろ姿。
前にもあったこがある。走っていく彼の姿に、手を伸ばせなかったあの日。
私は、あと何回続ければこんな日々が無くなるのだろうか。
こんなことならいっそ……
「……恋なんて…しなければ良かった…」
そんな独り言さえ、誰も応えてこれる人はいない。
涙で滲むその声は、私の心に沁みた。
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