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自意識過剰?ヒロインだから問題無い。

作者: ゆいらしい

 全てヒロインの1人語りです。

 ここは、乙女ゲームの世界。そして、私はこの世界のヒロイン…そう、私こそ誰もが認める学園1の美少女・白鳥麗子よ!


何故私がここが乙女ゲームの世界だと知っているか、それは私が転生者だから。


前世の私は、コミュ障の暗くてデブでブスな女だった。…思い出すのもおぞましい。当時、いじめられていて友達もいなかったから、私はゲームにのめり込んでいた。そこで、今世の世界のゲームをプレイしたのだ。


ゲームの白鳥麗子は、学園1の美少女だが本人はそれを自覚しておらず思春期あるあるの「私なんて…」と自信の無い子。攻略対象キャラと触れ合うことで、自信を取り戻していく……というゲームストーリーだ。



だが、私はちがーーーう!

だって私(白鳥麗子)は美人なのよ!なら、それをいつ活用するの?今、この青春時代ででしょ!?


私は前世の自分を反省して、私は今度こそ青春を謳歌してやるの!







 ……て訳で、ハーレムルート築き上げ終わりました。


フッ。この美少女たる私に不可能なんてないのよ!…そもそも、ヒロインは自信が無かっただけ。その自身の無さがゲームの起承転結の転を生み出していただけなのよ。物語を複雑にしていた。


例えば、ライバルに対しての「私なんかより、(ライバルキャラ)さんの方が(攻略対象キャラ)君にお似合いです…」という発言とか。それ聞いちゃったら、そりゃ怒るわ。「俺のこと、どう思ってんの?」って不安になるわ。


他にも、「俺、麗子のことが好きだ。」「え?ごめん、聞こえなかった。もう一回言って?」……。告白を2度言うとか何の罰ゲームだよ!ぼんやりと自分なんて関係無いなんて思ってるからそんな悲劇が生まれるのよ。



 何で相手を不安にさせてまで自分を貶めるの?こんな美人なのに!人間堂々とすべきなの!前世の私もヒロインも、敗因は自分に自身が無かったこと。





 自意識過剰?私に文句あるならかかって来なさい!正々堂々と相手になってあげるわ!

 ちゃんと、ヒロインも振り向いて貰う努力をしたからこそハーレムを獲得したのです。それに、皆さんだって堂々とした努力家の女の子は好きでしょう?w

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